第一印象で判断しちゃいけないなぁという話(マンガ「ナナとカオル」感想)
こんにちは!!
今回は全話無料だったからうっかり徹夜でイッキ読みしちゃったマンガ、「ナナとカオル」の紹介と感想を綴ろうと思います。
1.「ナナとカオル」の紹介&感想
ぶっちゃけけると、高校生のSMプレイを題材にした漫画です。(ちょっ、、できればまだブラウザバックしないで!!)
実は、僕も最初は俗にいう「エロい」のを期待して読みはじめたんですよ。
そしたらなんと!!その数十分後には僕の頬に涙が…笑笑
どういうことか?
この漫画、読んでみると心理描写がとても秀逸なんです。
やっぱり、インパクトありきな展開はありますが(最初は特に)、ラブコメ、エロコメ系によくある無理矢理な感じがあまりしないんですよね。
読み進めるうちにSMプレイにハマってしまう幼なじみ2人の心情が理解できて、果ては共感してしまう……
要は、アブノーマルな題材を扱いつつも、根本は人間の共通問題を扱っているのではないでしょうか?
少し具体的にいうと、SMの哲学的な面(信条というか矜持というか)が語られている点は、SMプレイにあまり興味が無くても理解し感動できるポイントだったと思います。「SはMよりもSの方が共感能力が高い」なんて研究結果も聞いていたことあったので、「こういうことか!!」と納得できましたね(笑)
詳しいことは、やはり、「読んでみて!!」としか言いたくないのですが、これは「青春フェチ漫画」(意訳:人を愛するということを描いた漫画)に間違いないと思います。
2.第一印象で判断しちゃいけないなぁという話
さて、「ナナとカオル」の紹介&感想は済んだので、今回の題名の話へと広げていきたいと思います。
「第一印象で判断しちゃいけない」よく言われますよね?
しかし、我々人間はほとんどの場合、第一印象で評価のほぼ全てを決定していると言われています。これは心理学を題材にした本の「影響力の武器」や「誰もわかってくれない」等々にも書かれていますし、世間でも「初頭効果」などと言われています。
ただ、「第一印象でほぼ全てを判断する」こと自体は、実は人間として正しいことなのです。第一印象は往々にしてその人(もの)の多くを表していますから、悩むことを減らす上で「第一印象での判断」はとても有意義なのです。(「影響力の武器」に書かれていることの受け売り笑)
しかし、私は、作品を読むとき、見るとき、聴くときはこの姿勢は損だと思います。
なにか作品を楽しむときって、面白い作品に出会えることに期待していますよね?
今のご時世、アニメ、漫画、小説を楽しむことは、様々なサービスを用いてかなりローコストに行えます。
つまり、冷静に考えてみると、多少気分の向かない作品に挑戦してみても、失うものは少ないのではないでしょうか?
結果的に面白くなければ止めればヨシ。面白ければ大発見!!そっちの方が楽しくないですか?少なくとも私はそう思っています。
私がこう考えはじめたきっかけは、「好かれたい一心で異性からのおすすめに乗っかってみた」経験です笑笑
最初は「自分の守備範囲じゃないなぁ」と思うんですが、本当に面白い作品は徐々にジャンルとか関係なくハマっていってしまうんですよね。今じゃ普通に少女漫画とか読みます笑(もちろんその女の子の存在の圧力がなかったとも言えない笑)
こうやって、自分の世界というものは広がっていくんだなぁ、ということを実感しています。
ダラダラと話しといて申し訳ないですが、最後に一例挙げさせてください!!
アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」です。(原作はライトノベル)
ある人にこの作品をオススメされたとき、実のところ「あ〜ラノベ系って薄っぺらいキャッキャウフフな展開が延々と続くから好きじゃないんだよなぁ(それもこの題名かよ)」と思いました。
ただ、後半になるに連れ、登場人物の心情にグッと踏み込むことが増え、この題名だからこそ安易なラブコメ展開をしていないことがわかったんですよね。
「なぜ登場人物達はこのような選択を取ったのか?」そういう心の動きがしっかり感じられる作品が好みなのですが、「俺ガイル」はまさにドンピシャな作品でした。
と、まあ、このように敬遠しがちなジャンルでもあなたの好みな作品が眠っているかもよ?という話でした。
おしまい(適当な終わり笑)
(これから先も先入観に囚われずに様々な作品を試してみたいと思っています。私の好みそうな作品を見つけたらどんなものでも是非ご紹介ください!)
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