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ビデオカメラを手に入れて

ビデオの話は

でも触れたのですが、ビデオ「カメラ」のことも書いておきます。

そもそもビデオは放送を録る目的ではなくて、カメラで撮影したものを撮るものでした。TVチューナはオプションでしたし。この時代のビデオカメラは、今のようなCCDイメージセンサなんていうものはまだ無くて、撮像管という真空管を使って画像を得ていました。テレビはブラウン管ですから、それと似たような仕組みです(逆方向ですけど)。

撮像管

CCDイメージセンサ

この時に使っていたビデオカメラが発掘されました。まだ動作するかはACアダプタを探しているところで、ちょっとわかりません(電池でも動かせそうですが、必要な乾電池の数が足りていなくて後回しです)。

発掘されたビデオカメラ
ゴムの部分の汚れが酷いですね

今のビデオカメラと比べれば大きくて電力を喰う上に、しかも映像が暗いときています。それでも自分で動く画像が撮れるなんて、今までは8ミリで撮影するしかなかったのですから、その場で内容が確認できて、テープも繰り返し使えるわけで、それはもう大変なことでした。まあフィルムカメラがデジカメになった話と同じようなことです。明るさに関してはこれでも8ミリよりも明るく撮れた気がしますけど、解像度という意味では8ミリにも追いついていなかったと思います(アナログテレビの解像度としては320×200がいいところですよね)。

AGCが付いていたので、明るさに関しては自動なのですが、なにせピント合わせが手動です。ズームもあったので、この両方を操作しながら撮影するのはなかなか難しいものがありました。

まあ良かったのは乾電池で動かすことが出来たことで、これで本体であるビデオと合わせて電源のないところでも撮影することができました。もっともカメラだけで単1電池12本が必要で1時間程度しか持たないので、単1のNiCd電池を用意して使っていました(本体は内蔵されている専用NiCd。これも90分とかがいいところ)。

取説
撮影の仕方

せっかく機材が使えるようになったので、さっそくいろいろと遊んでいました。当時、作ったビデオクリップが残っていたので、YouTubeにあげておきました。

はじめてのビデオクリップ

当時は公開することなんて考えたこともなかったので適当に入れたBGMですが、YouTubeが権利処理をしてくれるのは助かります。

ちょうど映像に以下の記事に関連したものも出てくるので、ご参考までに。

使い方も覚えたので、これを担いで学校に持っていって、いろいろと撮影したりもしていたのですが、何せ暗いので照明やレフ板を使って、撮影対象を明るくする必要がありました。かなりの光量なので、今度は顔が光ってしまうんですね。プロの方はそういう理由で化粧をするのですが、男子校の悲しいサガで誰も化粧品を持っていません。それでもビデオで自主制作ができるということで、なにか作った覚えがあるのですが、公開しても構わないところがあるかなぁ。登場する人たちに聞いてみることにしますか。

ヘッダ写真は発掘されたVictor CV-G70。

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