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鉄道模型のハードルは高かった

小学生の頃、鉄道模型に手を出したことがありました。仕舞い込んであった車両とレールが出てきて思い出しました。この週末は鉄道イベントもたくさんあるようですね。

当時はNゲージが出始めた頃で、主流はHOゲージでした。買い揃える値段を考えればNゲージにしておけば良かったのですが、品揃えが充分というところまでいっていないのと、自分で車両を作るにはHOのサイズが無いと難しいと思ったので、HOに手を出してしまいました。

まあ本人にしてみればプラレールの進化系と思っていた程度でしたから、走らせないとつまらないです。カーブの線路は何本で1周するかという分類でセットになっていたのですが、16本だと殆どの車両であるボギー車は脱線します。そこで24本で1周というセットにしたのですが、並べると3畳ほどのスペースになります。当然、ジオラマなどを作ることは考えられず遊ぶたびに並べるのですが、畳の部屋では凸凹していて隙間にボール紙を挟むなど苦労していました。

車両は小遣いの都合で最低限で楽しめるレールバスだけでした。

レールバス

これをコントローラのボリュームで速度を加減して走らせるわけです。

コントローラ

鉄道模型はメルクリンの中央に給電用の線路があるレール以外は、2本のレールにプラスとマイナスを流す仕組みで車両を動かすので、中身はスライダックみたいなものです。向きを指定するスイッチがあるのが目立つくらいですね。

これだけで充分に楽しいのですが、車庫用の分岐をつけるためにポイントレールを次に買いました。

ポイントレール

ポイントレールは給電するレールを切り替えるためのリード線が付いています。説明書見たほうがいいですね。

ポイント部分の説明
レールレイアウトの例

この後は、小遣いをためて車両を増やしていきました。目指すはお気に入りの新幹線です。

先頭車両。本物は光らなくなったのに、これはボンネットの先頭が光ります。
連結側

新幹線は当然ボギー車なので、レールに乗せるのが少し難しいです。1両ならともかく何両も乗せるのですから脱線しないように専用のレールがあります。

車両をレールに乗せるための台

そうそう新幹線は0系しか無かった時代でした。というか他の形式がなかったので0系とも呼んでいなかったです。21形とか何号車で使うヤツという区別だけでした。そろそろ窓が小さい車両が出てきた頃だったかもしれませんが、模型にあるのは大窓だけ。

とにかく1両買うのに何ヶ月も貯金しなければならなかったですし、本物のように12両とか並べるには線路が短すぎます。これ以上、線路を並べるスペースもありません。しばらくは貨物列車とかを自作したりもしてみましたが、機関車を買う前には方向性を見失って、これ以上コレクションが進むことはありませんでした。

今でも基本的な構造は同じようですが、もうHOはいいです。最近は車両にマイコンボードを載せて制御したり、カメラを載せたりして楽しむことが出来るようで興味はあるのですが、やるにしてもNにします。

さてさて、このコレクションを捨ててしまうには忍びないのですが、モータも駄目になっていそうだし、諦めるしか無いのかなぁ。


この前段階のプラレールの話は、いずれ書いてみようかな。本当に良く出来ていて子どもたちもずいぶんとお世話になりました。




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