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レモネード売り - ゲームはシミュレーションだ!

アメリカというのは正真正銘の資本主義な国ですから、子供も夏休みになれば商売を体験することが大切ということで、道端でレモネードを売る光景が見られるようです。もっとも直接、そのような現場を見たことがあるわけではなくて、映画やドラマで知ったのですけどね。

商売で大事なことは仕入れと在庫、そして価格です。これをコンピュータでシミュレーションしようというのは、パソコンが登場する遥か前から取り上げられていて、ビジネスの教育目的で、このレモネード売りというゲームが作られたようです。

Lemonade Stand

これをAPPLE][に移植したカセットテープが、最初にAPPLE][を買った時におまけで付いてきました。APPLE][ですから、さすがにテキスト画面だけということはなく、ローレゾグラフィックのかわいい画面の付いたゲームに仕上がっていました。サウンドも当時のパソコンらしい素朴でポップな音が流れてくるものでした。

Lemonade Stand for the Apple II

このゲーム、画面は地味ですが、天候などの要素もあり、意外と難しかったです。マシン語を使えばAPPLE][はハイレゾを駆使したゲームセンターにあるようなゲームを走らせることも出来たのですが、こういったBASICでも書けるようなゲームが一般的でした。このくらいであれば、自分でも書けそうな気がしてきますし、実際、書いていました。

そういえば、ゲームによってキー入力待ちの時に “PRESS” とでるか “HIT” と出るかなどいろいろな表現があって、”PRESS”と書いてアレばどちらかというと「そぉっと」キーを押し、”HIT”であれば「バチン」と叩いていたような気もします。”STRIKE”というのもあったのですが、そのときは…。なかなか英語で話すような機会がない時代でしたから、こうやって英語を実習していたわけです^^;。

日本ではレモネードを売る習慣も無いですし、子供のうちから商売の基本を叩き込まれるような文化でもないので、あまり注目をあびるようなこともないのですが、アメリカではもしかしたら自分の体験とも相まって、思い入れのある人も多かったようで、いろいろなところで取り上げられているのを見つけました。

Lemonade Stand

Lemonade Stand (1979) (Apple)

Lemonade Stand

今でこそ、ゲームと言えば、派手な画面を駆使する作業ゲーも多いのですが、日常の問題を分析してモデルを作り、シミュレーションをゲーム化するのはゲームとしての基本です。そういう意味で、今でも基本に立ち返るゲームとしての素晴らしさを感じます。

ヘッダ画像は、以下のものを使わせて頂きました。

By Self - Screenshot from AppleWin emulator, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=44482307

#心に残ったゲーム #ゲーム #レモネード売り #APPLE2 #BEEPなサウンド

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