海外ドラマ - 歴史の始まり:スタートレック 宇宙大作戦
数あるスタートレック・シリーズのドラマのうち、一番のお気に入りである「エンタープライズ」については、もうだいぶ前に書いたのですが、やはり元祖について触れないわけにはいきません。
海外ドラマ - エンタープライズ:スタートレックで一番のお気に入り
元祖である「スタートレック 宇宙大作戦」は、アメリカでは1966年、日本では1969年から繰り返しいろいろなチャンネルで放送されています。カーク船長とミスター・スポックを始め、知る人にはお馴染みのメンバーで3シーズン79話が作られました。
宇宙大作戦
Memory Alpha日本語版 / 宇宙大作戦
スタートレックについては、あまりにも多くの解説があるので、もう新しく説明することが見つからないくらいなのですが、私が最初に見たのはおそらくフジテレビ時代だったと思います。その時代のウルトラマンは、もうエースの頃ですから、SF的に格好良いものも少々見慣れていたものの、やはり宇宙にはワープであるとかが無いと成り立たないよなぁ。と、大人びた見方をしていたように思います。ウルトラマンだって小学◯年生には、撮影秘話とか言って特撮の説明がされていましたから、転送を見て「こりゃ便利だけど、ズルいな」と感じた覚えがあります。登場する宇宙人もウルトラマンのほうが、よほどクオリティが高い始末でしたからね。ただ30分番組と比べると、1時間枠のドラマはストーリーに深みがあって、毎回取り上げられるテーマは面白いなぁと思っていました。
【ゆっくり解説】SFドラマの最高傑作「スタートレック」の凄さについてゆっくり解説
当時は録画することも出来ず、時間とともに記憶が薄れてしまいましたが、21世紀に入ってデジタルリマスターも行われ、NHKの再放送でしっかりと見直して素晴らしさを再確認しました。このシリーズはトレッキーの間ではThe Original Series (TOS)と呼ばれ、続くドラマシリーズでも、そのエピソードに触れられることも多く、見ておかないと話が通じないことが良くあります。今の時代に見ると、何かと古臭さを感じてしまう部分があるにはあるのですが、よくもまあ50年以上前に、これだけの映像を作り上げたものだと思います。
最近、見直して面白いと思ったエピソードを取り上げると、第2シーズンの「恐怖のコンピューターM-5」があります(話数は再放送のたびに変わってしまうんですよ)。原題は”The Ultimate Computer”で、M5という言葉は入っていないのですが、登場する人工知能の名前がM5なんです。当時はMarkVなんていう名前がかっこよい響きだったので、何かと使われていたような気もしますが、英語のセリフを確認したら確かに”M5”と言っています。
STAR TREK: "The Ultimate Computer" - War Games Gone Wrong (Remastered to 4K/60fps UHD)
いやいやM5という名前はなかなかいい名前ではないですか。そして、この人工知能が船長の仕事に取って代わり、どうなってしまうのかが、このエピソードです。まさにAIが世の中を席巻している今を予見しているではないですか。結局のところ、オチはこのエピソードのとおりだと思いますよ。気になる方は、是非、何らかの方法で見てください。
STAR TREK The Original Series - 公式
STAR TREK - ファンサイト
ヘッダ画像は、以下のものを使わせていただきました。
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