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”140字では語れない、飽和する解説コンテンツの中で”

 黒川 和嗣(くろかわ かづし)です。今般世界は、通信インフラの安定化とデバイスのコモディティ化によって、幅広い世代がシステムの恩恵を享受することとなりました。その為、学習や情報収集のツールが従来の電子版を含む新聞や書籍から、YouTubeやTikTokのような動画サービスへ移行し、SNSで簡単に手に入るようになりました。情報の価値が下がり、時間の価値が上がっている現代では、アカデミックな学習が必ずしも必要な訳ではなく、要約として、情報キュレーションとしてのサービス発展は当然の帰結だとは思います。特に、学習のきっかけや大きな枠組みを理解する上では最良のコンテンツではないでしょうか。
 しかし、”原液を薄めた情報”は点と点の結び付きという情報本来の価値から切り離され、内容の如何によっては”安価のもの”として副作用も現れます。例えば、CVID-19(新型コロナウィルス)のトイレットペーパー騒動やマスク問題など、必要以上な過剰反応であったり、中田 敦彦さんと飯山 陽さんの問題(オリラジ中田のユーチューブ動画に専門家が「デマです」 視聴者から「またか…」の声も )など、前者のような明らかな誤情報から、後者のようなミスリードなどが発生してしまうケースです。中田さんの件では、コンテンツとして然程問題はないのですが、短時間でマス層に分かりやすく説明しようとすると、専門家にとっては”言葉足らず”になってしまいまう傾向があります(私個人としては、テレビ放送でもないマス向けのコンテンツに専門家が言葉尻で批判することは、些か言葉狩りが過ぎるように思ってしまいますが)。この2点の問題はタブロイド紙やワイドショー時代から存在する問題ですが、現代ではネットの普及によって、大量に素早く拡散されてしまっています。このような状況下で、手軽で分かりやすいコンテンツをより有効活用し尚且つ、誤情報に流されない為にも、専門性のあるコンテンツを併用することが必要だと考えています。

 今回のnoteでは、巷の情報コンテンツや私自身のブログ(勾玉日記)、Twitter(黒川 和嗣)を補完する形で、アカデミック程ではありませんが、少し専門性を高めた内容を取り扱っていきたいと思っています。特にブログでは政治、経済を軸に考察を行っていますが、こちらでは”神道”などCultureや社会問題をテーマに考察を行う予定ですので、”政治・経済”の点と”文化・社会”の点が繋がるのではないでしょうか。

 この情報が溢れる世界で、皆さんと”140字”では触れられない少し深みを覗いて、新たな価値観を共有出来れば幸いだと思っています。

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