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感情の使い方で人間関係が変わる

皆さんこんにちは。理学療法士の竹中かずしです。

先日、中山陽平さんのEQ測定とコーチングセッションを受けたので、その時に感じたことや気付いたことをまとめていきたいと思います。

中山さんは訪問看護ステーションを運営される他、コーチングを通して個人や会社を支援する活動をされている方です。

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EQとは何か?

そもそもEQとは何か知っていますか?
EQとは感情知能と言われています。感情に対しての知能ですね。


IQ(知能指数)については聞いたことがあると思います。
IQが知能に対するもので、EQが感情に対するものです。


ピーター・サロベイ博士とジョン・メイヤー博士は、1997年に感情知能EQを以下のように定義しています。

感情知能とは
 (1) 情動を正確に知覚する能力
 (2) 思考を促進するために情動を利用する能力
 (3) 情動とその意味を理解する能力
 (4) 自己の情動を管理したり他者の情動に対応する能力

つまり、自分の感情を認識すること、感情を使うこと、相手との関係性のなかで活かすことと理解してもらったら良いかと思います。


身近な例をイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。
例えば、

EQの高い人
・他人に怒りを感じていても怒鳴ったりせずに適切に伝える人
・他人の感情に気付いて気配りができる人
・自分のモチベーションが高まることを知っていて、それに対応する目標に自身で進んでいける人

EQの低い人
・相手の依頼に対して、自分は嫌と感じているのに何でも受け入れてしまう人
・感情に任せて怒ったり、物に当たる人
・相手の感情を読み取れず、相手の気分を害する行動を取ってしまう人

という感じです。


つまり、EQが高い人というのは自分や他人の感情を認識したら、それを適切に表現して、相手と上手く関わっていくことができる人です。



では、なぜEQに注目が集まっているのでしょうか。


それは、EQが高い人は、良好な人間関係を築いたり、仕事で成果を出すことと相関が高いと研究報告されているからです。
これも言われてみれば、納得できるかと思います。


自分や他人の感情を理解し適切に行動できれば、相手はポジティブな感情になり、良い関係が作れます。
良い関係が作れることで周囲のサポートも得られやすくなり、自分が成長する。
その結果、社会的にも成功するという感じです。


では、自分は実際にEQを測定してみてどうだったかのでしょうか。




EQ測定の結果と気づいたこと

今回、自分がEQを測定してみるとこんな感じでした。

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データを見ると、感情のナビゲートが極端に低いですね。
ここまで顕著に一つだけ凹んでいると良く分かりますね。(笑)


感情のナビゲートとは、適切に自分の感情を選択し、表現することです。

自分たちは、悲しい時には泣いたり、嬉しい時には笑ったり、怒りを感じた時には怒るなどの表現をします。
これが適切に表現できているかどうかということです。


つまり、感情のナビゲートの能力が高い人は、感情が生まれた時に、それを衝動的に表現するのではなく、自分で選んで表情や態度、言葉、振る舞いなどで適切に表現できる人です。

対して、感情のナビゲートが低い人は、感情を過度に抑制して、表情や態度に全く表れなかったりとか、または、感情の表現が暴走して咄嗟に相手を非難する言葉、暴力が出てきて、後で後悔したりします。



自分はこのグラフの結果を見つつ、中山さんのセッションを受けました。
(他にもいくつかデータがあります。今回はその中の一つを載せています。)
すると、具体的に日常の中で感情のナビゲートが上手くできていない状況が結構あるなと思いました。

・苦しいと感じていても言葉にすることができず、自分で抱え込んでしまう。

・嫌なことがあっても表出しないため、周囲から本心が見えないと思われる。

・これをやりたいというプラスの感情が認識しても、相手はどう思うだろうと思って提案するのをやめてしまう。


自分の場合は、感情任せに怒ったり、勝手に突っ走ってしまったりという感情を表現しすぎてしまうことは少ないと思います。

ただし、感情を抑制してしまって周囲に伝わらなかったり、抱え込んでしまったりする傾向があります。


そのため、周囲の人と深い心の繋がりを感じることができず、孤独感を感じやすかったり、ネガティブ感情を発散できずに一人で消耗してしまったりすることがあるのだと気づきました。


これは大きな発見でしたね。
自分だけでは気づかない一面であったし、それが言語化されたことで自己理解が深まりました。



じゃあ、自分のEQを高めるためには感情のナビゲートを磨けば良いんだなと思いますが、すぐに変化することは容易ではないです。

なぜなら、今まで自分は感情を過度に抑制してきたので、急に感情を表現しようと思っても難しいのです。

今まで包丁は持っていたけど、あんまり料理してなかったから上手に扱えないのと同じですね。


ただEQというのは後天的に伸ばすことができるものをされています。
だから自分の感情をもう少し表現することにトライしてみようかなと思います。



感情を上手く使えば人間関係は変わる

感情をどう使うかなんて今まで意識したことは無かったです。
ただ、今回のEQ測定とコーチングセッションを受けてみて感じたことは

「感情の使い方によって人間関係は良くも悪くもなる」

ということです。


ポジティブな感情が表現できれば、もっと周囲の人もポジティブにすることができます。

ネガティブな感情も適切に表現できれば、周囲の人に理解され、助けてくれます。

そして相手の感情に共感することができれば、そこには信頼関係が生まれます。


このように自分や相手の感情を認識する。
そして適切に選んで表現する。
これができれば普段関わっている職場の人、学校の友人、家族、恋人との関係性は良いものにできるはずです。


そして、最初の一歩は自分の感情を認識することが必要です。
自分の感情を知らないと選ぶこと、表現することなんてできないですから。

皆さんもまずは、自分はどういった場面でどんな感情が生まれるのかということを気にしてみることから始めてはどうでしょうか。

今回の記事を読んで少しでも感情の大事さに気づいてもらえたら嬉しいです。


今回も読んでいただきありがとうございました。
少しでも皆さんの日常生活や仕事に参考になれば幸いです。

ではまた!


#竹中かずし #学んだことシリーズ #日記 #理学療法士 #コーチング #EQ

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