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小さな私
2022年8月16日 17:46
青龍は言った 「私が恐いか?」 と。少し考え、 「恐い。だが、あなたに触りたい。」 私は言った。続けて、 「共に生きたい。」 と。 神鳴が唸った。 「何故?」 と。 耳を塞ぎ、目を瞑り、私は叫んだ。 「あなた無しでは生きられないから。あなたが豊かでないと困る。」 強い風が吹いていた。 「お前は私に与える物はあるか?」鈍く光る眼でこちらを睨む。 真っ向から風を受けよ