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熊野古道伊勢路を歩くday4#3

2時間弱の峠越えでやり切った感が出てきてしまったが、今日のゴールはまだまだ先だ。
国道42号線から少し脇にそれ、細い道に沿った熊野古道を歩き進める。

峠道に比べると歩きやすい


少し行くと滝原宮がある。
今回、伊勢神宮を出発して寄りたい神社の一つだった。
三瀬坂峠出口から滝原宮までは徒歩で15分ほどで着く。途中、足神さんと呼ばれる道祖神がある。
ドクロの形をした物騒な岩が御神体で、御神体を撫でて自分の足や腰を撫でるとご利益があるそうだ。

ドクロの形に戸惑ってしまうが


同然のように僕も、腰から下を撫で繰り返した。

道祖神とは、道の脇に石像などで祀られ外からくる魔や災いから守ってくれる神様らしい。今で言うバリアや結界のようなものだろうか?

足神さんは滝原宮の一画にあるようで、その先は木々に囲まれた道が続き気持ちよく歩けた。

木々に囲まれた道

滝原宮こ大鳥居は、どことなく伊勢神宮のそれに似ている。
それもそのはず。ここ滝原宮は、伊勢神宮の別宮であり、天照大神が伊勢神宮に落ち着く前に祀られた場所だそうだ。元伊勢とも呼ばれ神秘的な雰囲気がたまらなく良い。

滝原宮


滝原宮の奥まで進み参拝を済ませ、御朱印もいただいた。

御朱印を持ってこればよかった

滝原宮のすぐ横には、道の駅、木つつ木館がある。
紀勢自動車道ができる前、尾鷲方面に行く時にはこの道の駅か、次のまんぼうの道の駅によく立ち寄ったのだが、高速を使うようになってからは久しぶりに立ち寄った。しかも、まさか歩いて立ち寄るとは思いもしなかった。

道の駅木つつ木館


ここでトイレを借り、大内山のソフトクリームを今日のご褒美としていただいた。晴れ渡る空の下。甘く冷たいソフトクリームが全身に沁み渡る美味しさだった。

大内山ソフト

ちょっとした休憩を終えたが、実のところまだ1/3程度の距離しか歩いてなかった。
今日のゴール目指して少しペースを上げることにした。
滝原宮から少し行った街道沿いには、こんぺいとうと言う古民家カフェがある。なかなかおしゃれで立ち寄りたかったが今度、奥さんを連れて車で来ようと思った。

今度寄ってみよう

古民家カフェこんぺいとうを過ぎ、サイクリングロードを越えると祝詞川がある。神様に祈る言葉の川とは何か特別に感じる。

祝詞川の上に掛かる橋を越え、大紀町役場方向へ向かい歩く。
大紀町役場を越えると歩道橋を渡り42号線を跨いだ。
この旅初めての歩道橋かもしれない。


なだからな歩道橋の階段を登り少しだけ眺めがいい橋の上から行き先を眺めて、そんな事を考えていた。

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