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メンタルクリニックで適応障害・うつ病で診断書を書いてもらえない理由

メンタルクリニックや精神科を受診して適応障害やうつ病で診断書を書いてもらえないことがあるのでしょうか?

結論から言うと
「あります。」

では詳しくみていきましょう。

うつ病や適応障害は立派な疾患です。ちゃんとした診断基準がありそれを満たしていないと通常は診断できません。(適当な診断をしてるクリニックはもちろんあります。)うつ病に関しては、うつ病に該当する症状がありかつ2週間以上継続していないとうつ病とは診断することができません。なのでうつ病と診断書を書いてもらえない理由としては、受診時において「症状が2週間継続していない」、「うつ病の診断基準の症状を満たしてない」ことが考えられます。うつ病の症状は下記に記載します。
「抑うつ気分」「興味または喜びの減退」「有意の体重減少あるいは体重増加」「不眠または過眠」「精神運動焦燥または制止」などからなる9つのうちの5つを満たす必要があるとされています。主治医の先生が診察をしてこの症状があるかお話から判断します。
主治医の先生がもしかするとお話からうつ病はまだ満たしていないか別の疾患であると考えている可能性があります。
適応障害の場合も明らかな原因がはっきりとしていてそれが適応できずに生じる障害となります。つまり症状の原因となる「明らかな原因」が必要となります。
もしかすると主治医の先生はお話の中で「明らかな原因」を見つけることができていないのかもしれません。また適応障害は臨床の中で除外疾患と言って色々な精神疾患を除外して診断することが多いです。まだ主治医の先生は他の疾患の可能性を疑っている可能性も考えられます。
気になる場合は自分の病名を聞いてみるといいかもしれません。
精神科は他の科と違って1度で診断することは極めて難しい科です。
最初のうちは診断が確定していない場合がありますのでもしかするとまだ診断はついてないかもしれませんので一度聞いてみるといいかもしれません。

では診断書は書いてもらえないのでしょうか?

安心してください!「書いてもらえます。」

多くのメンタルクリニックは診断書が必要なことを伝えると現時点での状態像で診断書を発行してくれると思います。
例えば「抑うつ状態」、「不安状態」など現在の状態像で書いてもらえると思います。
その診断書でももちろん休職といったことはできます。
なのでうつ病や適応障害の診断にあまりこだわりすぎる必要はありません。
必要ならば確定的な診断がつく前に書いてもらってください。
もし確定診断の診断書が追加で必要であれば追加で出せば大丈夫です。

診断書自体が断られることは基本的にないと思って受診してもらえれば大丈夫です。

今回は以上となります。
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