【詩のようなもの】アイツ

何気なく肩を組んでくるアイツ
『好きな子とかできたかよ?』
『うるせーなぁ』
悪友 親友 それ以上……
勉強は俺の方が上
運動はアイツの方が上
アイツは人気者
俺は三軍程度
それでも何かと構ってくる
馬が合う 気が合う それ以上……
この関係 壊しそうで 
この関係 守りたくて
この関係 崩したくて
自分が変な生き物だと思っていた
アイツも変な生き物ならと願ってた
そんな願いが 想いが
アイツの言葉から出た
『どう思われても良いよ お前が好きなんだよ
俺 自分に素直に生きたいから』
やっぱり俺が好きになったアイツだ
気付いたら泣いてた
アイツの胸にそっと顔を埋めて
まわされた腕の強さに 幸せだと感じてる

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