喜太郎(ヨロコビタロウ)

はじめまして。 双極性障害2型 HSP 詩を書くのが好きで投稿させて頂いてます。 よろ…

喜太郎(ヨロコビタロウ)

はじめまして。 双極性障害2型 HSP 詩を書くのが好きで投稿させて頂いてます。 よろしくお願い致します。 YouTube ヨロコビタロウチャンネル #詩のようなもの #自由詩 #躁鬱 #双極性障害者 #HSP

最近の記事

恋文(中原中也に憧れて)

休み時間になると 君は日の当たる窓辺の席で 一冊の本を取り出し読んでいる 明るすぎる髪色 少し濃いめのお化粧 ピアスにドキドキするほど短いスカート 前の席の友達に話しかけられれば 静かに本を閉じて会話で大声で笑う やがて友達と同じように 取り出した携帯の画面をテキパキと操作する あの文字を追う物静かなギャップの中の目線の君を ずっと見ていたいのに邪魔されたようでため息が出た 次の休み時間 君の机の上に置かれた本 好奇心が足早に机の横を通り目をやる 『詩集』?………『中原中也』

    • 【詩のようなもの】新世界

      あなたの生きる世界線に 迷い込んだ私 その世界で知ったのは どうにもならない感情 恋を知ったの あなたの生きる世界は 色鮮やかで 心揺れる音楽が流れ 青い空と緑の芝の上 私は素足で踊り出すの 微笑みながら見つめるあなたの前で ありのままの私が踊るの このままこの世界で生きられたなら あなたと二人なら何も怖くはない 真剣に感じていたの それなのに私の中の感情が あなたを知ろうと本能のままに 素足のステップを止めてしまったの 立ち止まった時から 大地は砂になり 青空は雨が降り 雨

      • 【詩のようなもの】SNS

        あなたの持つスマートフォンは 血で染まってませんか? タブレットもパソコンもキーボードも赤い血で 染まっていませんか? 軽い気持ちで送られた言葉 軽い気持ちで送られた写真 そんな気は無かったと逃げますか? 悪気は無かったと言い切れますか? SNSは車みたいなもの 車を運転する事は 刃物を持って走り回っているようなもの SNSも送る言葉や写真に刃物が隠れているもの 受け取る側が言葉では無く刃物と感じたら それは刃物でしかないのです enter key を押す前に 送信をする前に

        • 【詩のようなもの】奇跡

          あなたは奇跡を信じますか? 信じようと信じまいと これを読んでいるあなたの存在が奇跡なのです 命とは儚く  無限の偶然の中で あなたは今ここに居て あなたは今これを読んでいる だから奇跡は日常の中に 溢れているのです 何気ない時間も 好きな人を想う時も 悩んだり苦しむ事も 奇跡の上に成り立っているのです 明日が生きて迎えられるかもわからない 朝起きて何事もなければ それはそれで奇跡なんですね 日曜日の夕方  少しだけ気持ちが沈みがち そんな気持ちになれる事も 奇跡だったりしま

        恋文(中原中也に憧れて)

          【詩のようなもの】悪魔の囁き

          おい  何を頑張ってる? お前だけに  とても心が楽になる 魔法の言葉を教えてやる その言葉を心の中で唱えるだけで とても楽になれるし 頑張らなくて済むんだ 自由気ままが待ってる 素晴らしい言葉なんだよ 良いかい? 何度も何度も心の中で唱えるんだ どんな問題や壁や障害が訪れても その言葉さえあれば 問題も壁も障害も 目の前から消え去ってゆくんだ 楽チンだろ? その言葉はな……… 『どうせ無理だよ』だよ 忘れるなよ 頑張る必要なんて この先  必要ないんだよ

          【詩のようなもの】悪魔の囁き

          【詩のようなもの】私

          私の中にある 無数の私たち 不貞を楽しむ私 処女のままの私 幼女のままの私 年老いて死を待つ私 社交的な私 自堕落な私 無数の私たちが心に入り込む 『あなたは誰? どんな私なの?』 心が徐々に染まり始め 数多くの言葉が溢れ出て それを紡いでゆく そして1人の私の詩が生まれる もう数え切れないほど繰り返し もうありのままの私は消え去り 経験の無い人生を経験した私が 心に入り込む ありのままと思う私がここに居る

          【詩のようなもの】私

          【詩のようなもの】無限心中

          絡み合う腕と腕 暖かな朱色が 天にかざす二人の手首から 見つめ合う二人の裸体を染めてゆく もうどうにもならないから 何もかもが許される事はないから 二人は地獄巡りを選んだの 黄泉の地で離れ離れになろうとも そして無限に続く苦痛の世界に落ちても 二人で選んだ答えを胸に抱ければ あなたのこの流れるぬくもりが私のと混ざり合う 同じ色 同じ味 同じ命 きっと きっと幸せだと思う きっと きっと 何もいらない 二人の命 かけがえのない二つの命 お互いに与え合える喜びは どんな世界が待と

          【詩のようなもの】無限心中

          【詩のようなもの】幸せの青い鳥

          幸せって なに?…… 満足感? 充実感? 満たされた想い? だけど 青い鳥を捕まえたら 手の中で消えてしまったよ 幸せって いつまでも続かないモノなの? あの人は答えてくれた 続かせる秘密の言葉を 『ありがとう』 この言葉を忘れなければ 青い鳥は消えたりしないよ 幸せって 儚い一面があるからこそ 大切に 大事に 『ありがとう』と想う事だよ

          【詩のようなもの】幸せの青い鳥

          【詩のようなもの】故郷

          あなたの暮らす町は もう白一色ですね わたしの暮らす街は 夜も無く輝いてて わたしを変えてゆく あなたは変わらない あの頃のままで いてくれてるのですね 連れ戻して欲しい あの頃へ かまくらの中で頬を染めて 笑い合ってた この街にも雪は降るけれど 白いのは僅かな時 灰色に変わり黒く汚れてゆく 隠すようにネオンの光が 濡れた路面を照らしてる あの頃の真っ白な世界 あの頃の真っ白な二人 まだ戻れるかな? 故郷に……

          【詩のようなもの】故郷

          【詩のようなもの】行き止まりの袋小路

          また行き止まり また袋小路 腐るよ 頑張ったんだよ 考えたんだよ 悩んで苦しんで 切なくて泣いて それでも信じて 前を向いて歩こうと 頑張ったんだよ それなのに道が無いんだよ もうダメなのかな…… 一つ一つが消去法なら 正解に近づいてるの? それとも正解なんて無いの? 疲れた……だけど…… 諦めきれない 何度繰り返そうとも それがありのままの自分なら いつかきっと見つかるよ 出口という名の キミに

          【詩のようなもの】行き止まりの袋小路

          【詩のようなもの】キミのため

          悲しみを隠し 辛さを見せずに ただ笑える幸せよ これが愛だと これが愛なんだと 包まれる暖かな想い キミのために キミだけのために ボクは生きている 生まれたことも 育った道のりも 出会えた奇跡も きっと筋書きのあるドラマなんだと 必然だと信じれるほど ボクはキミに依存してる 弱さなんて見せやしない 涙なんて拭わせはしない キミのため 悲しみも笑顔になれる

          【詩のようなもの】キミのため

          【詩のようなもの】不倫

          バックミラーに映る 君の後ろ姿 遠ざかる もう二度と会えないと 死ぬまで 死んでも 会う事はないと 気づいた時 ハンドルを叩き泣いた カチカチと鳴るファザード音 帰る場所があるのに 帰りたくないこの気持ち 待つ人がいるのに 俺の罪は どう償えば良い? 純粋な心をふたつも傷つけて 自分の心の痛みを 悲劇のヒロインの様にしてる 汚い男…… きっと帰れば良い夫を演じて きっと明日になれば 良い上司を演じるのだろう 神様がいるのなら 償いを 罰を与えて欲しい 別れの悲しみは 俺には甘

          【詩のようなもの】不倫

          【詩のようなもの】ピアノ

          ピアノを弾く時 私は楽譜を見つめ 鍵盤を指先が踊る そこには奏でる音があり そこには奏でる音しか無い 誰が立ち止まり 誰が聴いているのか 私は分からない それでも いつも心の中には あなたがいてくれて 私のすぐ後ろで 静かに聴いてくれている 私がピアノに向かう時 あなたは空から舞い降りて来て スッと後ろに降り立ち 心を落ち着かせてくれる 弾き終わると大きな歓声と拍手 そして  あなたはまた笑顔で 空に帰って行く 『ありがとう  またね』

          【詩のようなもの】ピアノ

          【詩のようなもの】空席

          一列先の斜め前の席 空席のまま授業が始まる いつも見ていた後ろ姿 時折振り向いてプリント渡して 休み時間は笑いながら 後ろの席の友達と話してて 『転校』の二文字で終わった片想い 『転校』のに文字で終われない片想い 君に送る寄せ書きに 精一杯の『元気でね』 諦めようとしても諦められなくて 諦めるのを諦めた夜 君からのLINE 『友達から聞いたんだ  LINE 諦められなくてLINEしちゃった』 『ありがとう  僕も諦められなかった 好きです  今も』 『好きです  私も』

          【詩のようなもの】空席

          【詩のようなもの】メガネくん

          あなたは眼鏡がないと 世界がぼやけて見えてしまうと言う 光は滲み 物の輪郭はあやふやで 心が疲れた時は わざと眼鏡を外して 世間を眺めると言う 何もかも型にはめて 白黒はっきりするより とても美しく目に映り 心を和ごましてくれると言う 私を見る時 あなたは眼鏡をしている 眼鏡を外して 私の存在をあやふやにしないでくれる はっきりとくっきりと あなたの目は眼鏡を通して 私を見つめてくれる これからも外さないで見つめてほしい ずっと………

          【詩のようなもの】メガネくん

          【詩のようなもの】無限心中

          絡み合う腕と腕 暖かな朱色が 天にかざす二人の手首から 見つめ合う二人の裸体を染めてゆく もうどうにもならないから 何もかもが許される事はないから 二人は地獄巡りを選んだの 黄泉の地で離れ離れになろうとも そして無限に続く苦痛の世界に落ちても 二人で選んだ答えを胸に抱ければ あなたのこの流れるぬくもりが私のと混ざり合う 同じ色 同じ味 同じ命 きっと きっと幸せだと思う きっと きっと 何もいらない 二人の命 かけがえのない二つの命 お互いに与え合える喜びは どんな世界が待と

          【詩のようなもの】無限心中