【詩のようなもの】メガネくん

あなたは眼鏡がないと
世界がぼやけて見えてしまうと言う
光は滲み
物の輪郭はあやふやで
心が疲れた時は
わざと眼鏡を外して
世間を眺めると言う
何もかも型にはめて
白黒はっきりするより
とても美しく目に映り
心を和ごましてくれると言う
私を見る時
あなたは眼鏡をしている
眼鏡を外して
私の存在をあやふやにしないでくれる
はっきりとくっきりと
あなたの目は眼鏡を通して
私を見つめてくれる
これからも外さないで見つめてほしい
ずっと………

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