【詩のようなもの】10年記念

10回目の春が過ぎて
10回目の夏も過ぎて
10回目の秋が過ぎた
そして
10回目の冬を迎える
君と出逢えたこの季節
君と迎える10回目の冬
もう好きだけじゃ足りなくて
愛しさが今朝の雪のように降り積もる
お互いに この雪のように真っ白で
何色にも染まっていなかったけど
お互いがお互いを想い合う中で
少しずつ色付けあって来た
時にはくすんだり曇ったり汚れたりしたけれど
降り積もる雪がまた白く染めてきた
また何度でも染め直せば良いよって
神様が言ってるようで
だから冬が好きになった
かじかんだ手より 心を温め合えたら
そんな二人になれたならと愛しさを育んだね
10回目の冬が来たよ
『今年も寒くなりそうだね』
そう伝えてくれる言葉が暖かいと君が言う

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