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「行動が大事」は、嘘 その2

続きです。

答えに窮した私は、
逆に質問をしてみたんです。

「それでは、どうすれば良いのですか?」

と。

すると、
その方はこう言いました。

「適切な行動が大事なんだ」

と。

適切な、という言葉がついただけです。

でも、
これは、本当に大きな違いだったのです。

例えばの話しです。

白熱電球を改良したエジソンは、
(彼は電球の発明者じゃなくて、改良者です)

最終的に、

直ぐに燃え尽きずに、発光する素材

「フィラメント」を見つけ出すまでに、
1000種もの違った材料を試した。

と言われています。

もし、

電球が発明された時に使われていた材料に
こだわって、

その材料を改良することに
努力をしていたら、

おそらく、実用に耐えられる電球は
完成しなかっただろうと言われています。

電球として機能する材料にこだわらずに、

もっと、安価に長持ちする電球を作るために、
今、うまくいっている材料を
改良するのではなく、

他の材料で、もっとうまくいくモノを探した。

その結果、
「フィラメント」を見つけ、

実用に耐えられるだけ長持ちする電球を
安価に提供することが出来たのですね。

すでにうまくいったモノがあると、
それからなかなか離れることが出来ません。

たいていの場合、
それを改良することに力を注ぎがちです。

でも、

それでは、実用に耐えられるモノは
出来なかったわけです。

同じ行動でも、

この場合は、

「すでにうまくいっているモノを改良する。」

という行動と、

「他にうまくいくモノを探す。」

という行動があって、

どちらが、
結果を出すのに適切だったのか?

ということが
言えるわけですね。

闇雲に行動すれば良い訳じゃありません。

結果を出すために、
適切な行動をすることがもっとも重要なのです。

行動が大事」という言葉には、

肝心な、

適切な

という言葉が抜けています。

これは、

成功した人にとっての行動は、

「適切な行動」だった訳なので、
適切というのは自明ですが、

成功する前の人には、

ちゃんと伝えてもらえないと、
抜けてしまうことでしょう。

本当に大事な事は、

適切な行動をすること」です。


とても、とても重要なので、
続きます..

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