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外資系コンサルはなぜ、あえて「手書きノート」を使うのか?

いきなりパワーポイントを開いいけないよ。
最近では、コンサルだけではなく、プレゼン資料、企画資料又は何かのまとめであっても、作成する際、仕事の進め方としてより一般的に言われることかと思う。

この本は、実際のコンサルタントがどのような考え方、マインドセットで仕事をしているのかというソフト面だけではなく、実際のノートの取り方について写真で紹介もされており、ハード面でも地に足の着いたものとなっている。
結果、今日から活用できる実用性とその根底にある仕事へのアプローチがわかる本となっている。

1.「考える時間」と「作る時間」を分ける

資料作りは、「考える時間」と「作る時間」を明確に分けることが大切。例えば、まずは紙の上で、目的、ターゲット、メッセージ、構成までを「手書き」で考えること。そして、スライドの内容は、A4サイズの紙を4等分し、その一つをスライド1枚と見立て、文字やグラフ、資料などを書き込んでいくと人がみてちょうど良い情報量になる。

2. 常に危機感を持っていないと、どの業界においても成功し続けることはできない

「キャリアを積んでくると、これまでの経験値で十分にやっていけるようになります。でもそこで満足をすると成長は止まる・・・というか、下降線を描くようになると思うんです。“俺、遅れているかも“と思った時には手遅れなんです」

3.「会得」のためのノート術

1.テーマを決めて、情報収集する
2.「自由帳」に情報を書き留めていく
3.  「自由帳」で手を動かし、自分なりの結論を見出す
4.「ネタ帳」に自分なりの結論を清書する

4. 準備の必要性

「 チャンスの女神は、ちゃんと準備をしている人にだけ偶然のチャンスを用意してくれるんです。創造力という成り行きに任せるのではなく、普段からノートを書き、分別力を鍛えておくことが大切です。」 ノーベル物理学賞受賞 江崎玲於奈

まとめ

コンサルタントだけではなく、仕事のアプローチ、実際のノート術に触れたい方には一読の価値ありと思います。

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