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現在完了形はキャリアに自信をもたらしてくれる文法だった

みなさんは英語、得意ですか。

ここでいう「得意ですか」は「普段生活の中で英語を使う上で差し支えございませんか」の意ですがちなみに私はめっちゃ差し支え感じてます。
今回のnoteは英語レッスンを通じて、なぜか現在完了形の感動を伝えてみたくなったので綴る、感動ストーリーです(知らんけど)

英語レッスン受けたきっかけ

今回私が学ぶか!となったきっかけとして、急務な理由が二つ出てきました。それは
・キャリアが多様化した
・自己紹介するシーン増えた

です。

コロナ明けてリモートワーク、副業など自由な働き方が進んでいると世間では言われていますが私の場合またとんでもなく自由でして、
・個人事業…(フォトグラファー/ライフコーチ)
・会社共同経営…(
旅好きフリーランスのためのコミュニティ@world)
・会社員…(滋賀の会社で週3ディレクター)

という日本語でも説明に悩む働き方になりました。

そして働き方が変化すると仕事柄ワーケーションやイベントに出向く機会も増え、海外の方と接する機会も増えつつありました。そんな中、社交の場で絶対聞かれるのは「What do you do?」(あんた普段何してんの?)
旅に困らない程度は話せますが、セブ島に留学していた時に学んだ英語はフォトグラファーオンリー時代。英語の筋肉が完全に錆びてます。

当時は留学先にて全英語で写真を教える企画をしてみたり。
今できる自信ない

そんな私が複雑化したキャリアを(しかも公の場で)いざ話す、となると「あれ…?このニュアンスこれでいいんだっけ…?」「ディレクターって英語と日本語じゃ受け取る意味変わってくるよな…?」と悩んでしまい上手く伝えることができませんでした。ついに私は

またアップデートの時が来たか…

と腹を括り、知り合いに英語の先生をされてる方がいたので、その方の体験レッスンを受けてみることにしたのです。

現在完了形で自分を語る、と言う提案

いよいよレッスン開始!


オンラインレッスンってやっぱり緊張する〜!
素材元:Blush

先生は私からみると母親世代の方で、どんなレッスンになるかドキドキしていたのですが挨拶の後、開口一番「で、英語でどうなりたいんですか?」
とスパーン!と切り出され、前談とかもなくテキパキとレッスンへ。
内心「え〜!アイスブレイクとかないの〜!」と思いましたが時は金なり。
理にはかなってる。

気持ちを切り替え、「まず自分のキャリアについて話したいんです、少々複雑なんですけど…」と自己紹介をすると先生は「じゃあfacilitate、いや、supervisorかしらね、a project leader of ~も言えるし…」とどんどん訳し、その全てをチャット欄にリアルタイムでタイピングしていきます。

頭の回転力がすごい!ついていくのに必死です。その中で、「旅好きフリーランスコミュニティ@world」を作ったんだと言う話になった時、最初先生は「I set up~やcreate」など提案してくださったのですが、その後色々あって法人化もしたんです、と伝えたところ

「あら、じゃあ I have established の方がいいじゃない!現在完了形よそこは!」

と急に目をキラキラさせながらまた長文を作ってくれる先生。
その様子を見ながら私は「え?現在完了形…?過去形じゃダメなの?なんか表現長くなるしややこしいやん…establishedとか使ったことないわ…」と納得度低めでした。あとそもそも文法の話が嫌いなので〜形とか言われるとちょっとウエッてなる。

過去形じゃ、ダメ?

思わず「そこは過去形じゃないんですか?」と恐る恐る聞いたところ

「目的地に到着しましたって I have arrived at my destination.じゃない?日本語で訳すと過去1点の表現に見えるけど、いきなり目的地に自分が現れたわけじゃなくて、到着するに至るまでチケット買ったりいろいろあったわけでしょ。そこを現在完了形は表現しているの。
日本語と英語では時間をみる目が違うのよ、経験とか完了に使うとか習ったでしょ。」

あ〜うん〜確かになんか昔々にそんなことを習ったなぁ〜無意識に使ってたけど…
素材元:Blush

「あなたもコミュニティが会社になるまでに、きっと色々あったわけでしょ、今もやってるし。過去形だと作ったってだけでもう過去のものだけど、現在完了形で伝えればそれだけで向こうには、あ、この人色々あって会社設立した経験があるんだなってニュアンスが伝わる。」

その瞬間、私は感動してそのまま思考が口から出てしまいました。

「うわ、先生…何か今…すごい…報われた感じというか…誇りというか…そんな感情が…湧いてきました…」
変なこと言っちゃたと思ったけれど、うんうんと力強く頷いてくれる先生。

「だから過去形なんてあなたそんな、勿体無いわよ。しかも創業にあたるわけだしestablishで、絶対ここは現在完了形の方がいいわよ!」

先生はそうピシッと言うと、感動の余韻に浸る私を置き去りにすぐ次の文法説明に入り、私は慌てて目の前の説明に集中し直したのでした。

レッスン終了後の考察

ひゃ〜頭フル回転だった〜!とレッスンを終えパソコンを閉じながら、私はレッスン中に沸いてきた感情をもう一度引っ張り出してみた。

すると最初に、先生の指摘の仕方について浮かんできた。
「それは間違っている」という言い方もできるのに、そうじゃなくて表現の価値を併せて教えてくれたの、とっても納得できたし優しい伝え方だったな。

心がポカポカして次に浮かんだのは@worldのこと。

友人達と最初はお試しで@worldを作ってからというもの、今は全国に素敵な仲間がいるし、知ってくれる人も増えたし、なんやかんや法人化して活動の幅も広がって。
同時に考えないといけないことや、やりたいのになかなかできない理想と現実などを最近考えていて、過ぎ去った出来事はクリアできた課題のように、無意識に「点」として捉えていたけれど。

次へ次へと思考が行っていた私に対し、今日の出来事は「一旦立ち返って、これからは今までの歩みにもっと自信と誇りを持って自己紹介してみては」と提案されたような気がしました。
ひょっとして海外の方は現在完了形によってこのマインドで話しているから自信満々な人が多いのかなぁ、なんて考察しつつ。

日本語でこのニュアンスを言うのはまだちょっと照れ臭さがあるのですが(私だけの力ではもちろんないし)でも英語ならそんな臭さも軽減される気がする!皆さんも自己紹介の時、現在完了形を意識してみてはいかがでしょうか。

私はとりあえず明日から堂々と言ってみる!


「 I have established @world community !」

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