カンボジアのちょっとマイナーな遺跡「クバールスピアン」
カンボジアの観光都市であるシェムリアップには、アンコール・ワットをはじめとして多くの遺跡があります。
基本的にはシェムリアップの街周辺に集まっていますが、トゥクトゥクや車で1時間以上かかるような郊外にも魅力的な遺跡がたくさん。それほどお客さんで賑わっていないので、ゆったり楽しめるのもポイントです。
そんな中でも特に個人的に好きなのが「クバールスピアン」と呼ばれる遺跡です。
ただし、遺跡とは言っても、他のカンボジアの遺跡とは異なり、寺院のような建築物ではありません。山中の川底や岩にレリーフなどが刻まれた珍しい形態の遺跡です。
遺跡そのものについては、下記のブログで詳しくまとめているので、気になる方(行ってみようかなと思った方)はぜひ覗いてみてください。
クバールスピアンは、遺跡自体はそれほど規模は大きくないのですが、魅力は何と言ってもそこに辿り着くまでの過程です。
いわゆる「遺跡エリア」は山頂付近にあり、麓の駐車場から山道を登って向かう必要があります。大人の足でだいたい40分ぐらいでしょうか。
気温はそこそこあるのですが、ずっと山の中の日陰を進んでいくので、それほど暑さは感じません。途中から川の水音が聞こえてくると、気分だけでもだいぶ涼しくなりました。
東京やシンガポールに比べるとシェムリアップの街はだいぶ長閑ですが、クバールスピアンの山の中に入ると、より一層「自然」を感じることができます。
写真にはうまく収められませんでしたが、いろいろな種類の蝶がたくさん舞っていて、本当に美しい景色でした。
カンボジア旅行の本命とも言えるアンコール・ワットも勿論見応えがありますが、こうした郊外の遺跡なども独特の趣があって素敵です。
ただし、所々上り下りが大変な箇所もあるので、体調が優れないとき、足や腰の調子が悪いときは控えた方が良いかもしれませんね。バイクでも進めないような道なので、途中でトラブル(体調不良や怪我)が起きても対処が難しいです。
街からの距離はちょっとあるので、なかなか気軽に訪れることのできる場所ではありませんが、一見の価値はあると思います。
みな
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?