デジタルノートの良さとその使い分け
タブレットがはじめて世の中に登場した頃は「自分には縁のないアイテムだな」と思っていましたが、今ではすっかり仕事やプライベートで欠かせない存在となりました。
たしかはじめてiPadを購入したのは、2019年だったはず。
知人が実際に使っているのを見て興味を覚えたのがきっかけでした。
シンガポールで働いていた当時、自宅の本棚が満杯になっていて、それがiPad購入を検討した最大の理由です。そろそろ電子書籍に切り替えないと本で溢れてしまうなぁ……と常々考えていました。
ちなみに、Kindle端末もちょっとだけ候補に入れましたが、「iPadの方が他にも使えそうだな」と思い、Kindle端末ではなくiPadを選びました。
実際、iPadを購入してから電子書籍(Kindle)に切り替えて、とても満足しています。電子書籍に切り替えていなかったら、今年のカンボジアへの引っ越しは大変なことになっていたはずです。笑
これは間違いなくiPad購入で得た恩恵の一つと言えます。
そしてもう一つ、デジタルノートが使えるようになったことも自分にとって大きな変化でした。
購入当初はあまり期待していませんでしたが、今ではデジタルノートが使えることこそ、iPadを使い続ける最大の理由になっています。
わたしが感じているデジタルノートの魅力は5つあります。
1つ目は、紙で保存する必要が無い点。
電子書籍と同じく物理的な保存スペースを必要としないので、大量の書類を手軽に管理することができます。クラウドなどに保存しておけば、基本的に紛失の心配が無いのも利点ですね。紙のように汚してしまう心配もありません。
2つ目は、手書きで書き込める点。
これはパソコンなどで書類を管理するのと大きな違いです。デジタルノートの場合、付属のペンシルを使って紙と同じように手書きで情報を書き込むことができます。ペンを使って自由にアイデアをまとめたり、書類に書き込めたりするのがメリットです。
3つ目は、修正が容易である点。
手書きのノートだと書き損じた場合に手間がかかることがありますが、デジタルなら修正も簡単です。文字の位置をずらしたり、一度書いたものを複製したりするのも簡単にできるので、効率的にノートをまとめることができます。
4つ目は、配布が簡単にできる点。
デジタルノートなら、一度書き込んだ書類をPDFなどに書き出すのも簡単です。紙の場合にはわざわざスキャンしなければいけませんが、デジタルノートならiPad上ですぐにPDFに書き出すことができます。
そして5つ目は、Zoom上でホワイトボード代わりに使用できる点。
くわしい使用方法の説明は省きますが、Zoomの画面共有機能を用いると、iPadの画面をホワイトボードのように使うことができます。わたしはオンラインで授業をする機会が多いのですが、デジタルノートのおかげでスムーズに解説を行うことができています。
ほかにも細かい利点はたくさんありそうですが、これらの機能のおかげで仕事がかなり効率化しました。
講師という仕事柄、教材関連で扱う資料がとても多いので、こうしてデジタルで管理できるようになって大助かりです。それでいて、デジタルノートの場合には、手書きならではの柔軟さも残っているので、使い勝手も悪くありません。
ちなみに・・・
わたしはiPadを購入した当初から「Good Notes 5」というノートアプリを入れて使っています。有料のアプリですが、知人の評判も良かったので購入時に迷わずインストール。
実際に使ってみた感想として、「Good Notes 5」を入れたのは大正解でした。つい先日「Good Notes 6」がリリースされましたが、折を見てアップデートしたいなと考えているほどです。
「Good Notes」の紹介自体はいろいろな記事や動画でまとめられているので、そちらを見ていただいた方が分かりやすそうですが、機能が充実している点が魅力です。いろいろな使い方ができるのも良いですね。気になる方はぜひ調べてみてください。
ただし、どんなに優れた機能とは言え、紙のノートの良さをすべて代替しているわけではありません。場合によっては「紙のノートの方が使いやすいな」と感じる場面があることも事実です。
どうやって紙とデジタルを使い分けるのか、究極的にはケースバイケースですが、基本的に「自分の思考を整理したいとき」には紙の方が向いているかなと思います。
わたしの場合、おそらくノートやメモの9割はデジタル(主にGood Notes)ですが、紙のノートもすぐに手が届く範囲に置いています。抽象的な考えをまとめたいとき、アイデアが定まっていないときに使うことが多いです。
個人的な感覚ではありますが、紙のノートの方が自由&柔軟な発想が生まれやすい気がします。
紙とデジタル、どちらにも良さがあるので使い分けが大切ですね。どちらか片方に統一するのは難しいです。
基本的には、利便性の高いデジタルノートを使用しつつ、ここぞというときに紙のノートを使うスタイルで分けていこうかなと思います。
便利な機能が続々と登場する世の中ですが、しっかりとそれぞれの特徴を把握しつつ、上手に使いこなしていきたいものです。
みな
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