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不安と真剣に向き合ったらWeb3スタートアップに辿り着いた

私は新卒で大手IT企業に入社し、UXデザイナーとしてキャリアをスタートさせました。その後、デザイン会社に移り、外資系企業とスタートアップも経験し、いまはGaudiyという「ファンと共に、時代を進める。」をミッションに、ファンエコノミーの創出をめざすWeb3スタートアップ でプロダクトマネージャー/UXデザイナーとして働いています。

Gaudiyには昨年の12月に入社しました。正確には「お試し入社」です。Gaudiyには「お試し入社」という制度があります。3ヶ月ほどのお試し期間を経て、業務に関わりのあるメンバー全員がこの人と働きたいと思わなければ、正式入社できません。

Gaudiyに正式入社して間が空いてしまいましたが、今月は入社エントリ祭りということで、出番が回ってきました。

ここ数日、これまでのキャリアを振り返ってみたのですが、転職の決め手となったのは、どれも「予測ができない挑戦ができるかどうか」だったな、と思います。この note では、キャリア形成の途中で自身の価値観の変容を引き起こした2つの挑戦をご紹介し、最後になぜGaudiyを選んだのか、書いてみようと思います。

ワクワクする未来をつくりたい、不確実性を楽しみたい…!

そんな方々に届いて欲しいです。


プロダクトマネージャーへのジョブチェンジ

外資系企業に勤めていたときは、元々アメリカ本社にいた知人が日本法人を立ち上げると聞いて、手伝って欲しいと声がけをもらったことが入社のきっかけでした。

UXデザイナーとしてキャリアを約10年積んだタイミングで、プロダクトマネージャーへの転身を提案されました。初めはショックでした。なぜなら、UXデザイナーとしての自分は実力不足だったのではないか、と考えてしまったからです。ただ、これは誤解であることが後にわかりました。

君はプロダクトマネージャーとしての資質があるから提案したんだよ

と本人から聞きました。とはいえ、30代に突入し、家庭もあるこのタイミングでのキャリアチェンジはかなり勇気が入りました。勿体無いな、と思いつつ、難しければ身を引けばいいという思いで最終的に提案を受け入れました。

過去に某美大の講義で、このときの心境や、自身の経験に基づくデザイナーとしてのキャリアの歩み方についてお話しさせていただきました。スライドがありますので、ご参考になれば幸いです。

数年が経ち、挫折を何度か味わいながらもプロダクトマネージャーとしてなんだかんだ板についてきました。いまとなってはUXデザイナーとプロダクトマネージャー、二足の草鞋を履いて仕事ができる自分なりの「強み」となりました。この挑戦の機会を与えてくれた彼女には、とても感謝しています。

ゼロから会社を立ち上げる

前職では、いまも代表を勤めている元同僚から会社を立ち上げるために力を貸して欲しいと口説かれ、入社しました。

その後、創業メンバーとして法人化にも関わり、会社の柱となるプロダクトを影も形もない状態から作り上げるという、非常に難易度の高い挑戦をしました。資金がごく僅かで、一刻も早くマネタイズしないと次の資金調達が難しくなる極限状態まできました。

まるで時限爆弾を背負って獣道を歩いているみたいでした。

数ヶ月後、残念ながらサービスはクローズすることになりました。サービスクローズと同時にレイオフを経験しましたが、この失敗を次に絶対に活かしてやるという強い思いが芽生え、現在に至ります。

不安と感じるのは、その道を進みたいから

どちらも結果は予測不可能でしたが、挑戦しなければ得られない経験だったんだろうなと思います

「その道を選ばなきゃよかったじゃん」
「わかってたことだよ、もったいない」
「坂田ならこっちの方が成功してたでしょ」

など揶揄されることもありましたが、私の愛読書『自分の中に毒を持て』という本に書かれている芸術家・岡本太郎さんのこの言葉をずっと信じてきました。

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとうはそっちに進みたいんだ。 だから、そっちに進むべきだ。

岡本太郎. 自分の中に毒を持て. 青春文庫, 1988

どんなに予測不可能だとわかっていても、自分と関係がなかったら何も思わないはずです。

プロダクトマネージャーに転身するときも、会社を立ち上げるときも怖かったですし、不安しかありませんでした。でも、不安に思うということは、それだけその道を進みたいという気持ちの表れな気がしています。なので、不安と直面したならば、その道を行く覚悟は常に持つようにしています。

ラクをするために社会人になったのだろうか?

これまでよりもラクに働ける環境はあったと思います。挫折を何度も繰り返していると、転職活動中は「安定」と「安心」を最優先していた時期がありました。

そのときに、株式会社植松電機の経営をされており、バッテリー式マグネット装置の製造をする傍ら、ロケットの製造をされている植松努さんの TED xSapporo でのスピーチが目に止まり、ハッとさせられました。

僕はあんまり成績良くないです。だから心配になって(先生に)質問をしました。

「いい会社ってなんだろう?」って。

そしたら大人が教えてくれました。

「安定していて、楽をしてお金をもらえるのがいい会社だ」と言われました。

僕は納得できませんでした。なぜならば、勉強すればするほど能力が身につくはずです。ところが、せっかく身につけたその能力をなるべく使わないで楽をするために勉強するんだって言われたんです

「そんなら勉強しなくていいんじゃないの?」と思ってしまったんです。

思うは招く| TedxSapporo, https://tedxsapporo.com/talk/hope-invites/(2023年4月23日閲覧)

何度見ても涙してしまう、素敵なスピーチです。もしお時間があれば、ぜひ最後までスキップせずに、騙されたと思って見てみてください。心が動かされます。

私の場合、「ラクに仕事がしたい」ー これは甘えで、この先何十年もある社会人人生を過ごすことになる自分のためにはならないなと思いました。

やがて自分はもっとできるはず、過酷な環境で自分を試してみたい(マゾ気質かもしれません)という気持ちに変わっていき、Gaudiyに辿り着きました。

Gaudiyを選んだ理由その1:永遠に楽しめそう

Gaudiyは、転職エージェント経由で知りました。そして、カジュアル面談のときに驚いたのは、いまもPOをやられているみやっちさん(@miyatti)がGaudiyに入社していたことでした。みやっちさんは大学の先輩で、ずっとお付き合いのある人でした。

宮田さんの話を聞いた後のGaudiyの第一印象は、「Web3ビジネスで儲かるかどうか確証がない中で、スタートアップにも関わらず、既に世界展開を見据えたプロダクトを開発しているヤバい会社」です(笑)何が起こるか全く予測ができません。

でも、Gaudiyを選びました。理由は2つあります。

ひとつはずっと自分を楽しませてくれると思ったからです。

私には子供が2人いるんですが、諦めることを知らないので、何にでも挑戦しています。親としては不安しかありませんが、本人はその先のことなんて考えてもいないんだと思います。だから、前向きにずっと楽しんでいられる。

Gaudiyも同じだと思っています。Gaudiyは不確実性の塊で、予測ができないからこそ、いろんなことに挑戦できる機会があちこちに転がっています。入社して半年が経ちましたが、全く飽きないです。

Gaudiyを選んだ理由その2:本気で夢が叶いそう

もうひとつの理由は、Gaudiyのビジョンである「ファン国家」を創っていきたいと思ったからです。

ファン国家とは、一言で言うと「ファンが好きなものを応援したり、創作したりする活動が正しく評価・還元されることによって成り立つ経済圏のこと」です。Gaudiyでは、更にブロックチェーン技術を活用してあらゆるファン活動を記録したり、蓄積することによってファンの日常生活がもっとラクに、かつ自由になるような社会の基盤をつくっています。

日本では3人に1人に「推し」がいて、そのうちの8割が推し活によるポジティブな変化が自身に表れたという調査結果があります。

ただ、私はまだ「隠れファン」が多いのでは…?と感じています。

ユーザーリサーチをしても、推しの魅力を伝えたいが、周囲に共感できる人が少ないゆえに躊躇ってしまっている人は一定数います。この記事を読まれている方で、共感できる人もいるかもしれません。そのような生きづらさを感じている人の課題を解決し、好きなものを好きと素直に言える生きやすい世の中にしていきたいです。

本音と建前が一致しているGaudiyだからこそ、本気でその夢が叶えられると思います。

最後に

成長したい、という想いがおありであれば、Gaudiyはぴったりだと思います。

RPG例えると、Gaudiyでは常にボス戦が繰り広げられている感覚があります。常に緊張感がありますし、不安はないと言ったら嘘になります。ただ、物語の主人公のように、攻略方法がわからない新しいボスに挑む機会はたくさんありますし、その分、経験値がたくさん上がって成長していけます。

Gaudiyには、予測不可能な世界に挑もうとする人しか集まっていません。なので、例え失敗したとしても、それを悪だと捉える人はまずいません。

Gaudiyの仲間として、一緒にこの世界を攻略してみませんか?


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