第0漕(日本一周したい訳)

僕にとって人生って「しんどいもの」。
ただそれだけでした。

一生しんどいと思っていました。

いつから思っていた?と聞かれたとしたら、7歳くらいかな?小学生くらいかと思います。

その影響で大きいところは、親(特に父)の影響でした。

我が家は建築家系で、祖父、父は家業で仕事しっぱなし、家事はしない、子供の世話もしない(と聞いていたしあんまり遊んだ記憶もない笑)。

ただ、建築家系といってもどぎつい性格ではなく穏やかな父でしたが、出るのは日々ため息、仕事しんどい、休みない、言うなれば仕事が楽しそうではなかったのです。(そう見えてた、というのが正しいでしょうか。)

お風呂に一緒に入った時に聞かされるのは、「頑張ればいつか報われる」や、「大変なことでもずっと頑張っていればいつかうまくいく」と言われ、今も耳に残ってる父なりの応援メッセージだと思いますが、僕の信念に植え付けられていくのは「人生はしんどいの連続」、「仕事は大変なもの」というものばかりで、子供の時僕は大人になりたくないな〜と思い続けながら、大きくなっていきました。

時は流れ、大学生時代に橋梁が好きになった私はゼネコンに入り、鉄道工事の計画に就いて頑張ることになりました。
そしてそこで事件は起こりました。

君は一生僕の奴隷だよ

皆さんこんな言葉投げかけられたことありますか?
それまでの人生に奴隷という言葉を知ってはいても自分に当てられたことがなかったものですから、社会人になってからの初めての教育指導員の方に言われたその言葉が衝撃的でした。
新入生から半年で圧倒的なパワハラで、ストレス増大、体重も10kg増量、今まで20年間続けていた水泳も激務にて出来なくなり、気が狂う1年があったことを鮮明に覚えております。

そんな時に生きることまで自信を無くしてしまった僕には、この先の人生も楽しみを見出すことが出来ず、何もしたくないし、自分には何も出来ないのではないか、と絶望しておりました。

しかし、心の中ではもっと良くなりたい!なんで俺ばっかりこんなしんどい思いしないといけないんだ!
そんな気持ちでいっぱいな側面もあり、その葛藤で気持ちははちきれんばかりでした。

救いの方は「アースマラソン」走者

そんな時、下宿先でしょんぼりしながらつけたテレビでは、地球一周を好きなランニングで一周することに挑戦している男がいたのです。
彼は途中ガンになりながらも、諦めずに毎日50km走りながら地球一周走り抜いたのです。(海もエンジンではなく人力の帆船で渡りました)

その方はお笑い芸人の間寛平さんです。

当時の僕にはあまりにもかっこよく、好きなことを全力で行い、地球を抱くがごとく輝き、いつ死んでも後悔ないと言わんばかりのその生き方がかっこよすぎて、俺にも何かできないか!!と涙しながら考えました。。

僕に出来るのは、泳ぐこと。
好きなのも、泳ぐこと。
そして海が見るのが好き、そして浸かるのが好き。
なんか浄化される気分になるのです。

今現実的にしたいのは、人力で、自分の体力を使いながら、誰もがしたことがなく、死ぬまでの趣味になること。と考えた挙句、出た答えが

日本一周SUP旅

なのです。
累積ではありますが、今後生きていく中で、情熱を注いでいるものが欲しく、一生をかけてやりたいものがこれになりました。

みなさんは心燃やしたくなること、ありますか?

いろんな部分を細かく話すと長くなるので、今回はこの辺で。

では、行ってきます😊

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