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歴史上の人物を英語で紹介する、「偉人チラシ」を作ろう!

こんにちは、和田です!
今回は、歴史上の人物を英語で紹介するチラシを作ろう!というテーマで教科を横断した学びについて書いていきたいと思います。

教科を越えた学びを構築する

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いま、教科を越えた学びが注目を集めています。
教科を横断して授業をしていくメリットはたくさんありますが、他教科の先生と一緒にコラボレーションをしながらひとつの授業を進めてみると、色々な側面が見えてきます。
なので、ぜひ気軽に色んな先生たちと取り組んでみていただきたいです。

例えば、中学1年生の後半に英語の授業では過去形を扱います。
過去形を使う場面は、当然「過去のことを誰かに話す時」ですから(当たり前っちゃ当たり前のことですが、、、w)過去形は社会科、とりわけ歴史との相性がとても良い文法事項です。
歴史は過去のことですし、そんなに大きく歴史が変わることはありません。
ここらへんが過去形と相性がいいんですよね。

このように文法事項の特性に合わせて、他教科と授業を組んでみるのがオススメです。

他教科の先生と協力して、ひとつの授業を作る

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私が実際に行った中学1年生の授業では、教科書や問題集で過去形を学んだあと、歴史上の人物を紹介するチラシづくりをしました。
自分の好きな歴史上の偉人がどんな人物だったのか、何を成し遂げたのかなど学んだ過去形を使いながら文章やチラシを作成し、偉人を紹介してみる取り組みです。

この授業をする際、歴史の先生にも全面的に協力をいただいてより生徒の作品が素晴らしいものになるように工夫しました。

教科横断をはじめると、他教科の授業も自分の授業も関係なく、より専門的に授業が展開でき、またお互いの授業の時間を融通して先生たち同士が支え合いながら動いていけるのが大きなメリットではないでしょうか。
(まだiPadの使用になれていない場合、チラシの作成の時間に少し余裕をもたせてもよいと思います。)

生徒がよりクリエイティブに考えるための「問い」を用意する

History Infographic.006※小学館「学習まんが 日本の歴史」より

(マンガ:小学館「学習まんが 日本の歴史」より)

こうした活動をする上で大切なのは生徒がよりクリエイティブに考えるための「問い」を用意することだと思います。
単に英語の過去形を使うことだけを目的にせず、より深い問いを生徒たちに与えることで、生徒が作る成果物のクオリティが飛躍的に向上します。

例えば今回のチラシ作りにおけるポイント(問い)は、
・ネットで検索しても出てこない情報を盛り込むこと。(マニアックな趣味など)
・歴史上の人物が成し遂げた偉業は、
SDGs(国連が提唱する世界を変革するための17の目標)のどれに当てはまるのかを考える
のふたつです。
(今回は扱いませんでしたが、〜もしも自分がこの偉人だったら〜どんな政策などを実行していたか?といったもしもシリーズでチラシを作成してみるのもおもしろいです!)

チラシにすることで(ダラダラ文章を書くのではなく)、相手に伝えたい情報をわかりやすくまとめてシンプルにデザインへ落とし込んでいく力を身に着けることにもつながります。

生徒が実際に作成したサンプル作品

まとめ

今回は、教科を横断しながら授業を展開していくアイデアのひとつとして歴史上の人物を英語で紹介する「偉人チラシ」を作ろう!という活動をご紹介しました。

今回はPagesというアプリケーションを使用しています。

Pagesとは、文書作成でよく使われるiPadにもともと標準で入っているアプリケーションのひとつです。
(WindowsでいうところのWord(ワード)です。)

Pagesの他にもKeynoteでも、偉人チラシ作ることはできますのでぜひいろいろ試してみてください〜

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