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「写真」を授業に活かす

こんにちは、和田です。
今回は、「写真」を授業に活かすというテーマで書いていきたいと思います。

「写真」を英語の授業に活かす

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以前、このブログにも書きましたが現代の子どもたちにとって「写真」や「ビデオ」は大人が考える以上にとても身近な存在です。

とりわけ「写真」はたった一枚であっても多くの情報やストーリーを含んでおり、そうした情報を活かして英語のライティング活動やスピーキング活動につなげていきやすい方法のひとつです。

写真に少しだけ変化を加えて、学習の題材にする

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上の写真は、都内の回転寿司屋に行ったときに撮影したものですが、Apple Pencilを使ってハンバーガーとタコスのイラストを2つ追加しています。

<(参考)Apple Pencilを使ってiPadにイラストなどを描き込む方法(英語)>

こうした描き込みを加えていくと、新たなストーリーや生命を写真に吹き込むことができます。

例えば、この回転寿司の写真にハンバーガーやタコスを描くことで、「様々な国ファストフードの比較」というストーリーが産まれ、中学2年生の後半に出てくる「比較級」を活かした活動が組めます。
また、「各国のファストフードの歴史について調べて発表してみよう」という社会科とのコラボをしつつ「現在完了形」について扱えそうな活動も組めるのではないでしょうか。

構図の大切さ

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こうした写真の持っているストーリーについて語る上で外せないのが構図です。
同じ物を撮影するのでも、構図が変わると見る人に与えるメッセージも大きく変わっていきます。

例えば、下の2枚の写真はほぼ同じ場所で撮影されたものですが全く異なる印象に感じます。

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こちらの写真はお寺の境内の様子(風景)というストーリー

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こちらの写真は、上の写真に比べてお稲荷さんが写真の中心に大きく配置されているためお稲荷さんのストーリーという印象をより強く受けます。

構図については、様々なものがインターネットでも公開されていて手軽に勉強できます。この機会にいろいろな構図について学んでみるのもいいかもしれません。

(くらしのマーケットマガジンより引用)

写真にメッセージ性を持たせる

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写真にApple Pencilでイラストを加えていくことで、様々なメッセージを発信していくことも可能です。

これは戸隠神社にある随神門を撮影した写真ですが、この写真に描き込みを加えて環境保護についてのメッセージを発信しています。

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また、こちらは上野のアメ横にある銅像の色を塗ってゴミのポイ捨てについてのメッセージを発信しています。
生徒たちに、写真を使って環境問題などについて英語で発信してもらう活動なんかを組んでみてもおもしろいかもしれません。

このように写真にほんの一手間加えていくだけで、授業での活用アイデアは無限大に広がっていきます。


オリバー・ジェファーズというオーストラリアの絵本作家さんが、昨年のアースデイ(4月22日、地球環境について考える日)に合わせてリリースした取り組みにも、こうした授業のヒントが散りばめられていますのでご紹介します。(字幕なし英語版しかないのですが、、、、)

まとめ

写真は、本当に手軽に授業で扱える題材のひとつです。
ボタンを押すだけでパシャっと撮れて、その写真を見せながら英語で紹介しあったりするだけでも英語力を鍛えるのに有効な方法です。

またAppleが公開しているEveryone Can Create 写真 というブック(電子書籍)にも、iPadを用いた「写真(写真を各教科に活かす)」授業アイデアがたくさん載っていますのでこちらもチェックしてみてください。

ではまた〜

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