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LEADERはLEADする人

運動会 sapporo office

運動会

先日、札幌オフィスでは、健康経営の一環として社員総出の運動会が行われました。運動会です。綱引き、玉入れ、リレーなどなど、この歳でこんなことやるなんて思ってもなかったです。
今日はそこで感じたことを書きたいと思います。

準備

今回のこの企画は、健康経営チームが軸になり“運動会運営チーム”が発足しました。
僕はほとんど内容も知らないで進んでいたのですが、企画の初めの方で、「初めてやるんだし、リーダー達に周知してたくさんの人に参加を促してもらった方がいいよ!」って話をしたのは覚えています。
おそらく、各チームごとに声かけしてくれて、たくさん集まってくれたのだと思います。
きっと中には、“めんどくさいなぁ〜”って感じで来た人もいたんじゃないかとwww
半分、強制されてきたような人もいるんじゃないかなと思いました。

開始からの変化

実際に始まってみて、最初の頃はちょっと控えめにやっているような雰囲気もありました。いろんな競技が進んでいくと、だんだんと盛り上がってきて、中盤以降はかなりエキサイティングな内容だったと思います。
運営チームがかなり細かいことまで準備していて、その感覚も伝わったんではないかと感じました。これは、本気でやらなきゃ!って感覚です。
そこにいる人みんな、すごい楽しそうに見えました。
本気で走り、大きな声を出し、ただ純粋に楽しんでいたと思いました。
きっと、面倒だなって思って来た人も、楽しんでいたんじゃないかと思います。

LEADER

今回この事に、LEADERに必要なものを感じました。
LEADERの最重要能力は、圧倒的な熱意でチームのメンバーを鼓舞し、新しい1歩へと進ませる事です。メンバーの1歩がリーダーにとっての1歩だからです。
そのためには、時に強引に進めなければいけない時があります。
むしろ、最初は全て強引かもしれません。
強引に何かに参加させたり、新しいことをやらせてみたり、LEADER自身が
「これは絶対にこの人にとって良い経験になる!!」って思ったらそれを推し進める力が必要です。
LEADERは、誰かをLEADするからLEADERなんです。
自分の過去の経験を思い出してみてください。
今までの人生の中で、最初は本意ではなくても結果的に良い経験をしたってことなんてたくさんあると思います。
僕も、若い頃にそういう機会を与えてくれた方たちには感謝しています。
その人の意思を反映することが、その人にとって良いことをしているわけではないのです。

誘った責任

今回、とても良いイベントになったのは、運営チームが本気で頑張ったことだと思います。競技で使用する手作りのグッズ、会場準備などなど、細かいディティールまで頑張っていたのが伝わってきました。
運営チームの皆さん、本当によく頑張ってくれたと思います。

「みんな参加してね!」と声をかけてしまっているわけで、それに対し“絶対にやってよかったっと言わせたい!”という気持ちがあったと思います。だからこそ、終わった後の達成感、次に向けての反省点などもポジティブに思いついていたと思います。
LEADERはメンバーに対して、こういった感覚のマネジメントが必要だと思います。この人に刺激的な機会を作ってあげよう!新しい世界を見せてあげよう!その代わり、絶対に「よかったと思わせてやろう!」「楽しませてやろう!」「良い経験になったと思ってもらおう!」という責任が必要です。

まとめると、LEADERには、
■強引にでも機会を作ってあげる「勇気」
■乗っかってもらったからには刺激を与えてあげようという「責任」

この2つがいつも必要です。

与えるものは今ではなく未来

今の自分は、直前の考え・行動・経験でできているわけではなく、5年前、10年前などから積み上げてきているものでできています。
野球選手がネクストバッターズサークルで素振りしたからって、バッティングが上手くなるはずはありません。
良き上司、良きLEADERとは、未来においてその人が「ああしておいてよかった」と思ってくれる発言や行動をしてあげられているかが重要です。

ただ、それを言われる側の人の能力も重要です。
自分自身が、これは先々の自分のために必要なんだと考えないと、受け入れられないことがたくさんあると思います。
自分にそういうものを与えてくれる人の言葉は大切にするべきだと思います。

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