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vol.13 英語学習について

今回は、私の英語学習について書きたいと思います。
前回までに書いたように、私は、自分なりにはかなり時間を使って努力をしたと思っていますが、英語力をあまり伸ばすことができませんでした。
私の英語力を公開するのは、とっても恥ずかしいですが、反面教師的に見ていただければと思います。

まず、IELTSについてです。
海外の大学、大学院に進学を目指す際、
語学力を示す基準としてTOEFLかIELTSがよく使われています。
TOEFLは世界的に採用していますが、特に欧州ではIELTSを採用しているところが多いです。
私は、本格的に対策をする前に、どちらを勉強するかについて悩みました。
色々と調べましたが、IELTSの方が自分に合っているのではないかと感じ決めました。
TOEFLを知らないので、比較することはできませんが、IELTSは専門的な用語などはそれほど多くなく、社会人としての一般常識の範囲でも理解できる内容が多いと説明されている資料が多かったです。

私が行った英語学習はこのような感じです。

① 全般的な対策
IELTS公式問題集
No.12~16までを時間を空けて2回取り組みました。
特にReadingは対策が難しいと感じていて、この問題集が頼りでした。
本番形式の問題を解けるということで、かなり重要だと思います。
その他にも、市販のIELTS対策問題集を2,3冊購入して取り組みました。

② 単語
実践IELTS英単語3500
毎日100単語を覚えることを課し、何度も繰り返しました。
おかげで単語力はかなり向上したと思います。

③ Listening
BBC 6 Minute English
6分間という会話の時間が丁度良い。
初めの頃はディクテーションも行いましたが、自分にとっては非常に難しかったです。しかし、そのことが現在のヒアリングの苦手さにつながっていると思います。英語耳を持つことがでなかったですかね。

TED Talks
特に環境やビジネスなど、自分の興味のあるプレゼンを聞いていました。
スピードを1.25倍に設定し、分からない表現はスクリプトを見て確認しました。

④ Reading
BBC NEWS
日々ニュースがカテゴリーごとにアップロードされているので、興味を持ったニュースをいくつか見て、分からない単語や表現をチェックしていました。

⑤ Writing
これが対策が一番難しかったように思いますし、私は結果を出すことができませんでした。
Writingには書き方の「作法」があるので、これを覚えればよいと甘く見ていましたね。
上記の公式問題集や参考書などから自分の書きぶりをチェックするくらいしか対策はできていません。
実際に初めて受検したときに6.0を取得しましたが、その後は全て5.5でした。
添削講座を受けるなどした方がよかったと今になって思います。

⑥ Speaking
これは、オンライン英会話をほぼ毎日25分行うこと行ってきたことが、かなり自分のスピーキング力を高めてくれたと思っています。特に、文法や発音はさておき、「英語で話したいことを話す」ことが、あまり抵抗なくできるようになったことが大きな収穫です。継続の重要性を改めて感じます。
1年くらい「BizMats」を使い、その後2年くらいは「DMM英会話」です。

⑦ 番外編
2019年のゴールデンウィークを利用して、フィリピン・セブ島の英会話学校に1人で1週間行きました。ホテルのようなところに缶詰めで、1時間ごとに部屋に先生が来てくれるパターン。朝8時から夜8時まで、昼食と夕食の各1時間を除いて10時間×7日間ぶっ通しで英語漬けになりました。この経験で対面での英会話に抵抗感がなくなったですかね。

まる2年IELTS対策をやってきて、6.5を目標にしていました。最終的に8回受検しましたが、最終的にOver All(4技能の平均)が6.0しか取れなかったので、あまり参考にはならないかもしれません。

英国の大学学部では6.0、大学院では6.5がだいたいの入学基準ですかね。
私が行っているWinchester大学は大学院でも修士は6.0です。
難民や途上国からの学生をできるだけ受け入れることがスクールミッションになっているためと聞きました。もちろん、生徒募集競争のこともあるのでしょうけど。
ちなみに、英国内で6.0でMBAに入れる大学は10校程度ありました。

高校から直接進学する人は、5.0持っていれば、こちらの大学付属のボーディングスクールに入ることができます。
1年間ここで英語や教養を勉強し、大学学部に入学するという流れです。
英国の大学学部は3年間ですので、当初の英語力があまり高くなくても、4年間で卒業可能ということです。
(しかし、9月入学卒業なので、日本よりも半年遅れるけど)

この大学で会った何人かの日本人学生も、概ねこのパターンでした。
また、ボーディングスクールは別の大学に行っていた人も多いです。

英語への苦手意識が強く、何かと避けてきた私にとって、日常生活には困らない程度の英会話が2,3年の学習でできるようになり、こうやって実際に大学院で勉強できているのは、自分自身驚いています。

普段は、1日最低2時間、できれば3時間を英語学習に充てていました。
週末などは、1日中やっていたこともあります。
これは、大学で働いていて、ある程度時間が自由にできたり、英語の勉強も自分の研究の一環とすればいいので、その点はラッキーでした。
サラリーマンだと、時間を確保するのがより難しいと思います。

8回受検したうち、それぞれの技能のベストスコアは以下ですので、これが1回の受検で取れていれば6.5取れたのにと思います。
Listening 6.5
Reading 6.5
Writing 6.0
Speaking 7.0

この英語学習の経験から考えたことは、
・できれば若いうちに英語にしっかり取り組む。
・コツコツと継続して学習する。
この2点でしょうか。

※写真は、大学のすぐ隣にある Royal Hampshire County Hospital

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