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蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に… もっと詳しく
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#日記

時間とエネルギーを費やしていたことが終わった人は。

これから、どうしていこうかと考えている。日本に帰ってきた瞬間から一年以上少しずつ合間を縫って書いてきた本の執筆が終わって、その分に費やしていた時間が、一気に空くことになる。 高校生のとき、数週間続くテスト期間が終わると、部活帰りの電車の中で勉強をせずに小説を読めることに毎回気づく瞬間があって、それはそれは爽快な感覚があったし、専門学生の集大成として受けた国家試験が終わったときは、人生最大の開放感があった。それらの感覚に近い気がしている。 時間とエネルギー。何をするにしても

dancing in the kitchen

おはようございます。ただの日記。 昨日はアルゼンチンの友達の誕生日、zoomでサプライズをしようということで大人数で集まり、彼の誕生日を祝った。久しぶりにアルゼンチン人の中に入って会話をすると、懐かしい気持ちが蘇ってくる。昨日は知らない人もたくさんいたのだけど、結局、イタリアでバスケットボールプレイヤーをしているやつと仲良くなって、その誕生日の友達を入れて夜中まで話し込むことに。 イタリアの彼が住む街では、時間を知らせる鐘が毎時間鳴り渡るそう。最初はうるさかったけど、今は

かなり久しぶりに、自分の人生に大きな影響を与えた天才と、話をした。彼はハンガリーにいる。

私は、21歳か22歳か、それくらいの時に出会ったある人に、かなり大きな影響を受けている。当時の自分は、自分が持っている感覚のようなものをうまく言語化することができず、そもそも誰に話しても聞いてもらえないだろう、バカにされるだろうと思っていた節があって、人と話す時は探り探りだったことを覚えている。彼と偶然出会って、少しだけ当時考えていることを話してみると、一瞬で“話してもいい人”だということが、わかった。あの感じは、人生でもなかなか味わえない感覚なんじゃないかと思っている。

『2016年5月6日 日本帰国時の思い』 4年前に書いた文章を初めて読んだら

先日から、自分のこれまでを振り返る作業を始めました。 上に書いた第1話では、20代前半にしたアジアとヨーロッパの旅について書きましたが、もちろん、その2~3ヶ月の短い期間の中には、上の記事には書いていない、本当にたくさんの経験がありました。本当に、たくさん。 そういった旅を終えて半ば放心状態で帰ってきた僕が、自分の部屋でひとり書いた文章を、たまたま古いデータの中から見つけました。あれ以来読むのは初めてでしたが、今よりも文章力や経験がない中で、なかなかエモーショナルな文章を

サッカーは、人に勇気を与え得るか