蹴球症候群

サッカーにおける『技術』と『アフォーダンスの知覚』の関係性

サッカーにおける『技術』と『アフォーダンスの知覚』の関係性

作品の制作を、単に「頭の中」だけのこととしてではなく、実際に体を動かし事物を扱う行為まで含めて捉えようとする時、技術という問題が浮上する。周知のように、今日芸術を指すartやkunstという語は、もともと技術を意味する。 技術は素材あっての技術であり、特定の素材に対してそれにふさわしいあり方(必ずしも一つではなく複数の)として、成立している。フォションは素材の「技術についての運命」という言い方もする。素材の「技術についての運命」は、素材の「形にまつわる運命、使命」に呼応する

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【記録.4】アンラーニングの繰り返し

【記録.4】アンラーニングの繰り返し

前回から3ヶ月が経ちました。気が付いたら7月も半ばを過ぎ、2021年の折り返し地点はとうに過ぎていました。信じられないほどのスピードですが、僕のこれからの人生は、しばらく、こういった信じられないスピードで過ぎ去っていくのだと思います。また同時に、ということは、自分の年齢も気づかないうちに上がっていくわけですから、ぼーっとしているとあっという間におっさんになってしまうなと、危機感も覚えます。この感覚は、これまではあんまりなかったように思います。 アンラーニングの繰り返し

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中動態という概念 〜意思と言語とフットボール〜

中動態という概念 〜意思と言語とフットボール〜

先日の井筒先生との会話の中で『責任の生成』という本を紹介してもらい早速読んだところ、その本の中で「中動態」という概念を知り、これはどうやらだいぶ興味深いぞということで、中動態に関する著書を片っぱしから読み漁っているところです。 なぜ自分がこの「中動態」という概念に非常に興味を持ったのかといえば、御多分に洩れずサッカーが関連しているわけですが、この中動態を巡った様々な哲学的考察を読み漁っていると、これまで自分がなかなかしっくりきていなかった領域に進入できている気がして、あるい

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「完璧なトレーニング」と「本」

「完璧なトレーニング」と「本」

飯と睡眠を忘れる時がある。

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『国会議事堂の中にいる人たちを信じないのと同じくらいに』

『国会議事堂の中にいる人たちを信じないのと同じくらいに』

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外在性について

外在性について

外在性というものを大切にしているのは、

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ポジティブとネガティブ

ポジティブとネガティブ

そんなことは気にせずに、「それは真か偽か」を問うてみればいいんだ。実際、組織の健全さは、ネガティブな考えがどれくらい許容されるかで測れるとも言えるんじゃないか。偉大な仕事がなされる場所では、人々はいつも批評的で皮肉屋であり、決して「前向き」で「支援的」であったりしない。私が知っている、偉大な仕事をなした人は、自分はダメだが、他のみんなはもっとダメだ、と考えている。

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コミュニケーション、言葉と身体。

コミュニケーション、言葉と身体。

本を読むことが好きだからか、文章を書くことをしているからか、言葉には敏感になっていると思う。言葉遣いがあまりに汚い人は、汚い言葉を意図して使う場合を除いて、その時点でちょっと近づくのをやめたりする。日常会話の中で難しい言葉をサラッと違和感なく使ったり、諺を交えて話す人を見ると、どんな本読んでるんだろうと、興味が湧いたりする。言葉は普段一緒にいる人に影響を受けるから、その人の言葉から仕事場の同僚を想像したりする。 それだけならいいのだけど、僕の場合サッカーという「言葉」が「集

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サッカーだろうがなんだろうが。

サッカーだろうがなんだろうが。

サッカーを生業にしたいと思うようになってから、かれこれ8年くらいが経って、それ以来ずっとサッカーを考えている。過去の記憶を辿ると、小学生の時からサッカーをしていて、その中で色んな大人と関わってきた。僕は大人をよく観察していた子供だったし、もう、ずっとサッカーに関わる大人たちを見てきたことになる。サッカーに関する文章を書くようになったり、サッカーを文化として追いかけるようになると、ピッチの外でも、様々な形でサッカーに関わっている人たちと出会うようになった。 日本の外に行って、

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過去の自分と比べる意味

過去の自分と比べる意味

2度目に人生が始まった時のことについて。 よく、他者ではなく、過去の自分と比べるべきだという言葉を聞くけど、それは本当にその通りだと思う一方で、世の中の全てに言えることだけど、シンプルであればあるほど難しい。だからシンプルには価値があるのだけれど、シンプルとは何かを理解するのは、もっと難しい。 それはいいとして、他者と自分を比べるのが良いか悪いかは知らないけど、過去の自分と現在の自分を比べるのは大切だ、といつも思っている。定期的に行っていかないと、何がだめって、それは、人

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