大学生のうちにやっておいた方が良いこと
こんにちは、わたなべです。
投稿のきっかけ
最近プライベートで、大学1年生の子に「10代のうちにやっておいた方が良いことってありますか?」と聞かれました。
「10代のうちというのはないと思うけど、大学生のうちにやっておいた方が良いことはあるな」と思い、いくつかその場で思いついたことを話したのですが、もう少し体系的にまとめておこうと思いました。
この記事が大学生の参考になれば幸いです。
(ちなみに私は30代なので、ここに書いてあることは30代の一意見です。)
対象読者
・大学生
大前提
「大学生のうちにやっておいた方が良いこと」なんて書くと、それをしないと今後の人生が何か良くないことになるかのような書き方ですけど、極論「大学生のうちにやっておいた方が良いこと」なんてないです。
人生、やりたいと感じたことをやるのが一番だと思っています。
私自身、のらりくらりと流されるような大学生活を過ごしましたが、例えそんな大学生活でも、「これやっておけばよかったな〜」と後悔していることは、正直ほとんどないです。
(後述しますが、国際の学会発表に行かなかったことくらいです。)
何を経験するかよりも、自分のこれまでの経験を前向きに活かして次の行動につなげることだったり、例えどんな生き方をしても、自分の人生を肯定する方法を身に付ける方がよっぽど重要だと思います。
とはいっても、
現状やりたいことが特にない人
「やりたいことをやれば良い」と頭で理解していても、「本当にこれで良いんだろうか」と心の何処かに不安が残っている人
もいるかと思いますので、そういった方たちの参考になればと思います。
大学生のうちにしかできないこと
私の意見としては、大学生は、大学生のうちにしかできないことを真剣にやっておいた方が良いというのが総論です。
とは言うものの、大学生の時は、大学という環境がいかに特別であるかということに気づきにくいですよね。
(これは中高校生の時だって、20代になっても、30代になっても同じことが言えますが。)
大学のありがたみは社会人になってから気づくもので、「もっとこうしておけばよかった〜」と後々になって後悔する人が多い印象です。
なので、まずは「大学生のうちにしかできないこと」を書こうと思います。
上から優先度の高い順に書いています。
恋愛
後々になって後悔すること第一位は多分これです。
「大学のときにもっと積極的に恋愛しておけばよかった」という友達や知り合いの声を数多く聞きます。
とは言っても大学生の時は、めんどくさいからとか、他人の目が気になるとかの理由で、「恋愛なんてしなくてもいいや」と思っちゃうもんですよね。
でも、大学生のときに恋愛経験がないと、社会人になったときに高確率で苦労します。
(学生のときに恋愛できなくて、どうして社会人になったら恋愛できると考えるのでしょうか。)
なので、大学に入学したら、異性の多い部活やサークルに入るのがおすすめです。
学内に良いサークルがなければ、インカレサークルや大学生の多いバイトをしましょう。
大学内で恋愛ができるのは大学生の特権です。
できれば大学内で恋愛しましょう。
あと、どうせなら失恋もしましょう。
失恋は人を強くします。
どんなに辛いことがあっても必ず立ち直れる方法を教えてくれます。
この経験は後々になって必ず活きます。
なあなあな関係の恋愛を続けている人より、真剣な恋愛をしている人や、失恋を経験している人の方が魅力的です。
大人になった時、人としての深みが出ます。
なので、告白して思いっきり振られましょう。
そして振られても、何度でもアタックするメンタルを身に付けましょう。
(うざがられない程度に。)
勉強
二番目に書きましたが、恋愛と同率一位です。
ぶっちゃけ大学でやっておいた方が良いことは、勉強と恋愛だけです。
他はおまけです。
(何やっても自由です。)
「日本人は大学生になるとまじめに勉強しなくなる」とよく言われます。
実際、私の大学の友達でも、勉強している人よりしていない人の方が多かったです。
でも、だからこそ差がつきます。
大学とは勉強や研究をするための機関です。
まじめに勉強しましょう。
私は比較的まじめに勉強していた方でしたが、それでも、もっと勉強しておけばよかったなと思っています。
それと、研究室に配属されると、ゼミや研究をすることになります。
ちゃんとまじめに研究すれば、国内や国際の学会に研究発表に行けます。
研究発表を理由に無料で旅行できるのは大学生の特権です。
(あとは大学教授や企業の研究者くらいです。)
まじめに研究しましょう。
ちなみに私は、沖縄に研究発表に行きました。
同じ研究室の友達は、イタリアに研究発表に行っていました。
(私は国際の研究発表に行かなかったのですが、これが唯一、私が大学生活で後悔していることです。)
友達と遊ぶ
大学に入学したら、友達を作りましょう。
(無理してまで作る必要もないですが。)
部活やサークルやバイト先で友だちを作ったら、思いっきり遊びましょう。
遊び方も何でもありです。
深夜まで飲むとかもありですし、無駄にダラダラするもありです。
(無駄に過ごした経験をしたからこそ、後になって、これからの人生は頑張ろうという気持ちになったりするもんです。)
海外旅行・貧乏旅行
大学生は時間が有り余っているので、長期の旅行がおすすめです。
中でも海外旅行がおすすめです。
学生のうちから海外に行くと、いろんな価値観に触れられるので良いと思います。
(できるだけ日本と違う文化の国が良いです。)
海外旅行をするお金が無いなら、貧乏旅行もありです。
具体的には、自転車での日本一周や、青春18切符での長旅や、ヒッチハイクなどです。
貧乏旅行は、体力のある大学生のうちにやっておくのがおすすめです。
長期留学
留学は大人になってからでも、やろうと思えばできますが、大学生の方がやりやすいですね。
数週間や1ヶ月程度の語学留学は、社会人になってからでも比較的容易にできるので、どうせやるなら長期留学が良いと思います。
ちなみにワーホリは30歳まで可能なので、社会人になってからワーホリをするのも良いと思います。
ワーホリに行って良かったという声はよく聞きます。
(逆に、ワーホリに行かなければ良かったという声は聞いたことがないです。)
私は留学経験がないのであまり詳しいことは言えませんが、語学のためと言うよりは、現地での生活や色んな人との交流などの経験を目的にするのが良いのかなと思います。
学生起業
大学生は時間があるので、学生起業するのもありですね。
別に会社を作らなくても、自分で何かしらのサービスを作ったり、自分で事業をやってみるのはとても良い経験になると思います。
ちなみに成功するとか失敗するとか、結果はどうでもいいです。
起業という経験が大事です。
ただ、始めるにしてもスモールスタートが良いです。
多額の借金はしないでおきましょう。
インターン
インターンは個人的にはどっちでもという感じですが、いちおう大学生にしかできないことです。
興味があればやったら良いのかな程度です。
私の経験上の話ですが、「インターンしなかったことを後悔している」という声は聞いたことがないです。
早いうちからやっておいた方が良いこと
私の大学時代の話。
私は大学生の時、個別指導塾のバイトをしていたのですが、その時ある高校1年生の授業を見ていました。
彼は全然勉強ができなかった学生だったのですが、彼があるとき授業中に、
「先生。俺、中学の時にもっと真面目に勉強しておけばよかったわ」
と言いました。
私は、
「まだ高一なんだから、今から勉強すれば間に合うよ」
と言ったのですが、それを聞いて彼は、
「いや、今からじゃもう遅い。もっと早く勉強しておけばよかった」
と言って、真剣に勉強していませんでした。
私は「まだ15歳なのに遅いわけないじゃん。今からでも全然間に合うでしょ」と心の中で思ったのですが、「でもまだ高校生だから、今からでも間に合うということがわからないのも無理ないか」とも思いました。
結局何をするにしたって、今からでは遅いと考えるか、今から真剣にやろうと決意するのかは、その人次第です。
ここからは、大学生じゃなくてもできるけど、早いうちからやっておいた方が良いと思うことを書きます。
ちなみにこれも、上から優先度の高い順です。
英語
言うまでもなく定番ですね。
やっぱり英語の勉強は早めにやっておくに越したことはないです。
別に英語ができなくても生きていけますが、グローバル企業の勤務や海外旅行に興味あるなら勉強しておくと良いです。
余談ですが、社会人1年目のときに会社の同期が「もっと真剣に英語を勉強すればよかった。でも今からじゃもう遅いよな」と言ってました。
この時私は、この同期の発言を聞いて「今からでも遅くないから、真剣に英語の勉強をしよう」と決意しました。
読書
これも定番ですね。
大抵の大学には、大きい図書館があると思います。
無料で色々な本が読めるこの環境は偉大です。
(社会人になってから、この環境のありがたみに気づきます。)
日本人は大人になったら勉強や読書をしなくなると言います。
でも、勉強や読書が必要になったときに慌てて始めても、中々できないものです。
だから、学生のうちから色々な本を読んで読書習慣を身につけて、たくさんの知識を吸収しておきましょう。
ちなみに、学部の勉強とは関係がないけれど、自分が興味のあるジャンルの本を読むのがおすすめです。
コンプレックス解消・美容
お金で解決できるコンプレックスの解消や美容も、早いうちにやっておくと、その後の人生、自信を持って生きれるのでおすすめです。
具体的には歯列矯正、プチ整形、脱毛、自分に合うファッションや髪型や化粧のやり方を見つける、などです。
ちなみに私は社会人になって歯列矯正をしましたが、やって良かったと心から感じています。
(本当は大学生のときにやりたかったのですが、親に高いと言われたので、社会人になって自分のお金でやりました。)
社会人の知り合いを増やす
ボランティアやバイトや勉強会などに参加して、社会人の知り合いを増やすのも良いと思います。
社会人から、就活や仕事の話が聞けます。
社会人になってからでも社会人の知り合いを増やせますが、大学生という肩書は強いです。
(社会人側からすると、大学生というだけで「何か相談に乗ってあげたい」という気持ちになります。)
一人暮らし
一人暮らしは早いうちに経験したほうが良いのかなと思います。
ただこれは、自分の意志だけで決められるものではないので、優先度は低いです。
お金の勉強
やっておいて損はないレベルで、個人的には社会人1年目でも遅くないのかなと思います。
お金の勉強とは、具体的には税金や簿記とかの勉強ですね。
個人的にやっておいて良かったこと
世間的にはあまり言われていないけど、個人的にやっておいて良かったと感じていることを書きます。
学部以外の知り合いと積極的に交流する
のらりくらりと流されるままに生きてきた大学生活でしたが、自分で主体的にやって良かったなと思っている、ほぼ唯一のことがこれですね。
私は工学部の情報系の学生で、典型的な理系人間ですが、大学時代は積極的に文系の知り合いを増やそうとしました。
具体的には、文系の多い部活に所属して、文系の友達や知り合いを増やしました。
(女子が多かったからというのもありますが。)
(ちなみに私は、交響楽団と文芸部に所属していました。)
人間、自分と同じような人とつるむ方が楽なのですが、あえて自分とは違う人と交流すると、考え方の違いが分かっていろんな価値観に触れられると思います。
大学内の他学部の人と容易に関われるのは大学生の特権です。
学部以外の知り合いと積極的に交流しましょう。
不規則な生活をする
別に推奨はしませんが、不規則な生活をしたからと言って、人生終わったり後悔したりはしません。
むしろ今思えば、その頃の生活も楽しかったなと感じます。
(私はよく、徹夜でカラオケや飲みや麻雀をやっていました。)
私は、大学生のときに不規則な生活をした経験があるからこそ、社会人になって規則正しい生活をしようと心を改めました。
要は、捉え方(過去の経験の活かし方)の問題です。
ちなみに、社会人になって不規則な生活をして、毎朝遅れて出勤すると最悪クビになります。
不規則な生活ができるのは大学生の特権です。
不規則な生活をしましょう。
授業をサボる
別に推奨はしませんが、授業をサボったからと言って、人生終わったり後悔したりはしません。
むしろ今思えば、その頃の生活も楽しかったなと感じます。
(私はよく、サボって家でゲームしたり部室で先輩と麻雀をやっていました。)
私は、大学生のときに授業をサボって単位を落とした経験があるからこそ、社会人になってまじめに勉強しようと心を改めました。
要は、捉え方(過去の経験の活かし方)の問題です。
ちなみに、社会人になって仕事をサボって、無断欠勤を続けていると最悪クビになります。
授業をサボれるのは大学生の特権です。
授業はサボりましょう。
大切なこと
お金のためだけのバイトはしない
バイトばっかりやっている友達が数人いましたが、バイトばっかりやってしまっては本末転倒です。
当の本人も全然楽しそうじゃなかったです。
ぶっちゃけお金は、社会人になってからの方がよっぽど稼げます。
大学生は大学生活を満喫しましょう。
バイト自体は否定しませんが、大学生のバイトは恋愛とか友達作りとか社会人との交流とかスキルアップとか、そういった目的でやるのが良いと思います。
するにしても程々にしましょう。
将来のための準備ばかりしない
大学生は、大学生活を満喫するのが一番であって、将来の準備はそこまで真剣にならなくていいです。
最初の「大前提」にも書きましたが、何をやるかというのはそこまで重要ではないです。
何を経験したかより、今の目の前のことを真剣に取り組んで、その経験を今後にどう活かすかの方がよっぽど重要なんだと思います。
ただ、人間ないものねだりで、今の自分の状況のありがたみに気づかず、もっと他に良いものはないかと探してしまうものです。
でも結局は、「今やりたいと感じていることを実際にやる」のが一番だと思います。
そして、本当に自分がやりたいことは、自分自身しか分かりません。
(もしかしたら、この記事を読んでやるべきことを探そうとしているのは、本当はやりたいことが何なのか自分では分かっているけど、やりたいことをいざやろうとすると不安になるから、そのことから目を背けているだけなのかもしれません。)
だから一番大切なのは、
本当はこれをやりたいと思っているけれど、怖くて中々踏み出せなくて、それでもその弱い自分の心を認めて、自分のやりたいことを少しでも挑戦し続けること
なんだと思います。
人生で一番後悔することは、「自分がやりたいと思ったことをやらなかったこと」ですからね。
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