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努力を「娯楽化」しよう

『ストーリーとしての競争戦略』という著作が有名な楠木建さんの言葉ですごく気に入っている言葉がこれである。

この言葉を紐解いていくと、
まず「仕事は好き嫌いが重要」というのがある。

さらに掘り下げると、仕事は他人に価値を提供することであるが、他人に評価してもらうためには、
「質量ともに一定水準以上の努力を絶え間なく継続する」ということが必要になる。

ここにポイントがあって、「継続性のある努力」を行うためには、
「努力を努力だと思わないようになること」
これが「努力の娯楽化」である。

天才という言葉の定義は難しいが、
私はその言葉の一端の中にこれが含まれているのではないかと考えている。

天才は努力を努力だと思っていない。
もちろん客観的に見たらそのことに対して相当な時間をかけているのだから努力ではあると思うが、そのことが「理屈抜きに好き」であれば、それは努力というレベルを超えた状態にある。

勉強という言葉もそうだが、努力とは「やらなければ」という想いに多少なりとも支配されている状態から始まっている。

でも努力が娯楽になってしまえば、その想いからは解放される。
誰からも強制されることなく、呼吸をするように自然と続けてしまう。
この状態になることこそが「才能」ではないかと思う。

よく天才は難しいことを苦もなく簡単に行ってしまうというが、
その真髄はこの状態にあるような気がする。

気がついたらやっていた。
じゃあなぜやってしまうのか?
それが面白いから。そして何より好きだから。

気がついたらやってしまうことを繰り返していくうちに、
上達し、アウトプットが誉められ、さらにそれが好きになり、時間を忘れ没頭し、
さらに価値が磨かれていく。
これはもう好循環極まりない状態だ。

故に、強制力のある状態でいくら努力しても、
最後には「努力を娯楽化した」人が勝つ。
私はそう考えている。

というわけで、

理屈抜きで楽しめるものを見つけよう。
没頭しよう。
熱狂しよう。
そして、それを繰り返そう。

というのが本日言いたかったことになります。

詳しくは以下の本に記載されているのでよろしければご参考に。

https://www.amazon.co.jp/すべては「好き嫌い」から始まる-仕事を自由にする思考法-楠木-建/dp/4163909982

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