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ラグジュアリー論_2023/02/10

こんばんは!今日ついに、大学2回生最後の講義が終わったかずまです。

さて、連日ラグジュアリー論についてnoteを書いていますが、それには理由があります。
実は今まで1週間で講義を完結させるセッションと呼ばれる授業形態の、ブランドマネジメントという講義をとっていました。そして、朝から晩まで講義が入っていたため、ラグジュアリー論以外の勉強が滞っていました!
そのため、連日ラグジュアリー論について書いています!

さて、今日はそんなラグジュアリー週間最後の日なのですが、2つのトピックについて書こうと思います。

ブランド要素


まず一つ目は、ラグジュアリーブランドを作るために使うブランド要素です。
今までの記事で、ラグジュアリーブランドが売っているのは”夢”であり、”精神性”であるという話をしてきました。もう少し易しい言葉で表すと、”伝統・物語”です。実は、伝統や物語は自分たちで作らなくても、買うことができるのです。
これ、ちょっとびっくりというかがっかりというか、ですよね。

今回は事例を一つご紹介しようと思います。それは、モンブランです。
モンブランは、1997年に時計業界に参入しており、歴史の浅いブランドです。脈々と続く歴史と長年蓄積された高い技術を価値の中心として訴求するのが標準的な高級時計業界では不利でした。そのためモンブランは、買収したミネルバ社の歴史を活用しました。具体的には、ミネルバが長い歴史とともに所持していた高級時計研究所を自社のものとして活用し、時計業界において歴史というブランド要素を補完したのです。


先生がラグジュアリー論を自身に用いてた!?


では、2つ目の話に移ろうと思います。
今回のセッションの教壇を執っていたのは、W大学のビジネススクールでもご活躍されている、S.N教授でした。
彼は、本をたくさん執筆されており、講義中にも3冊使いましたが、どれも内容はとても面白かったです。講義も、自身の経験を交えながら淡々とテンポよく語る形式をとっており、とても聞いていて心躍る講義でした。

そんな教授ですが、とにかく愚痴が多い。そして、出席に関して1分以内にフォームの送信を求められるなど、受講生からさまざまクレームの多い講義でした。
最後の試験をする直前だったのですが、これは実は教授自身がラグジュアリー戦略をとっていたのですはないか!と考え始めました。

これだけだと何を言っているのかさっぱりだと思うので、詳しく説明します。
S.N教授は講義内で、「ラグジュアリーブランドは、欠点を持っているべきだ」という内容を話していました。そうすることで、それでも購入する”ブランドの本当の価値である精神性を理解している顧客”を確保していくことに繋がります。

もしかして、教授はそのために意図して欠点となる厳しいルールや誰も聞きたくない愚痴をたくさん話していたのか!?
確かに、それでも教授についていきたい!という人がビジネススクールでS.N教授のゼミに入っていくのか!
そんな妄想をした1日でした。

1週間で学ぶという詰め詰めのスケジュールでしたが、本当に面白い教授で、話のテンポが早く雑談が多いが故に集中しずらい講義ではありました、著書は素晴らしく、納得のいく内容が多々盛り込まれていました。

以下、参考図書として指定されていた3冊を書いておきます。
・ラグジュアリーブランドで夢を売る
・カルティエ 最強のブランド創造経営
・カプフェレ教授のラグジュアリー論

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