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#ニューアスリート の新時代。 スポーツで未来をつくるために。


武井壮さんの発信を見た時にも。

TOKYO CITY F.C.の社長として今後のクラブ経営やクラブと選手の関係性を考えた時にも。

大学スポーツチャンネルで、アスリートの発信をサポートする仕事を通し世の中の反響を見た時にも。

確信している。

アスリートは『ニューアスリート』と称するような"新たなアスリート像"へ進化しなければならないタイミングに差し掛かっている、と。

そしてその進化により、スポーツで未来をつくることができる、と。


ニューアスリートに求められる視野と3つの価値

『ニューアスリート』

それは「スポーツ界に留まらず広く社会へと価値提供を行い、社会の発展に直接的に寄与するアスリート」といえる存在だ。


CITYではこのところ約5日に1回の頻度で所属選手にフォーカスした記事を公開している。

手前味噌な話で甚だ恐縮だが 、選手一人一人が発する言葉の節々から、「渋谷のために」「社会のために」プレーしたいという理由からこのクラブを選んだという意図の言葉を記事を通して間接的に聞くことができ心から嬉しく感じている。


そもそもアスリートが価値を発揮できる領域は、チームの中だけでも、競技の中だけでも、スポーツの中だけでも無い。



アスリートがスポーツの中だけで価値を発揮すれば良かった時代は完全に終わった。

スポーツがこれから先社会を導く「光」となるためにも、スポーツで未来をつくるためにも、スポーツは、アスリートは、社会に対して明確な価値提供をしなければならない。

価値提供…これまでも「情緒的価値」は多くのアスリートが社会に対して提供し続けて来たものだと思う。これからは「情緒的価値」をベースとしつつも、「機能的価値」「自己表現的価値」にまで踏み込んだ価値創造を社会に対して行えるか否か、アスリートはいま正に岐路に立たされていると思う。



スポーツは世の光となれると心底感じている。スポーツが未来をつくれると。


もちろんこれまでも、アスリートのプレーや振る舞いは社会の模範となり多くの人々に勇気を与えてきた。社会の道標になっていた。これまでも社会全体にまで視野を広げ活動しているアスリートは確かにいた。

でも、これからはアスリートの大多数がニューアスリートとして「スポーツ界に留まらず広く社会へと価値提供を行い、社会の発展に直接的に寄与するアスリート」になっていかないといけないと思う。

社会のどんな役割を自分が担うのか?いまアスリートに求められているのはそのような思考だ。


アスリートの解放

コロナによる重大な変化のひとつに「可処分時間のさらなる増加」が挙げられる。いたるところでオンライン化が進み、タイムロスが減ることで可処分時間が増える流れは間違い無いだろう。

この流れは「アスリートの解放」へ繋がり得る話だと感じている。


これまでアスリートの新たな挑戦を阻んできた大きな壁「SNSで発信する暇があるなら練習しろ!」「サイドビジネス的な活動をする暇があるなら練習しろ!」という"練習しろ"勢。アスリートに対してだけでなく、クラブの経営者たる私自身に対して向けられたこともあった。これら勢力は今でも所謂ノイジーマイノリティではありつつも、完全にゼロになることは無いだろう。

でも…アスリートの人生はアスリートのものだ。責任の無い立場から発せられる赤の他人の言葉に耳を傾けている暇こそないのではないか。


また、これからはある種チームや所属先に"過度"に依存しない考えを持つアスリートが主流になるかもしれない。

アスリートにとっての年俸はいわば「間接的な収益」だ。アスリートが生み出す価値の総計に魅力を感じたファンの方やスポンサーからクラブに支払われる対価の一部をクラブ経由で受け取っていた。

これからは、アスリートが自分らしさを突き詰め、それを拡張していくことでニューアスリートたる新たな稼ぎ方「D2Fモデル(Direct to Fan)」を生み出す「直接的な収益」を手にするアスリートも増えてくるだろう。

(D2Fモデルについては3ヵ月前に書いた以下noteを見て欲しい)

これはクラブにとっても転換期に差し掛かっている、と言える。

クラブがプレーヤーとしての競技力を高められる環境を用意することは大前提と言えるが、それに留まらず前述したD2Fモデルをアスリートとともに作り上げることが出来るクラブが選ばれるようになるだろう。そのクラブに所属することでどれだけ自分の価値を高められるか。

その価値領域は前述したAthlete Valueにおける「for Social」までを視野に入れたものあり、提供価値は「情緒的価値」「機能的価値」「自己表現的価値」まで含んだものとなる。これらを選手とクラブがどこまで共創出来るか、クラブ側に問われることも大きくなる。

余談だが…CITYはここを選手に対する大きなの強みと位置付けている。CITYに来てくれれば社会に対するアスリートとしての価値(Athlete Social Value)を高められるクラブでいつまでもありたい。


ニューアスリートをともにつくる


CITYと共に経営している大学スポーツチャンネルという会社では創業から12年間アスリートたちと向き合い続けて来た。

アスリート学生を中心としたキャリアサポートは年間数千人の多様なアスリートと向き合い、十人十色のキャリア設計を間近で見て来た。

冒頭で紹介した柳田選手の新たなチャレンジを含む、多様なアスリート・クラブの新たなチャレンジをミレニアルズマーケティング事業部という専門部署を設立し、サポートしてきた。


この夏、これまで取り組んできたことや、有形無形のノウハウをひとつに結集し、ニューアスリートとともにスポーツの社会における相対的な価値を高める取り組みを本腰を入れてスタートする。

アスリートは『ニューアスリート』と称するような"新たなアスリート像"へ進化しなければならないタイミングに差し掛かっている。

そしてその変化は、スポーツが世の光となり、真のリーダーとなっていく大きなチャンスでもある。


TOKYO CITY F.C.の社長としても、大学スポーツチャンネルでニューアスリートプロジェクトを推進していくチームの一員としても、この新たなチャレンジに大転換期にワクワクしている。


アスリートの方も、アスリートをサポートする方も。

少しでも共感してくださった方!

ぜひ一緒にこの新たな時代を創り上げていきましょう。スポーツで未来をつくりましょう。

本プロジェクトに関心をお持ち頂いたアスリートの皆さま・マネジメント事務所の皆さま、お気軽に下記フォームもしくは私のSNSより連絡ください!!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfQIAa5fNb_uM7-hP6n_mVoVVJ5hMcanjpmSJbVzC5hC1mk_A/viewform?usp=sf_link


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