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サッカー人生の分岐点

4月から始めたnoteも今回で10回目の投稿となる。
マイペースではあるが、これからも色んなことを発信していくので是非よろしくお願いします!


さて、前回は有料記事にて僕個人の前半戦を振り返った。

読んでくれた方には伝わったと思うが、とても悔しい想いをした前半戦だった。
記事では、自分のこれまでの歩みや、そこで得ることが出来た武器についても触れているので
まだ読んでなくて興味ある方は有料ではありますが是非読んでみてください。


それでは、今回のテーマに入ります。

とても悔しい想いをした前半戦を終えて、

僕は「移籍」という大きな決断をした。
福島ユナイテッドFCから
ヴァンラーレ八戸FCへ移籍をした。


それぞれのチームに思う事。
そして後半戦に向けての決意。
今回は、そんな所を書いていきたい。


前回に続き、今回の記事でも
自分のリアルタイムの想いや考えを発信していく事になる。

発信理由はシンプルで、
そこに対して関心を持ってくれる方々に発信したいと思ったからだ

僕が名古屋グランパスに在籍していた時は、
移籍してきた選手が合流する日には
沢山の記者やTVカメラが練習場に押し寄せていた。

しかし僕のいるJ3のチームではそんなに多くのメディア露出はない。
(もちろんそれは僕の知名度も関係しているのだが…)

でも僕にも応援してくださる方々がいる。
僕はそんな人達を大事にしていきたいと思っている。
しっかりと自分の想いや考えを伝えていきたい。

そして僕自身も、後半戦に向けて自分の想いや考えを
この記事を通して整理することで
より良い後半戦を過ごせるようにしたいと思っています。


最後まで読んで頂けると嬉しいです!

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今回の移籍に関して

<移籍の背景>

まず、一番最初に触れないといけないのは移籍の背景だと思っています。

半年前に契約を満了になったチームへのこのタイミングでの移籍。

両チームからリリースが出たのですが、
多くの人に疑問を与えてしまっていると思います。

ただ細かい移籍の背景に関しての発信は現段階ではしません。


どんな経緯があって僕がどんな想いや考えを持って移籍を決断したかなど
もちろんオープンにしたい気持ちもあるのですが、
移籍に関しては、僕だけではなく色んな人が関わっています。

不用意に僕目線で、しかも僕の拙い文章と乏しい語彙力で発信したところで
色んな誤解を生みかねません。

なのでここでは移籍の背景は発信出来る範囲にして、
リリースでは伝えきれなかったそれぞれのチームに対する想いを書くに留めようと思います。


<福島ユナイテッドFC>

チームへの感謝はリリースでも書いたが改めて書いていきたい。

5ヶ月の在籍だったが、
福島ユナイテッドFCは本当に素晴らしいチームだと感じた。
素晴らしい監督、スタッフの元、
毎日素晴らしいトレーニングをしている。
チーム内の競争は激しく全く気が抜けない。
2位という今の順位は本当に必然だと思う。

そんなチームで過ごした時間は
僕のサッカー人生において素晴らしいものになった。

なかなか試合には出ることが出来なかったが、
そんな時間はより自分と向き合う時間が増える。
一層、自分のストロングとウィークがはっきりした。

このタイミングでチームを去るのは今でも申し訳なく心苦しいが、
自分の決断を信じてこれから僕は前に進んでいく。
活躍する事で恩を返したいと思っています。

ただ2つほど心残りもある。

1つ目は、ひっそり立ち上がった福島ユナイテッド漁業部。
チームを去ることを伝えた後のみんなの第一声
「和樹くん、釣りどうするんですか!」

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みんなごめん。
部長として釣りの素晴らしさをもっと伝えたかった。
みんなともっと釣りしたかった。

一応、グランパスユースの後輩の青山景昌と
1匹も釣れてないのに部長を継ぐと意気込んでいる福島隼斗を中心に
活動は続く方向ではあるので、
福島の方は彼らからの発信を楽しみにしていてください!

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2つ目は、カンチン(服部一輝)。
カターレ富山でチームメイトになってから違うチームになっても、
お互い良い刺激を与えあう仲で
今年、福島ユナイテッドFCでまた同じチームになっていた。
僕が福島に加入した際は誰よりも加入を喜んでくれて
こんな嬉しい記事まで書いてくれた↓

『カンチンと一緒に試合に出て、勝って喜びを分かち合う。』

それを今年の1つのモチベーションにしていたところもあった。

でも蓋を開けてみれば、カンチンは度重なる怪我で僕はこのタイミングで移籍。
同じピッチに立つことは1秒もなかった。

そこは本当に心残りだ。
カンチンは冗談っぽく「裏切り者!」って言ってきたけど
結構気にしている自分がいた。

あまり上手くいっていないキャリアを過ごしている僕から見ても
カンチンは上手くいっていない。
本当に気の毒になるくらい何度も怪我に泣かされている。
あんなに体に気を遣っているのに、
あんなに熱量持ってサッカーに取り組んでいるのに、
「なんであいつなんだ。」といつも思う。

それでも常に前向きで野心溢れるカンチンを今年同じチームで見れて良かった。
何も変わってなかった。
素晴らしい刺激になった。

お互い上手くいくことのほうが少ないが、
上手くいくまで諦めないから
またピッチで会えると思っている。
僕も彼に負けないように八戸で頑張りたい。


また福島では、新たな素晴らしい出逢いもあり、
公私共に、本当に素晴らしい時間を過ごせた。
福島で僕に関わってくれた方本当にありがとうございました!

ありがとう、福島ユナイテッドFC!!



<ヴァンラーレ八戸>

ヴァンラーレは昨年まで2年間お世話になっていたクラブ。
その2年というのは、僕の中でとても充実した2年だった。
人としても選手としても大きく成長させてもらった。

そんなクラブでまたプレー出来て本当に嬉しく思う。

先日の青森スーパーカップの時に沢山の方から
声を掛けてもらった。
僕の帰りを喜んでくれる人がたくさんいた。

本当に嬉しい。
サッカー選手として必要と思ってくれるところがあるのは本当に幸せなこと。

そんな人達の期待にこれから応えたいと思う。


もう1つ。
背番号3を背負って戦うことになった訳だが、その意味にも触れていく。

僕の中では背番号3は好きな数字ではあるが、
正直ネガティブな印象を持っている。
理由としては、
水戸ホーリーホック在籍時に僕は本当に苦しい時間を過ごした。
試合は愚か、ベンチにも入れない日々が長く続き
プロ生活で1番苦しい時間を過ごしたと認識している。

そんな水戸で背負っていた番号こそ3だった。



今回背番号3を背負って戦うことにしたのは

そのネガティブな印象を払拭したい。

あの苦しい日々があったからこそ
今ここで大好きなサッカーが出来ている。
その事を忘れないように。

こんな思いからチョイスした。

背番号3で多くの人に感動を与えれるように
ヴァンラーレ八戸のために戦う。

後半戦に向けて

長くなってしまったが、
最後に後半戦に向けての想いを書いていく。

移籍はサッカー人生の分岐点になる。

だからこそ色んな人に話を聞いて
色んな事を考えて、悩んで、
今回、「移籍」という決断をした。

もう決断した以上、
この決断が正しいかなんて考えるのは無意味。
そこは理解している。

今は自分で選択した道で結果を残すんだと強く思っている。

後半戦に向けては、
移籍で色んな想いがあり
モチベーションは高いが、
劇的に変える事はないと思っている。

足が急に速くなる訳ではないし、
身体が急に強くなるわけでもない。
福島で再確認できた自分のストロングとウィーク。
そこを地道に突き詰めていくしかない。
自分に出来ることに集中して取り組んで、
自分を高めていきたい。

絶対自分なら出来る。
結果を残せる。


そんな確固たる自信を持てるように
日々を突き詰めていきたい。


まもなく再開するJ3リーグ。
混戦を極める優勝争いと一緒に
後半戦の佐藤和樹の活躍にも注目してほしい。



ヴァンラーレ八戸 3佐藤和樹



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