見出し画像

横浜創英さんに行ってみた。(何かを変えることの難しさと日本の教育の未来について)

こんにちは!
本日は横浜創英さんに行って参りました👏👏
毎度毎度、ツテを辿って学校訪問をさせていただいております。
本当に感謝しかありません🙇‍♂️

今日は、期末試験中ということで
授業や普段の生徒さんの様子は見られなかったので
横浜創英さんについて、ではなくそこで感じたことを書かせていただきます。

横浜創英さんについて少し


とはいえ、せっかくお邪魔させていただきましたので横浜創英さんについても少し書かせてください。

横浜創英さんは神奈川県横浜市にある中高一貫の私立学校です。
開校は1940年、80周年を越す歴史ある学校ですが校舎はとても綺麗です。
最近図書館や食堂が新しくなったようで現代的な校舎でした。

期末試験を終えて帰路に着く高校生に遭遇しましたが、
友達と試験のデキがどうだったかという話で盛り上がっていました。
一般的な光景ですね。高校時代を思い出します。(15年前ということに驚愕)

そんな横浜創英さんは、数年前にあの工藤勇一先生が校長先生として赴任されました。
そこに去年から山本孝雄先生が本格的に参加し、学校教育のNew Normalを作ろうとしているそうです。

学校の当たり前をやめた先生が、学校の当たり前を変えようとしている


工藤先生の有名な著書に『学校の「当たり前」をやめた。』があります。
本の内容は、工藤先生が以前に赴任されていた麹町中学校での改革についてです。
(ご興味のある方はぜひ一度読んでみてください!!)

学校の中になんとなくある常識、
多くの先生が「なぜ?」と聞かれると明確な回答ができないけど、
でも当たり前のように存在し、当たり前のように守られてきた伝統。

そんな当たり前の常識に「本当に必要?」と問いかけ、
子どもの未来のために本当に必要だと思うものを取り入れていく過程が書かれています。

よくあるお話ですが、
こういった改革者やチェンジメイカーはほぼ確実に
「〇〇さんだからできたんじゃない?」
「私とは環境が違うから、、」
と言われます。

これは一理あると思います。
その人の特性、環境は改革に大きな影響を与えます。
しかし、それは他の人や環境では改革が不可能だという証明にはなりません。

そして、工藤先生はこの改革を全国の学校で導入できるシステムにしようとしているそうです。
(以前、こちらの記事で紹介した「おやじ日本全国大会(パネルディスカッション)」でもチラッと言及されていました。)

今回の訪問では、工藤先生に直接お話を伺うことができませんでしたが
山本先生のお話から、その真剣さと本気度が伝わってきました。

何かを変えることの難しさ


さて、やっと今回の記事の本題です。笑

教育改革を行う過程で、
山本先生も何度も成功体験をお持ちだと思います。
「自律型学習者を育てる」「主体性を育む」
こういったものの理論もノウハウもあるのではないでしょうか。

それでも、本日お話を聞いた際に山本先生が仰っていたのは
実際に現場に落とし込むことは簡単ではないということでした。

僕自身も、
色々な方のお話を聞き、本や論文で情報収集をし、それなりの実践を通して
「主体性を育む」ためには選択肢を与え、その結果を見せることが大事なのではないかと考えています。(詳しくはこちらの記事を)

しかし、実際にはそんな簡単にいくことばかりではないということでした。
当たり前ですが、生徒は千差万別です。
その方の家庭環境やこれまでの経験によって思考や習慣が大きく異なります。
そんな彼らに対して、同じ理論やノウハウが通じるはずもありません。
様々な生徒に合わせた変化が必要です。
その環境に合わせた微調整が必要です。
それを理解してくれるチームが必要です。

だからこそ、
この改革には日本中の先生方の想いが必要不可欠だと考えています。

これは、企業であれ、部活動であれ、どんな組織でも同じことだと考えています。
大切なのは、システムとそれを扱う人の想いではないでしょうか?

そして、その改革の意思は
少しずつ広がっている気がしています。
「このままじゃダメだ」「変えていかなければいけない」
そんなふうに考えている先生方と最近知り合うことが増えてきました。

きっと日本の教育の未来は明るいんじゃないかなと
そんなふうに感じました。

新しいシステムがもうすぐそこまで来てます。
最初はそのシステムも上手くいかないかもしれません。
でも、想いを持った人がそのシステムを使えば、
きっと良い方に進んでいく気がします。

そんな未来をニヤニヤしながら迎えにいきたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?