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モンテッソーリ教育を学んで思ったこと

こんにちは!
モンテッソーリ教育について学んだ中で「ここなんじゃね?本当に重要なのって」と思ったことを少し書きたいと思います。

モンテッソーリ教育って何?


まずはモンテッソーリ教育について少し、
その起源はイタリアのマリア・モンテッソーリさんが始めた「こどもの家」にあるそうです。

モンテッソーリさんは元々お医者さんで、知的障害のある子どもの研究をされていたそうです。
そこで培ったノウハウを使って「こどもの家」を始めたところ、貧困層、スラム街の子どもたちが見違えるように変わっていき、そのメソッドを集めたものが、のちのモンテッソーリ教育に繋がったんだとか。

モンテッソーリ教育を受けた有名人を見るとえげつないですね笑
藤井聡太さん(将棋の棋士)、バラクオバマさん(米大統領)、ビルゲイツさん(マイクロソフト)などなど

こんなことを書いてると
「モンテッソーリ教育ってやっぱりエリート教育に繋がるんだ!」
なんて思われそうですが、
僕自身の考えはこうです。

「モンテッソーリ教育は子どもが本来もつ可能性をしっかり引き出してくれる教育」

子どもには本来好奇心があります。成長したいという欲もあります。
それを失わせずに、しっかり伸ばしてあげる教育。
それがモンテッソーリ教育なのではないかと思います。

「え?どうこと?そんだけ?笑」って感じだと思うので
少し具体的な話を見ていきましょう!

子どもは完全に宇宙人!?


僕にはまだ子どもがいないのですが、友達の話を聞いていると「なるほど大変なんだろうな」と思うことがよくあります。

特に、
「何がしたいのかわからない」
「なぜ不機嫌なのかわからない」
という言葉をよく聞きます。
中には「完全に宇宙人」と言った人もいました。笑

ですが、これって実その通りなのではないかと思っていて、
モンテッソーリ教育でも
「子どもと大人は全く違うものだ思わなければいけない」とされています。
つまり、同じ価値観や物差しで測れないのです。

これ、意外と難しいですよね。
頭ではわかっていても、無意識に自分の感覚で考えてしまうものです。
「自分は大丈夫、できてる」と思った時にもう一度「本当に?」と考えてみるのが大事だったりします。

僕がモンテッソーリ教育について調べたり、友達の話を聞いてて感じたのは、それこそ「違う文化(アフリカの民族とか)の人に接している感覚」に近いのかなと思いました。
違う文化圏の人を理解しようとするときは、
まずは相手の考えや習慣、優先順位などを探ろうとしますよね?

子供と接するときは、それに近い感覚で接する必要があるように感じました。

子どもの行動は本能が「しなさい」と言っている大事なタスク?


モンテッソーリ教育について知識がある方は、子どもは「お仕事」をする必要があると聞いたことがあるかもしれません。
最初は僕も、「お仕事」って「遊び」ことかな?
なんて思っていたのですが、モンテッソーリ教育において「お仕事」とは
「子どもの成長過程において、最適なタイミングで身に着けるべき行動」です。

例えば、スマホの保護シートや目に付いたシールを片っ端から剥がそうとする子どもがいるとします。
彼らの行動はもはや「意味不明」何が楽しいのか、どんな意味があるのかわかりません。

ですが、それはもしかしたら子どもの本能が「今、何かを剥がすという動きを覚えるに最適なタイミングだから!とにかく色々剥がす練習して!そしてその動きを身につけて!」と言っているとしましょう。

それは生物としての本能、鳥が飛び方を覚えたり、虎が狩りを覚えるのと同じように、必要な行動なのかもしれません。(実際ものの剥がし方わかんないまま大人になったらやばいですよね笑)

もちろんうまくいかないこともあります。
1回2回で完全にスキルが定着することもありません。
ですから何度も何度も繰り返すのかもしれません。

この「お仕事」をしているときの子どもの集中力は凄まじいそうです。
それこそ、本能が今がベストだから身につけなさいと言っているのですから当然です。
(虎や鳥だったらできないままだと普通に死にます。)
こうなるとそれをやめさせるのはなかなか難しく、
無理に止めると、反発したり、不機嫌になったり、最終的には無気力になってしまうんだとか。

しかし、子どもが「お仕事」を始める時は突然です。
お出かけの直前、夕ご飯の最中、真夜中かもしれません。
それに全て付き合ってたら、大人の方が参ってしまいますよね。

だからできるだけでいいんだと思います。
彼らがしていることは「無意味で訳のわからないこと」ではなく、彼らにとっては大事な「成長のプロセス」なのかもしれないと理解しておくことが重要なのかもしれません。

とにかく子どもを観察し、今彼らは何がしたいのか、何を求めているのか、何を学ぼうとしているのか、
自分と同じ物差しではなく、完全に違うものだという前提で理解しようとしてみるといいのかもしれません。

まとめ


この「お仕事」とは、
子どもが本来持っている成長したいという欲求に、適切なタイミングで答えることです。
モンテッソーリ教育で使われる教具にはその欲求に答えられるものがたくさんあります。
子どもが成長したいと感じたときに、それの機会を与えてあげること、これができる環境を重要視しているのです。

冒頭で書いた「モンテッソーリ教育は子どもが本来もつ可能性をしっかり引き出してくれる教育」という言葉の真意はここにあります。
子どもは自分の本能に従い、自分が成長するタイミングを知っています。
それを大人の都合で早めることも遅くすることも子どもにとってはストレスになります。

彼らが自分らしく、自分のペースで成長できる手助けをしてあげることが重要なのかもしれませんね。


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