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40歳の甘酸っぱいバレンタイン〜序章〜

今年はいつになくドキドキするバレンタインを過ごしました。

夫とは結婚15年目、
出会ってから考えるともう20年近くも一緒にいます。

(改めて書いてみるとすごい年数に自分がびっくり。)

そんな私たちは、誕生日やクリスマス、
そういったイベント事を特別大事に過ごすとかはしない夫婦。
前にも書きましたが、子どもたちが望むので少しする程度。

なので先月の夫の誕生日も、特に何もせずに終わった。
本当に何もしない。
(子どもは手紙や絵をかいて渡してくれてた)


でも、今年のバレンタインデーはいつもと違う。

何が違うかって


私たち、絶賛冷戦中であるということ。


勃発したのはかれこれ10日以上前。
それからあまり口きいてない。
最初の3日間は完全に喋らず、てかあまり会わないようにしてて、
でも事務連絡も必要で、少しずつ交わすようになってきた感じ。

冷戦のきっかけは、
我が家、古いおばあちゃんの家をリノベして住んでいるのですが、
まだまだ手直しして快適にしたい箇所もあって
その棚卸しとスケジュールを組みたいってことで話していたところから。

本当にちょっとしたことなんだけど、
私にとってムッとしてしまって、

・・・というのは表面的で

本当は、チクっと心に刺さったんですよね。

夫のことを知ってる人は分かると思うのですが
夫はチクっと刺すような人じゃない。
むしろ言葉も態度も柔和で、たいがいは受け入れてくれる人。

でも私の心には引っかかってしまった。

何が引っかかったのか、
冷静になってあとからわかったのは、

なんとなく付き合ってやってる感を感じた。
夫のタスクを増やしてるの、私?
私たちが幸せに暮らす家をもっと良くしたい、ただただそれを一緒に考えてほしかったの。

そう、
うちの夫はいわゆる"いい人"で
みんなの言う事を聞き過ぎてしまう。
みんなの願いを叶えようとしてしまう。

今回も、もっと住み心地良くしたいから
一緒に計画練ろうってことで
私が言い出した事。

叶えてやらないといけない。
なぜなら不機嫌になってもっと大惨事になるから、その前に。

愛する人の願いを叶えてやりたい
という純粋な気持ちもなくはないはず。

でもね、妻はわかりますよね、
これは私のためにやってないな、ってのが。


あー、私は、愛されてるんじゃない、
恐れられてるんだ。


それを無意識の層で感じだんだと思う、
悲しくて、痛くて、

それで、表面ではムッとして、
もういいです、
話はしたくありません、

そんな冷戦の始まりとなりました。


子どもがいてもいなくても関係なく
朝でも夜でも関係なく
私はできるだけ顔を合わせないようにした。

痛みに触れたくなくて
シャッターを下ろすしかなかった。

愛されてない。
私が大事なんじゃない。
私はあなたの負担を増やす存在。


これ、私の中の子どもが暴走すると、
この世界観ですべてを見てしまう。

裏返すと、

愛されたい。
大事に思われていたい。
あなたの負担を増やしたくない。

なんですよね。

それも頭ではわかってるけど、
シャッターを下ろしてしばらく過ごした。


3日間会話ゼロ。
だんだん落ち着いてきたこともあるし
事務的なことは話さないと進まないので
ちょっとずつ言葉交わすようになった。

そんなときのバレンタインでした。


長くなったので、続きはまた書きます。

甘酸っぱい体験は次回におあずけです。🙏

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