人生をハードモードにしていたのは私。
家族揃ってインフルエンザにかかり、
1週間お休みしていました。
ひたすら寝て、ひたすら休んで、
落ち着いてきてからも
無理せずゴロゴロしていました。
みんな食欲もないから、
お粥かうどん作るくらい。
洗濯も掃除もしない。
こんなに何もしないで
布団敷きっぱなしで過ごしたのは
初めてかもしれない。
休んでいいよ、やらなくていいよ、と自分に許可を出すのにも
「エイっ」と力入れないとできないんだな、私、と改めて感じました。
もう一つ貴重な経験をしました。
実は今週、結婚15周年で、夫婦で一泊旅を予定していたんです。
私たちのホテルも、
子どもたちや愛犬をどうするのかも、
すべて下準備して、いざ、ってところまできてたのに、
全部キャンセルになった。涙
ここ最近、夫婦仲がより一層深まってきていて、大切にされていることが本当に嬉しい、そういう話もしたかったし、
2人で初めて行った温泉地、思い出の地を巡ることになってたし、
節目の15年をすごくいい感じで迎えられていることを、同じ時間を過ごしながらお互いに感じ合いたかった、とても楽しみにしていたんだけど、
記念日当日は、一番苦しんでただただ寝ているだけで終わった…
でも、
なんだか心はスッキリ晴れていたんです。
正直、キャンセル料100%はいたい。
子どもと私たちの予定でいつまたこの機会がもてるのかと思うと、なかなか難しいものもある。
もうすぐそこまで手が届きそうなのに掴めなかったから、
すごく悔しいし残念なんだけど、
思ったような精神的ダメージがなかった。
不思議なほどに。
残念な気持ちに蓋をするでもなく、
無理にポジティブに考えようとしてるわけでもない。
ただフラットに事実を受け止められた。
旅行にいってなくても、行けていたとしても、
それでも変わらずにお互いを想い合っていて、
2人の大事な子どもたちはここにスクスク育っていて
私はなんて幸せなんだと思えた。
4人揃って熱で寝込んで引きこもっていることも
それはそれでとっても貴重な時間だった。
↑
こういうの、「きれいごと」だと思ってたほうの人間です。笑
善人とか聖人君子とか良妻賢母とか
そういうの「気取ってる」んじゃないか、と。
本当の本当のところでは、
旅行いけなかったじゃないか、チクショー
私の休日返してよーー
そう思ってるんでしょ?って。
もちろん、そうも思ってる。
けど、それと同じかそれ以上に、
「これはこれで幸せ」もまた真実としてあるんだと知った。
悲劇のヒロインや
「どーせ私は」っていじけるヒロインを
気取って演じてたのは、私。
なんでもかんでも斜めに見て、
斜めに受け取ってたんだと、今となってはわかる。
自分のことも、世界(周り)のことも、
本当に見え方捉え方が変わった。
私の「寛容さ」レベルが格段に上がっている。
それに気づいて、小躍りしたくなる私はまだまだ未熟なのかもしれない。笑
でも、何事にも揺さぶられない芯のある人になりたいと思って、
ここまで地道にコツコツやってきたことが
ようやくこうして結実していると思うと、
小躍りくらいしたっていいよね。
何が起きても、私は私でいられる。
…とまではまだ言えないけど、
その土台はちゃんとつくれている。
日々の幸せを感じるためにも
もっと豊かな人生を切り拓いていくためにも
自分に向き合い続けていこう。
まだまだ人生は面白いことになりそうだ。
子育てや夫婦関係や働き方で、
先の見えない閉塞感につらくなることってあります。
子どもたちの目の輝きを大事にするのと同時に、
大人たちの目の輝き、心の躍動を取り戻さなければならないって思います。
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