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これからの教育を考える。

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元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
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#これからの教育

教員退職した私が、また教育に首を突っ込む理由

大学卒業して小学校の教員となり なんとかかんとか必死にやっていたけれど ついに学校に行けなくなった。 14年目。 自分に向き合ってみると 自信がない 他者の目を気にして自分らしくいられない 自分には価値がない がんばってみんなに追いつくくらいしかできない 自分がない、言いたいこともない なのに指導しなきゃいけないのがつらい そんな気持ちを抱えながらやっていたことを 改めて認識することになった。 子どもたちや先生方が目の前にいると その本音、弱音に蓋をするしかなかった

会社に人生を預けるな?勉強しなければ大丈夫?

教員を退職して5年。 強みを活かし開業して3年。 教育界を飛び出して いろんな業界を知り いろんな人とたくさん繋がり 本当に世界は広いな 人生って面白いな と思う。 もちろん 一筋縄ではいかないこともたくさんありますが それも含めて面白いな そう思って生きています。 最近では 心身こわして休職したなんて言うと 驚かれますが その休職こそが私の人生を変えてくれるものでした。 その一つが休職中に図書館で借りた2冊の本。 勝間和代さん 「会社に人生を預けるな」(20

教育イベント開催!

ぐんま教育キャラバン 第2回edu.フェス開催しました! 80名以上の方に ご参加いただくことができ おかげさまで大盛況でした!! 運営スタッフをはじめ ゲストスピーカーの皆さん フリースクールさんのご協力があって こうして開催までたどりつきましたが 当日の参加者の皆さんがまた 真剣に聞いて考えて 熱く楽しく盛り上がってくれて 子どもたちも遊びに対話に好きにやってくれて みんなでつくり上げた感! 本当に素晴らしい時間になりました! ゲストの方々のお話は 机上の話で

ラジオで教育を語ってきました!

FM GUNMA子育て番組「かかあデンパ」 でぐんま教育キャラバンのお話をしてきました! ぐんま教育キャラバンて? 元教員でなぜこの活動を? 教育って?人を育むって? 今後思い描いていることは? 短い時間でしたが ガーっと話してきました!笑    改めて原点に立ち返ると 子育てを通して 「人が育つ」ということへの視野が広がって 100点をとれること 静かにいい姿勢で話を聞けること 運動会で揃った演技ができること それをゴールに指導している学校に そんな狭い教育を

親のエゴ?

小2の息子。 毎朝決まった時間に 自ら出発するようになった。 担任の先生が合っていて クラスの友達が大好きで 理解力が高まり、学習もまあ順調で 朝のドッジボールが何より楽しみ。 図書バッグと プールバッグと 水筒と 重い荷物を背中と両手と首に下げて 玄関でギューとハグしてから 息子の中で踏ん切りつけて 出発する。 2年生になって 学校がいやな場所じゃなくなった。 先生、お友達のおかげ。 でも、 行きたくない場所ではなくなったけど 行きたい場所ではない。 行き

子どもの声、聞かないといけないですか?

昨日、edu.フェスのゲストスピーカーの方と打ち合わせZoomをしました。 「全国校則一覧」をデータベース化して Forbes Japan「世界を変える30歳未満」に選出。 NPO法人Change of Perspective 代表の 神谷航平くん。 19歳。 うちの子の方が歳が近い。 すっごく面白かった。 ジェネレーションギャップを感じまくった。 どんな思考してるのか聞いてるのが楽しかった。 最後に 若者の空気感をぜひ大人たちに話してほしい という話になり、 先日

今、教育を問い直そう。

教育とは? 学校のあるべき姿とは? 子どもたちが毎日過ごす学校。 1日8時間。 この場所でたくさんのことを 学び吸収してきている。 それが社会に出た時に その子を支えるものであってほしい・・・! 増え続ける不登校 先生不足 ICTやコミュニティスクール 先生の働き方改革 教育支援センター オルタナティブ・フリースクール 学びの選択肢 学校教育は過渡期であり 先生も行政も保護者も地域も みんな奮闘中。 だけどまだ、 各地で点・点でしかなかったり 体制が整ってな

「教育を変える」をやめる

教育に疑問を持って 教育について語る会を始めて いろんな人の話を聞いて やっぱり今の教育は 変えていかなきゃいけないって思い 活動を続けてきた。 「教育を変える」ことが目標でありゴールだった。 でも度々言われてきた。 教育を変える って言うけど 相手を変えることはできないよね? それはそうなんだけど それはそうなんだけど でも現状をみると困ってる人は多くて 何も変わらないなんて そこにアクションしないなんてできない。 言葉はやんわり使うようになったけど やっぱり

娘の行き渋りからみえた、より良い教育への鍵。

我が家の行き渋りっ子ちゃんの最近。 行き渋りに向き合って4年目。 学年の最初はいつも調子が良く 4年生になってからも ゴールデンウィークが明けてからも 順調って見えていました。 その流れが変わったのがこの時。 この後は 何も言わずに行く時もあれば 体調不良でお休みする時もあって で、今朝は玄関で 「行きたくない〜」 ってなりました。 行きたくないけど、行ってるんだろうな とは思っていたけど 今朝は顕著だった。 聞いてみると 「校外学習がいやだ」 これまで

本音を言えてますか?

みなさんは、 本音 で生きられてますか? 私は元教員、 教育をより良くしたいと活動もしていますが 学校の先生って なかなか本音でいられない という現状があるなぁと思います。 「子どもたちのため」 という大前提があって そのために日々走り回っています。 いろんな子がたくさんいる学校 何が起こるかわからない。 どうしても自分のことは後回しに。 そしてそこには 保護者もいるし 学校の決まりや文化もあるし 地域とのつながりもあるし 教育委員会のご指導もあるし さらには

宿題って必要??

宿題の有無について 教育を考える人たちの中ではよく話題にあがります。 まだほとんどの学校で当たり前に宿題はあるけれど 少しずつ なくすorあり方を改める 方向に 動いているように感じます。 嫌々やっても実にならない 「学び」ってもっと他にある 家庭の負担 チェックする先生の負担 私もいろんな理由があって、 なくしていいんじゃないか、と思っていた。 でもまた少し考えが変わってきたのが最近。 私は教員だったので、宿題を出していた側です。 その当時は、宿題を出すことは当

「実は」困ってるのかもしれない

新学期が始まって1週間、 うちの子たちは、毎朝「行ってきます」と 自分の足で家を出ています! 当たり前のことかもしれないけど 我が家にとっては当たり前ではないのですー 小学校1年生の1学期から行きしぶり 民間のスクール×学校を選択してきた娘 そんな選択肢を知っているからなのか 行きしぶり遅刻でなんとか登校する弟 多様な学びを選択していい時代になってはいるし 子どものたちのおかげで得たものは大きかった けれど 3年間葛藤の日々だったなぁぁ それらを経て 今年はまた

はみ出すことを恐れない

背中押されました。 教育研究家の妹尾昌俊さんの記事。 佐賀県庁職員の円城寺雄介さんの著書『県庁そろそろクビですか?「はみだし公務員の挑戦」』(小学館) を話題にしてのブログ。 以下引用です。 ここからは私の話。 はみ出したい自分もいる。 でも悪目立ちはしたくない。 教員を辞めてから、その葛藤をずっと繰り返してる気がします。 でも、はみ出すことが目的なんじゃない。 その先にあるより良い未来、社会のために 手段としてはみ出すってことなんですよね。 公務員魂(と言って

社会にインパクトをもたらすための表現活動。

教育のイベントのことで走り回ってる 今日この頃。 県の教育委員会、 また県の教職員組合の後援もとれて 着々と進んでいます。 先日は市の教育委員会さんにうかがい 全校の先生方にチラシを届ける段取りをつけてきました。 あーほんとにやるんだな、って 実感。 以前、こんな記事も書きました。 たまたま私は元教員で、不登校の親で、 そんな経歴から、教育の活動が始まりました。 最初は自分サイズで 自分の気持ちがおもむくままに 無理しないことを大前提にやっていて そしたらいろん