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これからの教育を考える。

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元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
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一人の百歩より、百人の一歩とはよく言ったもんだ。

教育イベント「edu.フェス」が 明日となりました! 先日、会場設営や受付 サポートスタッフとして お手伝いいただくみなさんと 打ち合わせをしました! 新しい会場ですし 新しい取り組みも入れているので どうなるかわからないこといっぱいな中 こうして集まってくださることに 感謝しかありません🥹 また、 当日お話いただくゲストスピーカーの方も 最後の最後まで推敲してスライドを 作成してくださっていますし 県内のフリースクール紹介スペースのために 展示物を作成してくださ

教員が苦しくなった理由

私は二人の子どもを出産し 35歳のときに 育休から学校現場に復帰しました。 育児と両立しながら働くことが初めて。 また復帰と同時に 新しい職場(学校)へ異動もあり 出張の多い研修も重なって いろんなところでヒーヒーしてました。 でも、目の前の子どもたちには 私の状況は関係ない。 物理的に時間はないけれど 質は落としたくなかった。 また、5クラスの学年で 子育てしながらの同世代が4人。 私が一番年上。 ヒーヒー言ってる カッコ悪い自分でもいたくなかった。 でも実際

ラジオで教育を語ってきました!

FM GUNMA子育て番組「かかあデンパ」 でぐんま教育キャラバンのお話をしてきました! ぐんま教育キャラバンて? 元教員でなぜこの活動を? 教育って?人を育むって? 今後思い描いていることは? 短い時間でしたが ガーっと話してきました!笑    改めて原点に立ち返ると 子育てを通して 「人が育つ」ということへの視野が広がって 100点をとれること 静かにいい姿勢で話を聞けること 運動会で揃った演技ができること それをゴールに指導している学校に そんな狭い教育を

親のエゴ?

小2の息子。 毎朝決まった時間に 自ら出発するようになった。 担任の先生が合っていて クラスの友達が大好きで 理解力が高まり、学習もまあ順調で 朝のドッジボールが何より楽しみ。 図書バッグと プールバッグと 水筒と 重い荷物を背中と両手と首に下げて 玄関でギューとハグしてから 息子の中で踏ん切りつけて 出発する。 2年生になって 学校がいやな場所じゃなくなった。 先生、お友達のおかげ。 でも、 行きたくない場所ではなくなったけど 行きたい場所ではない。 行き

子どもの声、聞かないといけないですか?

昨日、edu.フェスのゲストスピーカーの方と打ち合わせZoomをしました。 「全国校則一覧」をデータベース化して Forbes Japan「世界を変える30歳未満」に選出。 NPO法人Change of Perspective 代表の 神谷航平くん。 19歳。 うちの子の方が歳が近い。 すっごく面白かった。 ジェネレーションギャップを感じまくった。 どんな思考してるのか聞いてるのが楽しかった。 最後に 若者の空気感をぜひ大人たちに話してほしい という話になり、 先日

教育とは、何のためにあるのか?

教育は、20年後、30年後の 想像もつかない未来を生きる子どもたちのためにある これは私が教員を続けられなくなり 休職していた時に教育講演会で聞いた言葉です。 さて 教員の仕事で 一番多く時間と労力を費やすのは 何か? 決められた時間数で 決められた学習内容をこなすこと その中でできるだけみんなが成績で A判定(よくできる)がとれるようにすること それじゃないでしょうか。 (小学校しか経験がないので、それを元に書いています) それにプラスして 行事への取組やク

今、教育を問い直そう。

教育とは? 学校のあるべき姿とは? 子どもたちが毎日過ごす学校。 1日8時間。 この場所でたくさんのことを 学び吸収してきている。 それが社会に出た時に その子を支えるものであってほしい・・・! 増え続ける不登校 先生不足 ICTやコミュニティスクール 先生の働き方改革 教育支援センター オルタナティブ・フリースクール 学びの選択肢 学校教育は過渡期であり 先生も行政も保護者も地域も みんな奮闘中。 だけどまだ、 各地で点・点でしかなかったり 体制が整ってな

「教育を変える」をやめる

教育に疑問を持って 教育について語る会を始めて いろんな人の話を聞いて やっぱり今の教育は 変えていかなきゃいけないって思い 活動を続けてきた。 「教育を変える」ことが目標でありゴールだった。 でも度々言われてきた。 教育を変える って言うけど 相手を変えることはできないよね? それはそうなんだけど それはそうなんだけど でも現状をみると困ってる人は多くて 何も変わらないなんて そこにアクションしないなんてできない。 言葉はやんわり使うようになったけど やっぱり

休日の体験から、「教育ってこういうことか」と思った話。

土曜日 地元で活動を続けている 私の母のコーラス隊のイベントを 子どもたちと楽しんできました♪ 60〜90代の方々と一緒に 歌って、動いて、笑って、 時に子どものアイデアを採用してくれたり 可愛がってもらい、とっても喜ばれて お互いに満ち満ちた時間になりました。 その日の夕方は 地元高校主催のサッカー体験⚽️ スポンサーの銀だこ目当てではあったけど笑 中学生や高校生と触れ合ったり 周りの上手い子たちに刺激されてがんばってみたり コーチの熱い指示で走りまくったり これ

「学校に行かない」に向かいつつある今

最近、娘の行き渋りが、また強くなった。 行き渋り4年目。 本当にいろんな方に出会って いろんな角度から助言や支援いただいて フリースクールや市の適応指導も活用して いろいろ通(とお)ってきて あえて今年は学校との連携を強め 娘の意向も聞きながら 学校に居場所をつくれるようにと 奔走している。 そりゃー全部思うようになんていかない。 特にいろんな人がいる学校。 だからこそ そういうところに目をつむったり 折衷したり 乗り越えられる人にもなってほしい そんな親側の願い

娘の行き渋りからみえた、より良い教育への鍵。

我が家の行き渋りっ子ちゃんの最近。 行き渋りに向き合って4年目。 学年の最初はいつも調子が良く 4年生になってからも ゴールデンウィークが明けてからも 順調って見えていました。 その流れが変わったのがこの時。 この後は 何も言わずに行く時もあれば 体調不良でお休みする時もあって で、今朝は玄関で 「行きたくない〜」 ってなりました。 行きたくないけど、行ってるんだろうな とは思っていたけど 今朝は顕著だった。 聞いてみると 「校外学習がいやだ」 これまで

本音を言えてますか?

みなさんは、 本音 で生きられてますか? 私は元教員、 教育をより良くしたいと活動もしていますが 学校の先生って なかなか本音でいられない という現状があるなぁと思います。 「子どもたちのため」 という大前提があって そのために日々走り回っています。 いろんな子がたくさんいる学校 何が起こるかわからない。 どうしても自分のことは後回しに。 そしてそこには 保護者もいるし 学校の決まりや文化もあるし 地域とのつながりもあるし 教育委員会のご指導もあるし さらには

娘が「学校行きたくない」って言ってくれたからできたこと。

1年生の5月から小学校に行き渋り オルタナティブスクールと学校と 少し市内の適応指導教室と いろんな通い方をしてきた娘。 4年生になってから 休まず25日間学校に通いました。 これまでのいろいろはこちら↓ それなりに安心しながら楽しんでいたように思う。 時々 「学校行きたくないーー!!」 と朝元気にさけんでいた。 あくまで、元気に。笑 けど行くことを続けた娘。 だいぶ充電切れてきたなぁ と思っていた最近 今日は「行きたくない」とボソっと言った。 元気でなく、

行きしぶりっ子、1ヶ月休まず学校に行ったよ!

昨日は小学校で保護者面談でした。 これまでも投稿してきましたが 現小4娘は、小1のときに行きしぶりが始まり オルタナティブスクールと学校、両方に通う登校スタイルを 3年間続けてきました。 (小3の3学期だけはスクールと適応指導教室) そんなこんな、3年間いろいろ考えて行動して 行きつ戻りつして 新学期は学校からのスタートと決めた娘。 できる限りのことをしようと思い 始業式の日に校長室面談させてもらい そして4月は休まず登校しました。 娘が安心して過ごせる場所・人・時