マガジンのカバー画像

これからの教育を考える。

116
元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
運営しているクリエイター

記事一覧

教育cafe開催報告:一筋縄ではいかないと思い知る

『桐生の教育を語るcafe』vol.4 を開催しました。 10名の参加者で教育を語り合いました☕️ はじめに、私の方から 想いの丈をお話させていただきました。 先生も保護者も地域も行政も 立場関係なくみんなで繋がって 想いを共有し合うことが 今必要だ ということが、話の柱です。 つい先日、たまたまですが 子どもが通う学校の先生とお話しして と話されていたのを聞いて まったく同感だと思いました。 新しい教育の取り組みとして ・チーム担任制 ・宿題や通知表の廃止

自分だからこその価値とは

私は、 「自分だからこそ」とか 「自分の価値」 という言葉をよく使うのですが すごく大事にしています。 それは 「自分には価値がない」 「自分には個性や専門性がない」 そこへのコンプレックスが 強かったからだと思います。 私は元教員なんですが 周りの先生たち、 個性的で「自分」を持っている人が多かった。 先生という仕事への情熱も。 一方で、私は 想いは半端だし これが強みです、と胸張って言えるものもないし 専門教科も上手く磨けてない そんな状態でも いっち

教育の本質。すべての本質。

今週末14日に 桐生の教育を語るcafeを開きます。 そこで、ちょっと 私の想いも語らせていただくんですが 今日はそのスライドを作りました。 その流れで、教育の書籍を読んで うん、うん、うなることばかり。 根本、本質を見失っては よい実践も上滑りになってしまいます。 逆にそこを見失わなければ 拙くても、模索中だとしても 相手にちゃんと届くと思う。 さらには 本質をみんなで共有し合い 何度も擦り合わせ 何度も確認し合い 諦めなければ その想いは濃く広く伝播していくはず

「人並み以上でいなければならない」という呪縛

昨日 こんな投稿をしたけれど 私は昔から むやみに自己評価を下げて それをセルフイメージとしてもってしまい 自分なんて大した人じゃない 自分は人並み以下なんだな そう思って 自分で自分を苦しめる人だった。 でも、これ、 裏を返すと 人並み以上でいたい ってことなんだなと思った。 子どもの頃から 勉強も運動もできるほうだったし 親の幸せの定義がおそらく 「人並み以上」だったのもあって 人並み以上でいる ということが 私のデフォルトだった。 それがだんだん

がんばり方のアップデート

今週末、教育を語るcafeを開催する。 第4回目。 仲間が増えたのもあり いろいろやっていくためにも 今回は団体登録をして 場所も改めて 仕切り直し感覚での開催。 そのためちょっと気合を入れて 資料を作っている。 気合いが入り過ぎている。 見積もっていた時間を大幅にオーバー。 でも今回は やりたいから 伝えたいことがあるから 自分で納得してやっている。 教員時代は 「やらなきゃいけない」 そう思って身を削ってがんばっていた。 やりたいとか 伝えたいとかじゃない。

教員退職した私が、また教育に首を突っ込む理由

大学卒業して小学校の教員となり なんとかかんとか必死にやっていたけれど ついに学校に行けなくなった。 14年目。 自分に向き合ってみると 自信がない 他者の目を気にして自分らしくいられない 自分には価値がない がんばってみんなに追いつくくらいしかできない 自分がない、言いたいこともない なのに指導しなきゃいけないのがつらい そんな気持ちを抱えながらやっていたことを 改めて認識することになった。 子どもたちや先生方が目の前にいると その本音、弱音に蓋をするしかなかった

カッコいい人たち。

先日、教育イベントの打ち上げをしました。 すごく心地よかったんです 楽しかったんです 何がよかったか考えてみると 答えや結論を出さずに ぐるぐる話してること それがなんとも心地よかった。 例えば、 老いること命が尽きることは自然なこと と思えるのに でも大切な人となると何とかしたくなるよね とか インターネットを使わずに 時間をかけて自分で調べてみることの尊さ けどAI、デジタルの活用 どっちも必要な力だよね 『結論を出さなければいけない』 『これが唯一の

言いたいことが、言えない

最近、記事が書けなくなっている。 というか、 言いたいことが言えなくなっている。 そこにすごくもどかしさを感じていた最近。 なぜ言えなくなっているのか。 教育の活動が勢いづいていて 関わる人が増える 応援してくれる人が増える いろんな課題も見えてくる 自分の言いたいことだけではだめだ みんなの想いを汲まなければ と勝手に「自分」より「みんな」に寄せて 考えるようになってしまっていた からだと思う。 教員を退職して 個人でやっていこうと決めたのは 「自分」を生き

会社に人生を預けるな?勉強しなければ大丈夫?

教員を退職して5年。 強みを活かし開業して3年。 教育界を飛び出して いろんな業界を知り いろんな人とたくさん繋がり 本当に世界は広いな 人生って面白いな と思う。 もちろん 一筋縄ではいかないこともたくさんありますが それも含めて面白いな そう思って生きています。 最近では 心身こわして休職したなんて言うと 驚かれますが その休職こそが私の人生を変えてくれるものでした。 その一つが休職中に図書館で借りた2冊の本。 勝間和代さん 「会社に人生を預けるな」(20

教育イベント開催!

ぐんま教育キャラバン 第2回edu.フェス開催しました! 80名以上の方に ご参加いただくことができ おかげさまで大盛況でした!! 運営スタッフをはじめ ゲストスピーカーの皆さん フリースクールさんのご協力があって こうして開催までたどりつきましたが 当日の参加者の皆さんがまた 真剣に聞いて考えて 熱く楽しく盛り上がってくれて 子どもたちも遊びに対話に好きにやってくれて みんなでつくり上げた感! 本当に素晴らしい時間になりました! ゲストの方々のお話は 机上の話で

一人の百歩より、百人の一歩とはよく言ったもんだ。

教育イベント「edu.フェス」が 明日となりました! 先日、会場設営や受付 サポートスタッフとして お手伝いいただくみなさんと 打ち合わせをしました! 新しい会場ですし 新しい取り組みも入れているので どうなるかわからないこといっぱいな中 こうして集まってくださることに 感謝しかありません🥹 また、 当日お話いただくゲストスピーカーの方も 最後の最後まで推敲してスライドを 作成してくださっていますし 県内のフリースクール紹介スペースのために 展示物を作成してくださ

教員が苦しくなった理由

私は二人の子どもを出産し 35歳のときに 育休から学校現場に復帰しました。 育児と両立しながら働くことが初めて。 また復帰と同時に 新しい職場(学校)へ異動もあり 出張の多い研修も重なって いろんなところでヒーヒーしてました。 でも、目の前の子どもたちには 私の状況は関係ない。 物理的に時間はないけれど 質は落としたくなかった。 また、5クラスの学年で 子育てしながらの同世代が4人。 私が一番年上。 ヒーヒー言ってる カッコ悪い自分でもいたくなかった。 でも実際

ラジオで教育を語ってきました!

FM GUNMA子育て番組「かかあデンパ」 でぐんま教育キャラバンのお話をしてきました! ぐんま教育キャラバンて? 元教員でなぜこの活動を? 教育って?人を育むって? 今後思い描いていることは? 短い時間でしたが ガーっと話してきました!笑    改めて原点に立ち返ると 子育てを通して 「人が育つ」ということへの視野が広がって 100点をとれること 静かにいい姿勢で話を聞けること 運動会で揃った演技ができること それをゴールに指導している学校に そんな狭い教育を

親のエゴ?

小2の息子。 毎朝決まった時間に 自ら出発するようになった。 担任の先生が合っていて クラスの友達が大好きで 理解力が高まり、学習もまあ順調で 朝のドッジボールが何より楽しみ。 図書バッグと プールバッグと 水筒と 重い荷物を背中と両手と首に下げて 玄関でギューとハグしてから 息子の中で踏ん切りつけて 出発する。 2年生になって 学校がいやな場所じゃなくなった。 先生、お友達のおかげ。 でも、 行きたくない場所ではなくなったけど 行きたい場所ではない。 行き