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これからの教育を考える。

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元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
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#仕事について話そう

過小評価も過大評価もせず、自分にできることを淡々と

昨日、イベントに呼んでいただき 「教員から起業した人」 ということでお話してきました。 その話のことはまた後ほど書くとして、 登壇後の交流会でのたくさんのご縁! それがすごかったのですーー 起業を考えている現役の先生 居場所づくりされている方 子どもたちの未来のために開業された方 インクルーシブ教育に関心のある方 などなど そして、 ママさんやスタッフさん向けにお話してください とお声がけいただいたり フリースクールで運動系のワークショップ できそうですね、な

教員を辞めてよかったなと思ったこと。

教員を辞めてよかったなと思ったことの一つに、 世の中を広く見られるようになったことがあります。 特に、教員として欠如していたなと思うのは、 経済学的視点。 経済学のけの字も学んでないので 全然違うかもしれないのですが、、 何をやるにも、必ずコストがかかる。 これは「お金」という狭い意味ではなく お金、時間、労力、手間、思考、精神的なものまで 必ず何かと引き換えにしながら動いていきます。 公務員は、要望に応えるのが仕事みたいなところがあって だから、これは先生の業務なの

苦しかったのは「自分らしさ」とのギャップ

昨日は、教員を退職したのは 仕事と育児の両立が難しかったから・・・ という切り口で書きました。 だけど、根本的にはそこじゃなくて、 仕事でも家庭でも役割が増え 時間的・精神的に余裕がなくなり、 自分らしくいる 自分が自分でいる ということができないことがいろんなところに支障をきたしているんだということも書きました。 特に私は、若手のうちはまだいいにしても 中堅と言われるようになってからは、 ちゃんとした教員でいよう できる教員でいよう あの先輩みたいに威厳があって

私が教員を辞めたくなった時。

私は2019年3月に14年勤めた小学校教員を退職しました。 個人的に知ってる方、相談にいらっしゃる方、 教育の対話会をして、SNSを見ていて、 「しんどいな」と思っている先生 「辞めたいな」がちらついている先生が多いです。 実際辞めている先生も多い。 このままじゃ教育界ほんとにどうなっちゃうんだろう。 学校の外からできること、やっていかなくては。 それで、私も思い返してみると、 「しんどい・辞めたい・もう無理かも」 そう思うタイミングが幾度かやってきていました。

自分の気持ちを無いことにするしかなかった

今私が教育のフィールドで活動する原点、 それは、 自分らしさ溢れる学校に変わっていってほしい という切なる想いです。 ということは、今は、 自分らしくいられない学校 だと思っているということ…なんですよね。 その人次第ってところではあるけど、 でも簡単にはいかない。 自分のままじゃいられない そのままでいちゃいけない 全体のルールがまず優先 周りに気を配ることがまず大事 自分の言いたいことやりたいことはちょっと我慢して まずこのやるべきことをやりましょう あなた

教育現場に必要なこと、それは・・・

今日は教職員組合の方との談話会だった。 退職された方も含め、教員という立場の人たちと、教育に関して何かできないか?と考える母たちとの談話。 学力状況調査の歴史や今現在、 またICT活用の実態あたりがテーマだった。 学力調査の結果が公表されることで どうしても上を目指そうとする風が起きる。 調査のための事前対策=過去問を指導する時間、 私も「やるもんだ」と思ってやってきていたけど、 これは義務でも何でもないし 今思えば、 本当に子どもたちのためだったのか? そこに

「教員はオワコン」って言葉を見て。

昨日は、教員を辞める人が多いことについて書きました。 インスタなどを見ると、 教員は大変だから、非常勤講師になって、 +副業をするのをすすめている人が多い印象。 教員の働き方も、ほんとに変わっていきますね。 そんな中、 「教員はオワコン」 って言葉が目に入ってきて、 もやもやモゾモゾしました。 非常勤講師をしてるってことは 学校現場にいるってことで そこで働いている先生をオワコンと・・・? 中身を見てみると、 「そう言われてるけど、教員は素敵な人が多いよ」

お願い。忙しい「だけ」の仕事をやめよう。

年末から「学校・先生のゆとりのために」というテーマで考えています。 もう既存の範囲、やり方では行き詰ってます。 根っこから変えていかないと・・・そんなふうに思う今日この頃。 そんな中、現役の先生方とやりとりさせていただいていて、 「教育のDX化」の話題になりました。 2.3年前から文科省もDX化に力を入れて 私の住む県にもDX推進リーダー・アシスタントが配置されていました。 これだけデジタル社会の中、まだまだアナログ感満載な学校。 先生が手でやっている採点、評価、印

先生が叶えたい教育とは?

教育、今すごく変わってきています。 コーヒーショップもスーパーも 自分の好みで選べますが、 感覚や価値観に合うかどうかで、 学校も行く、行かないを選べるようになってきました。 いち保護者としては、それで救われた。 子どもに合うところで成長していってほしい。 安心したら、その次、 より良くなるといいなって願いが出てきました 私は元教員。 教員目線で学校を見てしまうのだけど、 そうすると、 本当にそれでいいのか? 今のままでいいのか? どうしても拭いきれないものが

#283 日本の先生たちはすごい!!!

2023.3.1. 左目はもうやられてしまった。 左目が言う。「俺を置いて先に行け!」 なので泣く泣く左目を置いて全力で逃げた。 でもきっともうすぐ右目も捕まってしまうだろう。 という脳内物語が展開されるほど…花粉〜〜〜!頭痛、くしゃみ、鼻水、目の痒み…しんどい! そんな、急に暖かくなり花粉飛び交う日本に、 学術休職でフィンランドに行っていたF先生が、10ヶ月ぶりに帰国! 以前学年を組んでいたときも、7月のフィンランド旅行でも、大変お世話になったF先生! 1時間分休暇