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これからの教育を考える。

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元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
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#子どもに教えられたこと

見た目じゃわからない。自分の心の中心にあるもの。

先日は、時間に追われ、やることに追われ、 ついに息子に言いたくないことを言ってしまった・・・ という記事を書きました。 仕事も精一杯やれることはやりたい。 自分の役割を果たして 社会に貢献する自分でありたい。 けど、我が子を大切にしたい。 その本当に大事にしたいことを大事にできる自分でもありたい。 その狭間で揺れ動くのって 自分らしさも、その子らしさも、みんならしさも大切にしたいからなんですよね。 こう書くと、我ながら、「なんて尊いんだ」なんて思ってしまった。笑 イラ

「豊かな人生」って?

今日夫とそんな話をしました。 教育の活動をしているけど、その原点は 私自身が生き方・働き方で行き詰まって 人生を考え直したことにあります。 安定した収入があり マイホームがあり 結婚して子どもがいて 時々旅行に行けて それが豊かな人生だと思って 築いてきたけれど それには 「多少なりとも自分を犠牲にして働く」 ってことが付いてきてしまって 私はかなり犠牲にしちゃうタイプで キャパオーバーもオーバーで ついに立ち行かなくなってしまった。 我慢、妥協、諦め、 自分に

子育てはオーガニック②

娘のお弁当に、 ほうれん草の醤油パスタ作ったんですけどね、 根が太い これはオーガニックの八百屋さんで買った。 この間スーパーで買ったのは もっとひょろっとしてたのを思い出した。 どんな土に植っているのか どんな環境なのか 生産者さんがどんなふうに関わるのか 想像ですけどね、 ほうれん草が我が家のまな板に来るまでを 無意識にイメージしていた。 そして、我が子は、教育は、と想いを馳せた。 植物の育ちと子どもの育ちをいつも関連づけてしまう。 以前もこんな記事を書い

「学校に行きたくない」いったい誰が悪いの?

今日は小3娘が学級閉鎖、 小1息子は何だか行きたくないってことで、 二人とも家にいます。 息子に休む理由を聞くと、 わかんないって言う。たいてい。 そこを何とか言わせてみても、 表面的な、というか、取り繕った言葉で返ってくる。 そりゃあそう。まだ6歳。 その言葉にもちろん真実も含まれてるけど、 どうしても、私の都合のいいように解釈することになってしまう。 でも、今日は、そんな話の流れではなかったけど、 ふと本音を漏らした瞬間があった。 聞かれたから答えたんじゃなく

学校はどっちに向かったらいいのか。

今夜、教育で繋がる会のイベントを開催します。 そこで、改めて私が願っていること、 叶えたいビジョンを話そうと思っていて、 それを整理するために、ここに書いていこうと思う。 今の学校を見ていると、 誰かが我慢を強いられている状況 いや、もしかしたら、 誰もが我慢を強いられている状況 そんなふうになっている気がする。 今朝もPTAの広報部の打ち合わせで 一緒に作業していた保護者の方ともそんな話になった。 みんな思ってるけど、声に出す人はいないんだよね、と。 なぜ

子育てはオーガニック

先日、家族で那須に遊びに行ってきました。 木々に囲まれて、空気も澄んでる、 空間もたっぷり余白がある。 猿にもたくさん遭遇しました。 普段はタブレットに夢中になりがちな子どもたち。 親として見ていて気持ち良くはない。 デジタルネイティブな感覚はわからないから 何が正解かもわからないし、 明らかにやって伸ばしてるものもあるし、 逆に視力は落ちてるし、 付き合い方難しいわぁといつも思うけど、 でも、 自然の中に放たれると それはそれで夢中になって遊ぶ。 岩と倒

後悔のある人生と、後悔のない人生。

娘が骨折した。 家の中を弟を追いかけ走って 右足の小指をどこかにぶつけたらしい。 (夢中でどこだったか何があったかわからないらしい) 近くの整形外科に行き、 場合によっては大きな病院かも…と言われたけど、 幸い、と言っていいのか、その場で、 「引っ張ってくっつけて固定」で 様子見しましょうとのこと。 これは「幸い」なのか? その処置の時は廊下で待っていたけど、 泣いていたと思ったら、突然声がしなくなり心配に… そして中に入ると娘げっそり… いつまで固定するのか聞い