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栗本和紀│日本酒作家
2016年3月31日 16:36
俺たち日本酒サークルが事務所として利用している、日本酒バーでは、30種類以上の日本酒が常備されている。「ところで、修三は、『純米酒系』しか飲まないの?」 あいかわらず馴れ馴れしい男前マスターの質問に、俺は口ごもった。質問の意味が分からなかったのだ。 そんなとき助け船を出してくれるのが、さすがに日本酒サークル代表のソニアだった。「日本酒は、水と、お米と、米こうじから、できていますよね」