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だから僕は銭湯に行く。

だから僕は銭湯に行く。

週に一回はサウナに行くようにしている。
「している」というか「行かないとやっていられない」に近いというか(笑)


銭湯に行く。
サウナ→水風呂→外気浴を楽しむ。いわゆる「ととのう」を求めて行く。
ととのうことで明日への活力が湧き、ネガティブな出来事があっても、
帰るときには自然と笑顔になっている。
だから僕は銭湯に行く。


銭湯に行く。
小学生の頃、父とよく二人で行っていた。
野球が大好きで、湯船に浸かりながら大好きな阪神タイガースや日本代表のオーダーを考えて、父と一緒に話しあっていた。
今でもその思い出を鮮明に覚えている。
たまに湯船につかっていると、当時のことを思い出す。
だから僕は銭湯に行く。


銭湯に行く。
銭湯に行ったあとのビールが格別においしい。
特に最初の1口目。ビールという液体がのどを通り体のなかにスポンジのように染み渡るあの感覚。
あぁ、、、うまい。プハ~~~ッッツ!!っとするあの時間がたまらない。
だから僕は銭湯に行く。


銭湯に行く。
銭湯に行くと、不思議とみんなの顔が明るい気がする。
サウナ室こそ険しい顔の人もいるが、外気浴を気持ちよさそうにしている人の顔をみると自然とほほえましくなる。
みんな疲れているんだな、みんな気持よくなっているんだな。
自分だけじゃないんだ。と思える。
だから僕は銭湯に行く。


銭湯に行く。
銭湯で一生懸命体を洗っているおじさんを見る。
なかには「そんなにゴシゴシしなくてもいいのに…(笑)」と思うくらいの人もいる。みんなで一緒に一日の体の汚れを落として、疲れを癒しているという光景を見ると哀愁じみたものを感じる。
だから僕は銭湯に行く。


銭湯に行く。
銭湯にはサウナ、湯船、水風呂、多くの魅力があるが、忘れていけないのが「番台の方」だ。
よく行く銭湯では、行くたびにいつもお話をさせてもらう。
いつもありがとうね。と言っていただけるが、
こちらこそ、「いつもありがとうございます!」
だから僕は銭湯に行く。


銭湯に行く。
現代人は何かと忙しい。コスパ・タイパに踊らされ、あれもこれもスピーディーに行わなければいけない。
そんな時代だからこそ、サウナの時間だけはなにも考えず、ただぼーっとしたい。そんな時間を意図的にとることができる。
銭湯に行くとその時間は自然とデジタルデトックスになる。
だから僕は銭湯に行く。


銭湯に行く。
銭湯に行った後はびっくりするくらい良く寝れる。
疲労を取り、適度に体にストレスをかけることで自然と副交感神経が優位になる。入眠までのスピードも段違いで、ぐっすり寝れる。
だから僕は銭湯に行く。


銭湯に行く。
旅先でもできるだけ銭湯に行くようにしている。
それはその街らしさが銭湯に投影されるからだ。
まず、おじさんの話している言葉(方言)が違うし、会話のなかから地域や街のことが知れる。
テレビがある銭湯では自分が住んでいる地域では流れない番組が流れることもあり、旅先に来ている実感が湧く。
だから僕が銭湯に行く。


銭湯に行く。
当然、銭湯では全員が裸だ。容姿も体型も人それぞれ。
地位や肩書もひとそれぞれ。普段働いたり、誰かと話したりするときはそれぞれの「立場」があって接している。
だが、銭湯ではそうしたものに意味をなさず、隣で体を洗っているおじさんがいったいどこの誰かがわからない。
もしかしたらすごくお偉いさんかもしれないし、地域の普通のおじさんかもしれない。
銭湯ではそんなことは関係ない。
そんなことを考えずにいられる唯一の場所だと思う。
裸では人間みな平等。
だから、僕は銭湯に行く。


他にも銭湯に行く理由はたくさん。
銭湯が僕の生活の一部になった。
銭湯に行くことが特別なことではなくなったから、
銭湯を僕の生活から切り離すことができない。

こんなことを考えていたら、銭湯に行きたくなった。
今日はどこに行こうかな。

保湿剤を忘れがちです。忘れずに入れてから銭湯に出かけてきます。


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