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はみがき戦争 〜5歳息子 vs パパ〜

タイトルで「あ〜、なるよね」と思われた方も多いのでは無いでしょうか?
はい。息子の『歯磨きイヤイヤ』との戦いです。
ただ、今回は私こと「パパ」が、いつもと違う戦法で挑みましたので、その結果を共有いたします。
結論を一言だけ・・・良かったです。


1.普段の戦い:親から理論で攻める

まず普段の戦いから書きます。
親:ほな、そろそろ歯磨きしてお風呂入ろかー
子:えー、歯磨き嫌や
親:嫌なんは分かるけど、歯磨きせな虫歯なるで
子:知っとるし!でも、嫌なんや。
親:ほなどないするん?
子:・・・・・
(少しの時が流れる。この間に親は歯磨きを終わらせる)
親:何やってんの!早くしよや!
子:嫌やーーー
親:そんなん言っても終わらんで!もう寝る時間や!
子:嫌やーー(泣)

まぁこんな感じのやり取りが多くて、
あとはタブレット端末のゲーム感覚で歯磨きできるアプリ(ハミガキ勇者、ポケモンなど)を提案して乗ってくるか、興味持ちそうな他のものを使うかです。
つい最近では砂時計使って「この砂落ちるまでに終わらせるから頑張ろう!」と言って乗ってくれました。ただ、砂時計がまさかの1分だったので余裕の時間オーバーで子供から「落ちとったけどな」と言われました笑
普通3分やろ、と思ったのですが、ボードゲームのウボンゴから拝借したのが間違いでした(と言っても他に持ってないのですが。。)

2.今回の戦い:ひたすら待つ

前段長くなりましたが、今回使った戦法をお伝えします。
今回の戦法は・・・・・「ひたすら何も言わず、仏のように待つ」です!
普段は、次の日が幼稚園とかで睡眠時間を確保したい、が重大ミッションとなりますが、今回は金曜日に加え、息子が体調不良(39度の熱が2日続いてる)で、日中寝てる時間もあって、いつもよりは睡眠時間への切迫感を薄くしても許されるだろうと。
体調不良の子に、そんな辛いことしなくても。というご意見もあるかもしれません。私もそう思います。実際、この戦法を取る直前は、息子にひたすら優しく「嫌やんなー。よく頑張っとるで」とかの言葉をかけながら「歯磨き頑張れそう?」と緩く誘導する戦法を取りました。これが全く効かなかった。ほんと全く。
そのときに色々と考えました。
息子は歯磨きをやらなければならない事はよく分かっているんです。でも、何故かやりたくないんです。本人に、やりたくない理由聞いても「口開けとくのがしんどい」とか「痛い」とか「怒られるのが嫌」とか、何かしらの理由を言います。息子自身もはっきり分からないけど「なんか嫌」なんでしょう。

はてさて、待ち戦法は上手くいくのでしょうか。結論書きましたけど笑
たぶん30分〜50分くらい待ったかなー。
その間、息子から聞こえてくる「嫌やなー、なんもしたくない」や「は〜〜〜(大きな溜め息)」。。。
いつもなら、何かしら声を掛けに近寄りますが、今日はひたすら無言で待ちました。その間、こちらが意識したことは、絶対に負の感情を見せないこと。子供は敏感なので、負の感情を見せると同調しちゃって、みるみる怒られてるモードに突入します。そうなると、いつもの押し問答が始まります。

3.待った末:息子に動きあり

途中に息子から「30秒でやってくれる!?」というお願いがあり「ええよ、頑張るわ!」と返すも、あと一歩が踏み出せない様子。相当、嫌なのか何かしら折れたくないのか。。。
それでもひたすら無言の仏モードで待ちました。息子には悪いですが、私、結構しつこいです笑
あと、私から妻に「今日はひたすら待つから何も言わんといてな」とお願いもしました。協力プレイです。

そこそこ時間経ったとき、息子の方から「ピッ、ピッ、ピッ・・・」という電子音が聞こえてきて「ん?なんかゲーム的なことしてるんかな?それやったらまだ長引きそうやな。。。」と思っていると、、、
『40秒やったら頑張るから、やって』と、40秒にセットしたキッチンタイマーを持ってやってきました。
・・・・よっしゃ!きたーーーーーーー!!!!!
『勿論ええよ!パパも頑張るから、一緒に頑張ろか!』

我慢の糸が切れそうになっても、ひたすら待った甲斐がありました。

4.レッツ歯磨き!!

肝心の歯磨きですが、
いざやろうとした直前に息子がタイマーを30秒に変更しましたが「ええよ!頑張って歯を綺麗にするからな!」と伝え、レッツ歯磨き!!
とまあ、30秒で終わることないのですが笑
それでも「やる気」になっている息子は強く、2回も20秒くらいの延長を自分からやってくれました!!ありがとう!息子よ!

そのあと「ママからシャワーも浴びって言われとんやけど。。。」と息子から嫌そうに伝えられましたが「どっちでもええよ、浴びたいんやったら浴びたらええし、嫌やったらやめてもええよ」と返答。
色々と「やる気」になっているのか、息子から「シャワーする」と言って渋々っぽい感じはありましたがスムーズに進みました!

5.今回の戦法を取った理由

今回、この戦法を取ったのには自分なりの考えが勿論あります。
それは息子に『自分の意思で決断して行動する』という姿勢を身につけて欲しかったからです。
日常は、親も子も色々な理由で何かと時間に追われてます。そのため、親の意思で子が動かされることが多いと思います。挙げ句の果てに怒られて・・・。
大人になって社会に出ると、
隣で指示してくれる人が常にいるわけ無いです。
大きな溜め息を吐いても助けてくれるとは限りません。
自分で選択し、決断して、楽しい人生を送ってもらいたい。。。
大袈裟かもしれませんが、今回の試みはこんな気持ちで臨みました。

結果としては、息子が『自分で』歯磨きをすることを決断できたので小さいけど大きな一歩になったと思います。

6.私が経験した各戦法の解釈

なんとなく、私の思う各戦法の見方を書いてみます。
<パターン1>
親:早くしなさいと指示する
子:イヤイヤと言いながら、最後は折れて歯磨きする
→勝敗
どちらも負け。
親はタスクを進めることが出来たが、結局時間過ぎるし子供を叱ったことの罪悪感と後悔で複雑な気持ち。
子は怒られるし、仕方なくやって悲しい気持ち。
<パターン2>
親:子供の関心のあるもので釣る(ゲーム、砂時計など)
子:気分が乗れば、快く歯磨きする
勝敗
→引き分け。
親は何かしら子供がやる気を起こすものを考えて提供する必要がある。それでもタスクはこなせたので「終わって良かった」と思う。
子は気分良くやれたので良かったと思う。
でも、何か無いと歯磨きが出来ない体質になってしまう、気がする。。。
<パターン3>
親:何も言わない
子:折れて自分から歯磨きする
勝敗
→どちらも勝ち
親は何も言わなかったので罪悪感などは無い。ただ時間は過ぎて、思っていたスケジュールからは外れたかもしれない。それでも、子供の成長という大きな満足感を得られる(はず)
子は怒られたりせずに達成感を得られる(はず)

と、私に都合の良い解釈をして締めくくりたいと思います!

思ったことをそのまま書いてしまったので、想定したより長い文章になってしまいました。
ここまで読んでいただいた方がおられましたら、ありがとうございます!
みなさんの育児に少しでも参考になることがもしあれば大変嬉しいです!
「もっと他にもこんな戦法もあるよ」とかアドバイスもいただけると大変嬉しいです!

みなさんが楽しく良い時間を過ごせますように!

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