サブカルインプレッション序

物事にはさまざまな文脈があり、また背景があります。

自分が好きだったり、興味関心を持ってきた本(特にこどもの文学・読み物、小説、マンガ)、テレビ(特にお笑い・バラエティーやドラマ)、映画などの中から、独断と偏見により選りすぐった作品やその作り手の数々などを、アートもエンタメもA級もB級もC級も度外視して、ときには自然や実体験などなどもすべてひっくるめて「サブカル」の一言で括って書くなどというのは、ある意味で暴挙といわざるをえません。これは他人のことをいっているのではなく、自分のことをいっているのです。

芸術とは、単なる一表現者の自己表現、天才による無から有の創造という解釈が、18世紀に生まれた近代ロマン主義者による夢想にすぎないということを放送大学(誰でもいつでも安価で学ぶことができる大学です)の人間と文化コースで学んだ自分が、主観的解釈とほぼ感性のみを足がかりに、おぼろげな記憶を手がかりにして、西暦も2023年の終わりかけにサブカルという雑な呼び方で創作表現全般(のごく一部)について何か新しいこと、面白いことをちまちまと書こうというのは、一見すると自己矛盾なおかつ無謀なことのようにも思われます。

そんな大層なことではありません。

メイン、サブを問わず、広い意味合いでの文化や芸術すべてが、歴史や社会などを含めたこの現実世界の模倣・再構築(ギリシャ語ではミーメーシス)だという視点も、自分は放送大学で学びました(誰でもいつでも安価で……以下略)

それを踏まえて、ひょっとしたら(ひょっとしなくても)間違っていたり、簡単な誤解や勘違いを含めることがあったりしたりすることを覚悟した上で、自分が正直に思ったり感じたりしたサブカルにまつわる色々なことをときにざっくりと、ときに細かくアウトプットする試み、それがサブカルインプレッションです(客観的評価や他の人のレビューなどは参考にします)
これは、もともとFacebookで書いていた(今でも書いたりしている)サブカルにまつわる投稿を、noteで不特定多数の皆さん(あるいはこうした話が好きな人)へ向けてもっと深く書いてみようというものです。

果たしてこれがただの自己満足以下で終わるのか、終わらないかは、神のみぞ知るというところではあります。それ以前に、素人のインディーズ作家のとりとめのない雑文が、取り上げる作家や作品のファンや研究者、クリエイターやアーティストその当事者や関係者から怒りを買わないようにも気をつけて発信したいと思います。逃げも隠れもしないもの、炎上は怖いです。

個人的にはプロテスタントの教会に通うクリスチャンではありますが、あからさまにこの批評まがいのコーナーを布教のためのプロパガンダのために悪用することはありませんが、無意識に書き綴る中から滲み出てくるものを大切にしたいと考えています。
そうした個人的な狙いについても、薄々ご理解いただければ幸いです。

どういう書き方で書いていこうか、今年3月あたりから考えあぐねていましたが、なかなか妙案が浮かばないため、こんな感じになりました。

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