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相手の話に深く耳を傾ける「傾聴」医療の現場から、ビジネスシーン、日常の会話まで幅広く活用

今日はコミュニケ―ションにおいて、相手の話したいことに深く耳を傾け、共感的な態度で理解しながら聴くことである「傾聴」について取り上げてみようと思います。

カウンセリングなど臨床心理学における傾聴は、聴き手が相手の心情を理解しながら、批判や評価をせずにありのままを受け入れ、じっくり聴くように努めることにより、話し手は受け入れてもらった、わかってもらえたと感じることができ、心のケアにつながると考えられています。

近年では、傾聴は心理療法やカウンセリングの基本的な聴き方であるだけでなく、心理学の専門家ではない人々の間でも、その必要性が重視されるようになりました。

例えば医療の現場では単に看護師が患者の身体的なケアをするだけでなく、病気になったこと、大きなけがをしたことをに対する患者の想いを傾聴し受け止めて、患者が治療に向かう心を支えることなどがあります。

また、傾聴はビジネスにも応用されます。傾聴を行うことで聴き手が特別なアドバイスを行わなくても、話し相手が自らの心情や意見を整理でき、質の高いコミュニケーションがとれます。

傾聴はただ聴けばよいというわけではありません。適度に相づちを打ったり質問をして考えを整理できるように働きかけたり、反対意見で話を遮らないといったことを心がけながら、深く耳を傾けることが大切です。

私の場合は、コミュニケーションが苦手で、あまり自分から話をする方ではありませんでした。

しかし、この傾聴を使って、適度な相づちを打ったり、質問したりしながら、相手の話に耳を傾けることによって、自分があまり話せなくても、良い聞き役となることで、人とのコミュニケーションが苦ではなくなりました。

臨床心理の場から、ビジネスでの質の高いコミュニケーション、そして人との会話がちょっと苦手という人まで「傾聴」はとても役に立つと思います。ぜひ試してみることをおすすめします。

参考:教養としての心理学 101


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