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「納得感」について改めて考えをまとめてみた

あけましておめでとうございます。

今回は、新年という事もあるので、この1年をすっきりとした気持ちで過ごせるようにと、年始の全社会議でもプレゼンした「納得感」というものについて改めてnoteにもまとめてみようと思います。

なぜこのテーマを?という背景ですが、直近の組織人員数が100名に届く規模になったこと、さらにこの1年でも大量増員を計画していることから、より従業員一人ひとりが自立心、主体的目的意識を持つ必要があると考え、そのメッセージも込めてプレゼンしました。


問1.

図5

余談ですが、リモートでの全社会議なので従業員の顔はおろか、反応すらも分からない中で、一人、家の四畳半の仕事部屋で、新年の朝一からいきなりこの問いかけを100人に向けて発したのは、勇気がいりました。

さて、この記事をご覧になっている皆さんはいかがでしょうか。

続けてもう一つ。


問2.

図4

日々納得感を意識しながら働いている人ってどのくらいいるのでしょうね。そもそも日々意識する必要があるのか、と言われるとそんなこともないように思います・・・が、改めて問われてみるとどうでしょうか。


図1

以上の四象限に当てはめてみると、どこのゾーンにプロットされましたか?

言うまでもなく、やりたいことができていて、かつ納得感も高いAゾーンにプロットされている状態が好ましいですよね。(自分で分類作っておいてなんですけど、やりたいことができているのに納得感が低いCゾーンってどういう状態なんだろうってふと思った)

ただ、社会に出て、様々な人生経験をされてきた皆さんなら分かると思いますが、会社、組織に所属している以上は自分がやりたいと思うことばかりが常にできるわけではないですよね。言い換えれば、時にはやりたくないこともやらざるを得ない状況ってよくありますよね。

だからこそ、やりたいことなのか、やりたくないことなのかという軸よりも、今やっていることに納得感はあるのか、ということが大事だと考えています。

では、納得感ってどうやって醸成するのでしょうか。

結論から言うと、そこに「WHY」があるかどうかって事なんだと思います。

※見たことがある人も多いと思いますが、サイモン・シネックのゴールデンサークルに関する動画内で簡潔に説明されています

では、あなたにとって、働くうえでの「WHY」とは何でしょうか。

これも、改めて問われると意外に難しいですよね。これです!みたいに、常にぶれない「WHY」を心に秘めていて、それをスパッと答えられる人はめちゃくちゃ格好良いと思う。

図6

いずれにしても、しっかりと自己対峙をして、「WHY」を明確にしておくことで、仮に自分にとってはやりたくない仕事であっても、納得感はある、という状態(さきほどの四象限のBゾーン)には持っていけるのかな、と思います。

「私は、本当は●●に関する仕事はしたくない。▲▲に関する仕事をしていたい。でも、なぜこの仕事をしているのかというと、このチーム、この仲間と何かを成し遂げたいからである。●●に関する仕事を私がコミットすることで、それが叶うのであれば私は進んで●●に関する仕事を全うする(Bゾーン)」

という状態と、

「私は、本当は●●に関する仕事はしたくない。▲▲に関する仕事をしていたい。でも、会社からの命令なので●●をするしかないので仕方なくやる(Cゾーン)」

という状態では雲泥の差がありますよね。

さらに、「WHY」を理解すると、自分自身だけでなく、他の人や出来事に対する意味合いも変わってくると思います。

どういう事かというと、例えばスポーツを見ている時を想像してみてほしいのですが、大半の人は実況は聞き流しながら試合に集中していると思います。今実況してくれている人はどういう想いを持って、なぜ実況をしているのか、なんてほとんどの人が意識しないし、考えもしないのではないでしょうか。

これは、最近見るようになったMリーグという麻雀のプロリーグで実況をやっている人に関する動画なのですが、彼は「1人でも多くの麻雀ファンを作るため」に毎試合、誰よもアツく実況に臨んでくれています。(どうでもいいですが、なんで麻雀?と思った方の為に補足しておくと、僕は学生時代、本気でプロ目指したいって思うくらい毎日麻雀打ってました笑)

この想いを知らない人が彼の実況を聞くと、「うるさい」とか「騒がしい」というレビューになるのですが、こうした背景にある想いや情熱を知ると、受ける印象は変わってきますよね。

つまり、何が言いたいのかというと、自分自身にとっての「WHY」を明確にしたら、是非それを周囲の同僚やレポートラインとなる上司にも共有をしてみてほしいのです。

そうすることで、自分自身の感じる世界が変わるだけではなく、それと同時に他人が感じる世界も変えることができるのかな、と思います。その人の行動の裏側にある感情を知ると、入ってくる情報に色が付きますよね。僕は、結構これが重要なのではないか、と考えています。

新年早々、緊急事態宣言にもなり、何かと生き苦しい状況が続きますが、この記事を通して、時代や情勢に左右されずに、この1年も自分らしく納得感を持ち過ごせる人が1人でも増えればと思います!

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