魔法が起きる場所 ① (北斗七星物語)
先日 、旦那さまに「おじょもが出るぞ!」と脅かされながら、一人でネオワイズ彗星を探しに行ってきました。
その日は夕方になっても曇天だったのですが、時折 雲と雲の切れ間にお星さまが顔を覗かせていたので、ネオワイズ彗星を見たくてたまらなかった私は迷わず車に飛び乗って出かけたのでした。
2年ほど前、家の斜め前にコンビニが出来たり、深夜もずっとお店の電気が消えない美容院が出来たりで、我が家からはお星さまがあまり見えなくなってしまいました。でも車を10分ほど走らせると田んぼが多く比較的暗い場所がありますので、とにかく暗い場所を探して車を走らせました。
思い起こせば、初めて天体観測をしたのは中学時代でした。望遠鏡で星を観たときその美しさに舞い上がるほど感動しました。それからは星空の虜になってしまい、時間があれば天体観察をしたり流星観察をしていました。
中でも一番ツボったのは8月13日前後に極大を迎えるペルセウス流星群✨多い時には1時間に60個もの流れ星が観られる三大流星群の1つです。しか―も流れ星が大きくゆっくり飛ぶので願い事を3回言えちゃいます!笑
この流れ星の動きを止めた状態で見え続けるのが彗星です。止まっているのに、ずーーーっと流れているような姿を見せてくれます。これか神秘的以外の何だというのでしょう。観るしかな―い!!笑
今回ネオワイズ彗星の存在を知ってからというもの、毎日お空の状態を気にして何度も何度も窓から空を覗いていました。しかしながら私の気持ちを知ることもなく雨天は続き(梅雨ですもんね)早朝も黄昏時も夜もお星さまに巡りあうことはありませんでした💦
週間天気予報はいつも曇り時々雨☔。でもね、私が車を走らせた日は時々分厚い雲が切れて星が見えていたのです。私にはほんの一縷(いちる)の望みに懸けるしかありませんでした。なぜならばその日を境にネオワイズ彗星は段々遠ざかっていくので、見え方が薄くぼやけてしまうのです😢しかーも、日増しにお月さまが大きくなるので観察する条件は悪くなるばかり。。。
今日しかない!という気持ちで車を走らせ暗い場所を探していたら、道が行き止まりになっていて暗闇の中、20mほどの距離をバックで引き返すという涙のアクシデントに見舞われながらもなんとか星空を観ることの出来る場所にたどり着きました。
時間的には彗星が観えるギリギリの時間です。北斗七星の下の方を双眼鏡でくまなく探します。私、双眼鏡の力を見くびっていましたね。双眼鏡は最強でした。肉眼ではポツンポツンとしか見えなかった星が、双眼鏡を覗くと驚くほどいっぱい観えます。ひゃ~~~!!と暗闇で一人変な声を上げながら感動していました。双眼鏡の集光率って凄い!!
でもね 残念な事にどこを探してもネオワイズ彗星は見当たりませんでした😢 彗星は見つけられなかったのですが、双眼鏡の中に沢山の星が煌めいているのを観ることが出来ただけでも私的には大満足💝学生の時に天体望遠鏡を覗いていた頃にタイムスリップしたみたいでワクワクしていました。
煌めく星を堪能して満たされた私は、そろそろ帰ろうかな~と思いながらも双眼鏡で飽きることのない星空を観続けていた時、ふと何かがツツツーと動いたのを見逃しませんでした。「ん?今の何??」と思って動いたものを追うように双眼鏡で後追いをすると、星と全く同じ色&大きさのものが規則正しいスピードで動いているのを見つけました。あぁ、これは宇宙ステーションか人工衛星だ。。。と理解します。あぁ~、なんだか楽しい♪ こんな風に自然界にないものが現れてくれると思わず嬉しくて笑顔になります。
今では未確認飛行物体のような何かが動いていても、動きの軌道から正体をほぼ見極められるようになったのですが、時には意味不明のものが存在することも事実です。今日はそんな話を書きますね。
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それは真夏の夜の出来事でした。
お休みの日、遠出していて帰宅が遅くなりました。我が家は家庭菜園をしていましたので、水やりをしないとナスやキュウリが枯れてしまいます。夜10時半を回った頃だったでしょうか、外に水やりに出ました。
水をやりながら夜空を見上げると空にはたくさんの星が出ていました。
うっとりと星を観ていたのですが、「んん? 何かおかしい!!」と我に返りました。今まで数えきれないほど星空を観てきた私ですので、この違和感を逃すわけがありません。「私を騙そうと思っても無駄よ!絶対に何か変!!」ナンテコトを思いながら視線の先にある北斗七星をしっかりと捉えて、自分が何に対して違和感を感じているのかを見極めようとしました。
一瞬で北斗七星の1つ1つの星の位置や色や間隔を確認し、やっぱり変だと思って星を数えてみたら、北斗七星の星が8個ある!7星のハズなのに8星!!なんと、ひしゃくの柄の部分が何度数え直してみても1個多いのです。
「ほら!やっぱり変じゃん!!」と星を睨みつけていたら、ひしゃくの最後の1個がだんだん光を増していきマイナス3等星以上になったと思ったら、ピューンと私から遠ざかるように私と反対方向に逃げていったのです。「逃げるなーー!!」と声なき声で叫びながら、私は水やりホースを捨てて星の逃げ行く方向を見定めました。星が向かった山は自分の頭頂から計測して40度。方向は北極星の近くで北方向。
なんとなく自分の中で、UFOは瞬間移動しちゃうものだと思っていました。ホラ、都合が悪くなったら「ふっ!」と消えてしまう、そんなイメージ。
その日の未確認飛行物体は思った以上に長い時間(そう感じただけだったのかもしれませんが)空を飛んでいました。星のようなそれは次第に光度を下げて薄くなっていき最終的には見えなくなりました。
私は水やりホースを投げ捨ててからは、ずっと家族を呼び叫んでいました。誰か来てーーー!!UFOだよーーー!!誰かいないのーーー!!!カメラ―――――!!!
翌日、地図を広げてUFOが逃げた(?)方向を探ってみました。
自分の家と、UFOが消えていった山の方向を線で結び、その延長線上にある「何か」を探しました。実は当時の私、何かに導かれるような形でいろいろな神社仏閣に参詣していたので、おのずと探し出そうとすのは神社仏閣。笑
もちろん地図は平面なので地球が丸いことを考慮すれば全然正確ではないということは百も承知だったのですが、地図に線を引き調べました。そしたらね、あったんです。その線上にピッタリはまった神社が!!
その神社の名前は「妙見宮」
北斗七星(別説には北極星)を神格化した妙見菩薩を祀っているとのこと。
おおおおお、ビンゴ!!
もしかすると、UFOは逃げたワケではなく私を妙見宮に導いてくれたのかもしれませんね。。。(笑) というか、私を導いてくれたらしい謎の飛行物体は、はたして本当にUFOだったのか?というのも考えなくてはならないですよね。
あれは宇宙ステーションや人工衛星では断じてなかったのですが、きっとUFOでもなかったのでしょう。
不思議なことは起こります。降って湧いたように起こります。
だってこの世界は Where the majic happens(魔法の起きる場所)ですもの。いつか貴方にも分かるハズ。
今この瞬間は奇跡で出来ています。
何か考え事をしていたら、気がついた時には薫り高いコーヒーも、美味しいケーキもすでにお腹の中に納まってしまっていた!ナンテコトにならないように、この瞬間、瞬間を味わって生きていくことが出来るようになれば、この世界はいつだって柔らかい現実を見せてくれるのだと思います。
Where the majic happens!!
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