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純ジャパのための英検1級 二次(面接)対策

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はじめに

 2023年第2回の英検1級に合格したので、二次試験(面接)の対策をシェアします。
 本記事は有料とさせていただきました。藁にもすがる思いで情報収集したのですが、いまいち曖昧な対策(ニュースを読め、普段から要約しろ、等)しか書いていない印象を受けていました。余裕で、とはいかないまでも、純ジャパでもなんとか戦えるよう、具体的に解説していきたいと思います。


私のスピーキング経験
 受験英語ほぼ一筋で育ったので、2023年4月に英検準1級の対策としてオンライン英会話を始めるまで、経験は一切ありませんでした。現在も週2回ほどレッスンを受講していますが、「面接対策にオンライン英会話は必須ではない」かなと考えています。


こんな方に向けて書きました

・今までスピーキングをしてこなかった方 (特に純ジャパ / 受験英語勢)
・もうシンプルに「どうしよう……」ってなってる方
・二次試験に向けた具体的な対策を知りたい方


英検1級 二次試験とは?

 日本人とネイティブ1人ずつを相手にした対面での面接試験で、時間は10分程度です。二次試験の合格率は60%ほど、一次・二次合わせた全体としての合格率は10%前後のようです。流れは以下の通り。

Small talk(世間話) 1-2分
「どこから来たの?」「職業は?」「趣味は?」など

お題選び+準備 1分
机に伏せられたカードを裏返す。様々なジャンルのお題が5つ書いてあり、1つ選んで必死に内容を考える。

ショートスピーチ 2分
頑張る!

質疑応答 約5分
様々な角度から質問される。数はまちまちで、自分のときは4つでした。


いま途方に暮れている方へ

 お題は「死刑制度は廃止すべきか?」「原発の数は増やすべきか?」など、日本語でも回答が難しいものばかりです。こんなの準備なしに英語で答えられたら、それもうネイティブですよね。
 しかし、英検は日本人による日本人のための試験です。これ、裏返せば「どうせネイティブみたいに答えるのは無理だろ?だったらしっかり暗記して対策して来いよ!」っていう英検協会からの熱いメッセージだと思うんですよね。笑 つまり、この試験は引き出しを作ってそこから組み立てる日本人的な対策で十分合格できる、ってことです。


 「意外といけるかな?」となったところで、各論に触れていきましょう。


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