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英検1級のリーディングで8割をとった方法




はじめに

 2023年度第2回の英検1級の一次試験に合格したので、自分が行ったリーディング対策をシェアします!超リーディング偏重の勉強をしてきた僕を含む純ジャパ&受験英語勢はここでしっかり得点しないと合格できません……。ご参考になれば幸いです。

ReadingのCSEスコアは698/850でした


リーディング力を高める基礎練

シャドーイング

 「読解力の強化になんでシャドーイング?」と思った方にこそ、シャドーイングをお勧めしたいです。以下の記事を書きました。


VOA (Voice of America, ニュースサイト)

 このサイトは最高です!英検1級学習者にちょうどいいレベル感の単語、構文で記事が書いてあり、通勤中に毎日30分ほど読んでいました。難しく感じるときは、日本語のニュースサイトで内容を予習してから読むといいと思います。


Part1 語句問題 (25問)

結論:マジで運

 そうとしか言えません。笑 英検受験者のバイブルこと出る順パス単の5訂版を使っていたのですが、これ1冊にオールインするのは危険です。体感ですが、収録語が正解になっているのは3-4割で、残りの問題では選択肢を1-2個消せるだけです。


 僕は追加として、演習中に出会う新規単語をWordHolicに登録して700語ほど覚え、さらにでた単1級のアプリを使っていました。でた単はあまりに収録語数が多いので、stage1のみ周回しました (ここだけでも1000語くらい?あります)。


 このパートはマジで運なので、「だいたい何割取れる」という計算や、得点源にするのは難しいです。単語沼にハマりすぎないように注意してください。どこかで割り切って、長文問題の対策をしていった方が総得点は伸びるかもしれません。


長文問題 総論

 Part2は400語程度の文章2つの空所補充問題、Part3は500-800語程度の文章3つの内容一致問題です。筆記100分のうち、ライティングに25分、リスニングの先読みに10分取りたいので、Part1に10分、Part2-3に55分ほど使うのが理想です。

 教材は有名な完全制覇シリーズを使っていたのですが、あまりに難しすぎて、正直勉強になりませんでした。素直に過去問をやることをお勧めします。


結論:書き込みと文構造の把握が大事

 過去問を1か月前から始めたのですが、実は試験2週間前まで合格点に達していませんでした。色々試したのですが、基本に戻って書き込み (地図作り) と文構造の把握を徹底して行うことで点数が上がっていきました。


・書き込み
 メルカリで売るために控えていたのですが、文章が長すぎて内容の記憶が難しく、書き込みは必須だと感じました。固有名詞や however などの場面転換のサインに印をつけたり、矢印を書いたり、「自分の地図を作ってやる!」という鋼の意志で向かっていくと道筋が見えます!


・文構造の把握
 1級の文章はとにかく長くて構造が見抜きにくく、なんかこう、英検の底意地の悪さを感じます。笑 下記は選択肢の抜粋ですが、これが1問あたり4つあります。最後の方は朦朧としながら解いていました。

①The negative effects arising from disasters related to climate change would likely have little effect on humanity in the long term.

②The fact that it does more to promote science than independent governments to means its member states are leading the way in technological innovations.

2023年度第2回 英検1級 一次試験より

 このような文章をすっと読み飛ばすと路頭に迷ってしまうので、頭の中でシンプルに分解する作業を徹底して練習しました。①をシンプルにすると以下のようになります。

[The negative effects]
        arising from disasters
               related to climate change
[would likely have] 
[little effect]
   on humanity in the long term.


Part2 長文空所補充問題 (6問)

目線の動き
タイトル → 本文を読み、固有名詞や接続詞に印 → 空所に当たった時点で回答

 1文章につき3問 (だいたい1段落1つ) あるイメージです。ヒントの部位が比較的わかりやすく、空所周辺を読めば解けることが多いです。タイトルはだいたい知らない固有名詞ですが、これを最初に強く意識付けするとスムーズです。脳内に絨毯のように敷いて、その上に情報を載せていくように読む、みたいな。


Part3 長文内容一致問題 (10問)

目線の動き
タイトル → 設問を見て固有名詞を記憶 (選択肢は読まない) → 本文 → 固有名詞や接続詞に印 → 設問で見たワードが出てきた時点で回答を試みる → ダメなら先に進む

 こちらは回答の根拠となる部分を明確に特定できないことも多いので、基本的には全部読んでから解く意識を持ちつつ、設問で指定がある場合 (In second paragragh, など)や記憶した固有名詞が出てきた場合は、その時点で解けないか頑張ってみます。文章がながーーいので、特に書き込みが重要です。

 次のリスニングのこともあるし集中力が切れそうですが、なんとか耐えて、常に文構造を冷静に把握しながら進みましょう。そうしないと本当に深い深ーい森の中に迷い込んでしまいます。


まとめ 

 当初は頭がクラクラした長文も、諦めなければ不思議と読めるようになります。英語はただの言葉なので、続ければ必ず上達します!ファイト!


【今後も勉強の進捗にあわせて記事を書いていく予定です。ご覧いただけたら嬉しいです!】

つづく

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