【英語】シャドーイングって結局効くの？
※ちょっと長くなるので、暇なときに読んでください！
前回記事はこちら↓
はじめに
僕はシャドーイングを1回1時間で週2-3回、半年くらい続けています。「英語の悩みを解決する魔法アイテムなのは知ってるけど、なんか曖昧で……」と感じている方、いませんか？今回は、練習を通して獲得できたスキルについて書きたいと思います。
※個人の感想です。効果には個人差があります！
まず簡潔に
シャドーイングとは？
輪唱の英語版で、お手本から1-2語遅れて音読します。目指すのは、スピード、抑揚、音程などを完コピすることです。
で、結局効くの？
英語4技能のうちライティング以外の全てに効くと思います。詳しくは以下に。
注意点は？
すぐには効果が出ません。改善を実感し始めたのは、1日1時間やって2~3週間後くらい。挫折との戦いです。
効果① (リスニング編)
リテンション (記憶) 力アップ
「今日はちゃんと聴けてる！勝った……」とほっとしたのも束の間、「結局なんて言ってたんだっけ？」という経験ありませんか？これが本当に悩みでした。笑
何を隠そう私たち英語初学者はアヒル……1語聴いたら前の1語をすぐ忘れるのです。練習では1-2語遅れて音読するため、その間は単語を記憶しておく必要があります。ほんの少しの違いに見えますが、続けていくと明らかに「前の単語が長く残る感覚」が身に付きました。これが一番実感した効果です！
音声認識力アップ
英語は音が連なって発話されます。以前は「in front of」などの塊が特に苦手でしたが、練習によりこのまま認識する力が付きました。リスニングで「単語しか聴き取れず、そこからなんとか全体を推測している」方にはオススメです。
練習を始める前に、軽くでいいので発音を勉強しておくと更に効果的です。僕はこれを使いました。
瞬間理解力アップ
「This is an apple.」なら聴いた瞬間に理解できますが、修飾語や関係代名詞を足して複雑にしていくと、どこかで分からなくなるはずです。この「聴いた瞬間に分かる」範囲を広げるのがシャドーイングです。文章を完全に理解した後に状況をイメージしながら何度も音読するので、徐々に瞬間理解力が上がっていく感覚があります。
効果② (スピーキング編)
「英語を話す」ことに抵抗がなくなる
英語を話すのが怖い、これは純ジャパかつ受験英語オンリー勢に特有の悩みではないでしょうか。僕は中高生のとき「発音がいい = 恥ずかしい」と感じるタイプでした。あれは一体なんだったんでしょう？
始めたてのときは妻に聴かれるのが嫌で別室で練習していましたが、気付いたら堂々と「この発音うまくね！？」と披露できるようになりました。笑
喉発音が身に付く ※個人の感想です！
始めてすぐに「口が回らず音声に付いていけない」かつ「顎の下の筋肉痛」に悩まされました。試行錯誤するうち、「のど = 風 (音声)を出すだけ、舌 = その風向きを変えるだけ」のように役割分担する感覚を持つと舌が楽になり、口が回りだしました。こうすると、自然と声が低くなります。
多分ですが、これが喉発音なのでしょうか？はるか昔に本を買ってみたものの、感覚が分からず挫折したことが思い出されます。
発音、抑揚、重心が良くなる
シャドーイングでは自分の音声を録音して、お手本と比較しながら修正していきます。練習が進むと、初見の文章でもそれなりに上手く発音できます。単語が違っても、それ以外の言い回しなどは被っていることも多いためです。オンライン英会話の先生にたまーに褒められることもあります！
また、英語はなんとなく単語の後ろに重心を置くと上手く発話できる気がします。超感覚的ですが、「スキーやスノボで、お尻のほうに体重をかけると加速していく」のに似ています。
効果③ (リーディング編)
これも、速くなる
リーディングのとき、頭の中で音読している方はいませんか？実は僕もです……。練習では文章をナチュラルスピードで読むので、例えば「at all times」や「various types of」などの塊は一瞬で理解できるようになります。その結果、必然的に (脳内でも) 音読速度が速くなります。
ただ、そもそも脳内で音読するのはあまり良くないようなので、若干パワープレイかもしれません。笑
注意点
挫折する危険
こんな魔法のシャドーイングですが、シンプルに辛いうえに、なかなか効果が出ません。僕の場合、改善を実感し始めたのは15-20時間経ってからでした。よくネット上に「10分程度でも毎日続けよう！」とありますが、その場合は相当長い「効果の出ない期間」を過ごす必要がある思います。
効果には個人差があります
並行してTOEICや英検の勉強もしていたため、上記はシャドーイングのみによる効果ではない可能性があります。関連が深いと思われるものを抜粋しましたが、個人差があることをご了承ください。
【今後も勉強の進捗にあわせて記事を書いていく予定です。ご覧いただけたら嬉しいです！】
つづく
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